世界最大の化粧品会社であるロレアルグループは、アメリカ・ネバダ州ラスベガスで開催された(2026年1月6日~1月9日)世界最大級のテクノロジー見本市「CES 2026」において、光の力をヘアケアとスキンケアに応用した「ライトストレート+マルチスタイラー」と「LEDフェイスマスク」を発表。いずれもCES 2026イノベーションアワードを受賞した。
ライトストレート+マルチスタイラー:髪の健康を大切にしながら低温で優れたスタイリング性能を実現

ヘアアイロンは1世紀以上もの間、髪のスタイリングに欠かせない道具として使われてきた。
しかし、一般的なヘアアイロンの熱いプレートは、204度以上という非常に高い温度に達することがあるという。この高温は、髪の主な成分であるタンパク質「ケラチン」が構造を変化させ、傷つき始める温度を大きく超えている。
その結果、髪の表面を覆う「キューティクル」が弱くなり、髪が切れやすくなったり、本来の輝きが失われたりといったダメージにつながってしまう。
これに対してロレアル リサーチ&イノベーションが開発した「ライトストレート+マルチスタイラー」は、髪の健康を大切にしながら、低温で優れたスタイリングを可能にする製品だ。
この製品は、特許を取得した赤外線技術を搭載しており、低い温度でもしっかりとスタイリングできることが大きな特徴となる。
■スタイリングにかかる時間を3分の1に短縮し、仕上がりも2倍なめらかに
「ライトストレート+マルチスタイラー」に採用されているガラスプレートは、最高でも160度までしか温度が上がらないように設計されているが、従来の一般的なヘアアイロンと比較して、非常に低い温度設定でありながら、効果的に髪をストレートにしてくれる。
実際、同社が行なった機器テストの結果では、この「ライトストレート+マルチスタイラー」は、市場で販売されている主要な高級ヘアアイロンと比べ、スタイリングにかかる時間を3分の1に短縮し、仕上がりも2倍なめらかになることが確認されている。
この手持ち型のデバイスは、髪の内部に深く届く「近赤外線」という特殊な光を使用している。この光が、髪の形や質感を作っている「水素結合」という髪の分子構造に直接働きかけ、再構築し整えていく。
その結果、髪を熱から守りながら、髪本来のキューティクルを傷つけることなく、なめらかでツヤのある、そして強く保てる、理想のスタイリングを実現する。
「ライトストレート+マルチスタイラー」は、そんな最先端の科学技術と工学が詰まったデバイスなのだ。
「ライトストレート+マルチスタイラー」の研究開発は2027年末までに完了する予定。発売日や価格を含む詳細情報は、loreal.comにて順次公開予定。
■「ライトストレート+マルチスタイラー」の主な特徴
<特許取得済みの赤外線技術&ライトモジュール>
デバイス独自の設計により、非常に滑らかなスタイリングと、一貫したパフォーマンスのための耐久性を実現。
<マルチスタイリングの多様性>
ストレートやスムージングに加えて、「ライトストレート+マルチスタイラー」は髪を正確かつていねいにカールさせることも可能。真に多用途なスタイリングソリューションを提供する。
<パーソナライズされた結果>
独自のアルゴリズムと機械学習を内蔵したスマートな内部センサーを搭載しており、ユーザーの動作に適応し、個々の体験を最大限に引き出す。
■「ライトストレート+マルチスタイラー」の機能と使用シーンを動画でチェック
LEDフェイスマスク:エイジングの兆候に対する特別なスキンケア

現在プロトタイプ段階にあるこの「LEDフェイスマスク」は、非常に薄く、柔軟なシリコン製で、顔に直接光を届けるように設計されている。このデバイスは、LEDデバイスのイノベーションで世界をリードするiSmart社との共同開発によって誕生した。
ロレアルは、このマスクが、ターゲットを絞った赤色光と近赤外線で小じわや肌のたるみ、そして不均一な肌トーンといった、目に見えるエイジングの兆候に対して効果を発揮すると期待を寄せている。
軽量で柔軟、そして非侵襲的なデザインは、毎日のスキンケアルーティンにシームレスに組み込むことができるほか、各セッションは10分間で、自動的にタイマー設定されるため、ケアが手軽で続けやすいという特徴も持つ。
このマスクの有効性の鍵は、その高度な透明なサポートにあり、肌に安全なマイクロ回路が統合されており、2つの特定の波長の光である、赤色光(630nm)と近赤外線(830nm)が使用され、それぞれ肌のハリと滑らかさを高め、肌トーンを均一にする働きを持つ。
この「LEDフェイスマスク」は2027年に発売が予定されている。価格を含む追加情報の詳細はloreal.comにて公開される。
関連情報
https://www.loreal.com/ja-jp/japan/
構成/清水眞希







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