閉鎖空間から知恵を絞って抜け出す「リアル脱出ゲーム」が人気だが、冬の夜長はおうちで脱出ゲームはいかがだろうか?
といっても、自宅からあなたが脱出するのではなく、箱から何かを脱出させるパズルのお話。その名は「INSCAPE Puzzle Box」という。
現在までに8製品が販売されているドイツ生まれのこのパズル、両手のひらで扱うサイズ感の立方体で、細かい意匠やペインティングが全面に施されている。
筆者が入手したのはその最新作で「アトランティスの迷宮(ATLANTIS LABYRINTH)」と呼ぶ。

いきなりノーヒントでスタート
説明書は箱に同封されているが、ドイツ語/英語で書かれている内容は、「Deep within the sea an ancient lost city…」で始まる、パズルを盛り立てるストーリーがメイン。
「何を、どうする?」の肝心の部分はあっさり。手がかりを探ったり組み合わせたりして、つながりを解き明かし、パズルを解けという内容になっている。最終的には、ロックされている引き出しを開錠し、中のモノを獲得するのがゴールのようだ。

二次元バーコードもあるが、これは解いたパズルを元の状態にリセットする方法を説いたウェブページにリンクされている。なので、解くまでは見てはいけない。
YouTubeには、ユーザーのネタバラシ動画もあるのだろうが、ここはノーヒントで頑張るのが正道だ。1万円以上もするのだし。
かすかなヒントを手掛かりに
「正道だ」と粋がってみたものの、最初は何をしていいのかわからない(汗)。
上面が、馴染み深い玉転がしパズルになっているが、そこには玉はない。でも、これがかすかなヒントになる。つまり、どこかの時点で、そこに玉を送り込むのである。
ならばその玉はどこに……? 各面を見ると、玉転がしパズルの反対面に穴があって、そこからプラ製の何かが突き出ている。
これを取り出したら、その中に玉が入っているのではという推測のもと、取り出そうと試みる。

これはなんの苦もなく取り出せたが、あいにくと玉は入っていなかった。気持ちを新たに、あちこち見ると細い隙間の合間に玉を発見。

「ここがスタートなのでは?」という希望的観測のもと、玉を左から右へと動かす試みをする。
この場合、障壁になるのが隙間から飛び出ている3つの木片だ。これらが、ボックス内部の通路をがっちりロックしている。
つまり、木片をどうにか取り除くのが第一の関門というわけ。直接押したり引っ張ってもダメと判明したところで、他の面をあれこれ触ってみる。
「何が木片をロックしているのか?」という視点で、あれこれ考え、試行した末、右側面のダイヤルを開錠し、細長い棒を抜いたところ……ロックが解かれた! 第一関門通過である。

絶妙な難しさ加減にハマる
その後も、試行錯誤と紆余曲折があったが、最終的にはクリアできた。そのプロセスはネタバレになるので割愛するが、1つの関門を乗り越えるごとに得られる、ささやかな達成感が爽快で正直ハマる。
あとで気づいたが、「アトランティスの迷宮」の難易度は5段階の4段階目。解けるまでの時間は90~150分だそう。
手こずりはするが、途中で放り出したくなるほどでなく、絶妙な難しさ加減が個人的に好評価につながったポイントだ。1人で取り組むもよし、家族や仲間と一緒になって取り組むのもよし。
解いたら元通りにして、インテリアとして飾っておくのもよし。スマホの画面とにらめっこする日々に倦んだすべての人におすすめしたい知的玩具だ。
なお、このパズルは、クラウドファンディング型EC事業を展開するきびだんご(株)の公式ストア(kibidango Store)にて予約受付中。価格は13,700円で、同時発売の「宇宙の遺跡」(12,700円)ともども、5~6月頃に発送の予定となっている。
・INSCAPE BOX公式サイト:https://inscape-box.com/ja
・国内販売サイト(kibidango Store):https://store.kibidango.com/products/inscapepuzzlebox4
・(どうしても解けない方向けに)解法ページ:https://inscape-box.com/ja/pages/atlantishints
撮影・文/鈴木拓也
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