ソニー・ホンダモビリティは、米国ネバダ州ラスベガスで2026年1月6日(火)から開催されている「CES 2026」に先立ち、現地時間1月5日(月)にプレスカンファレンスを開催した。同カンファレンスでは、「Mobility as a Creative Entertainment Space」をテーマに、同社が掲げるテクノロジービジョンを改めて示すとともに、最初のモデル「AFEELA 1」のPre-Productionモデル(先行量産車)を展示し、今年予定している米国での納車に向けた最新状況や、パートナーとのコラボレーションを紹介。
加えて、新たなプロトタイプ「AFEELA Prototype 2026」を世界初公開した。このプロトタイプをベースとしたモデルを、2028年以降に米国で発売する予定となっている。
プレスカンファレンスで発表した主な内容は以下の通り。
・第1弾モデル「AFEELA 1」の米国カリフォルニア州での納車を2026年内に開始予定
・米国カリフォルニア州に続き、2027年にアリゾナ州でもAFEELAの展開を計画
・プロトタイプ「AFEELA Prototype 2026」を世界初公開。これをベースとして開発するモデルを、2028年以降に米国で発売予定
・将来技術として、AFEELAの次世代E&Eアーキテクチャーに、Qualcomm Technologies社の最先端プラットフォーム「Snapdragon Digital Chassis」のソリューションを採用予定
・社外クリエイターの方々にAFEELAの車内エンタテインメント用コンテンツの開発情報を公開する「AFEELA共創プログラム」を展開
・トークンによるインセンティブモデルを活用した、オンチェーン型のオープンなモビリティサービスプラットフォームを新たに構築
発表内容の概要
■ソニー・ホンダモビリティの掲げるビジョンとテクノロジー
・モビリティを「Creative Entertainment Space」へと進化させることをビジョンに掲げ、Vehicle AIを活用した新たな移動体験を提案していく。これにより、クルマは運転主体から、ユーザーの好みや感情を理解し、移動中の時間や空間の価値を最大化する存在へと変化していく。
・運転支援領域では、先進運転支援システム(ADAS)「AFEELA Intelligent Drive」の技術を継続的に強化し、VLM(Vision Language Model)を統合したEnd to End(エンド・ツー・エンド)型AIモデルへの進化を図る。出発地から目的地まで、レベル2+の運転支援を皮切りに、将来的にはレベル4相当の技術を目指すことで、車内を運転から解放されてエンタテインメントを楽しむ自由な空間へと進化させていく。
・対話型パーソナルエージェント「AFEELA Personal Agent」では、Microsoft社の「Azure OpenAI」を活用することで個々人に最適化された自然対話を実現し、人とモビリティの関係をよりパーソナルなものへと導く。
・これらの実現にむけて、AFEELAの次世代E&Eアーキテクチャーに、Qualcomm Technologies社の自動車向けプラットフォーム「Snapdragon Digital Chassis」のソリューションを採用。将来を見据えて最先端のプラットフォームを採用していくことで、AIを中心とした未来のモビリティ体験の創造を追求していく。
・社外のクリエイターとともにモビリティの可能性を拡張していく取り組みとして、「AFEELA 共創プログラム」を展開し、車内のテーマやアプリなど、車内エンタテインメントの開発に必要な情報を公開していく。また、移動体験に変革をもたらす新しい車内アプリケーションや、AFEELAと連携する外部サービスを構築できるよう、クラウドAPIの公開やIVI(車載インフォテインメント)上のAndroidアプリケーションの開発環境の整備も進めていく。
・よりオープンな共創を加速するため、クリプト技術に基づく、トークンによるインセンティブモデルを活用した、オンチェーン型のモビリティサービスプラットフォームも構築していく。「X-to-Earn」をコンセプトに、モビリティサービスの「アイディア着想」「開発」「利用・評価」の3つのサイクルからなるエコシステムを目指しており、同社以外の自動車メーカーやサービスプロバイダーにも開放していく予定。
■今年米国で納車を迎えるAFEELA 1の最新状況
・2025年1月よりカリフォルニア州でAFEELA 1の予約受付を開始し、商業施設等でショールーム「AFEELA Studio」の開設を進めるとともに、各所で車両展示イベントを展開してきた。この1年間で延べ10万人以上の来場者があり、累計2万4,000回以上の車内デモを実施している。
・2025年秋には、製造委託先であるホンダの米国オハイオ州の工場の生産ラインで試作を実施し、その先行量産車をCES 2026の会場で展示していく。
・今春にはカリフォルニア州トーランスとフリーモントに、AFEELAのブランド体験を提供する、ショールーム機能と納車機能を併せ持った拠点「AFEELA Studio and Delivery Hub」を開設。早期予約者を対象とした体験型イベント「AFEELA Advanced Access」を段階的に展開し、その中で、今年後半には試乗体験も提供予定。2027年には米国アリゾナ州でもAFEELA 1の販売を開始する計画となっている。また日本においても、2027年前半に納車開始が予定されている。
■世界初公開したAFEELA Prototype 2026
AFEELA Prototype 2026は、AFEELA 1のコンセプトを踏襲しながら空間の自由度を高め、より多くの人に喜んでもらえることを目指したプロトタイプ。このプロトタイプをベースとした新型モデルを、2028年以降を目途に米国市場の顧客に届けることを目指す。
■AFEELA 1 について
AFEELA 1は、先進のソフトウェアと高性能なハードウェアとの融合がもたらすモビリティの知能化により、人とクルマとのインタラクティブな関係性を追求している。
運転負荷軽減と安心・安全な移動体験を提供する先進運転支援システム(ADAS)や、モビリティとのコミュニケーションを可能にする対話型パーソナルエージェントを搭載し、室内には多彩なアプリやエンタテインメントコンテンツを楽しめる独自のサウンドシステムとディスプレイを配置。ドライバーとの一体感を追求して設計されており、軽快かつ安定感のある操縦性を実現し、上質な乗り心地を乗る人すべてに提供する。
関連情報:https://www.shm-afeela.com/ja/
構成/土屋嘉久







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