完全キャッシュレス決済の店や施設が目立ってきた今、ライフスタイルに合わせたクレジットカード(以下、クレカ)選びの重要性が増している。
クレカは従来、ポイント還元率などのお得度やステータス性で選ばれてきたが、それとは違うアプローチで急成長したのが、クレカ決済で趣味やアーティストの活動を応援できる「推し活クレカ」だ。
中でも注目が、フィンテック企業のナッジが提供する「クラブカード」。
個人の〝好き〟にフォーカスし、券面に推しの写真やイラストをデザインすることで、加入者が急増。約5年でアイドル、クリエイターなどジャンルを拡大。提携先は200を超えた。

ナッジ『yamaクラブカード』
●年会費/無料(オリジナルデザインカードは1枚3000円で追加発行可能)
●国際ブランド/VISA
yamaさんは、2020年にメジャーデビューした、映画、アニメ、ゲームにも楽曲を提供する新世代シンガー。クラブに入るとカード利用額に応じ、限定デジタルフォトやインタビュー動画などの特典がもらえる。
エンタメ性でZ世代の心をキャッチ!

クラブオリジナルデザインのカードは3000円で追加発行でき、保存用のカードも付属。限定のアクリルスタンド販売など、独自特典も充実。

インフルエンサーとして若い女性に影響力をもつ、しなこさんのクレカ。多彩な特典付き。
「当社が創業した2020年、Z世代を中心に推し活がスタンダードになりつつありました。決済で推しの活動を応援できるクレカがあれば、喜ばれるのではないかとの思いが開発のきっかけです」(ナッジ 代表取締役・沖田貴史さん)。
大きな特徴は、同じカード番号で複数デザインのクレカを持てること。例えばグループアイドルの場合、「箱推し」と「単推し」のクレカすべてを所有できる。その日の気分で、持ち歩くクレカを選べる体験価値はファンにとって最大の魅力。独自特典と決済ごとに〝推し〟を身近に感じられる充足感から、大手クレジットカード会社も様々な推し活クレカを導入。地域支援や災害地への寄付による応援といった広義での〝推し〟クレカにまで拡大しつつある。
さらにナッジでは、25年10月に発行開始となった注目の円建てステーブルコイン「JPYC」のクレカ決済にもいち早く対応し、業界をリード。
「1枚からデザインクレカを作れるのが、私たちの強み。今後は所有者本人や家族などの写真をデザインしたカードを、推し活と結びつけて、提供していきたいですね」(沖田さん)
推し活が全世代に波及したこともあり、キャッシュレス時代にあっても、推し活カードの存在感と価値はさらに増していきそうだ。

歌舞伎推しなら
ファンを魅了するオリジナル特典

JCB『NARITAYA CARD』
●年会費/1万1000円 ●国際ブランド/JCB
江戸歌舞伎の代表的家系である「成田屋」と提携したクレジットカード。会員限定のイベントやキャンペーンが随時行なわれ、貯めたポイントでオリジナルグッズと交換ができる。
地域推しなら
100万ドルの夜景をデザイン

ジャックス『はこだてカード』
●年会費/無料 ●国際ブランド/JCB
カードショッピング利用金額の0.1%分を函館市に寄付。函館市の子育て支援や社会福祉支援に役立てられる。毎年8月と12月はジャックスのラブリィポイントが通常の2倍にアップ。
社会貢献推しなら
カード利用によって盲導犬の普及を支援

ジャックス『日本盲導犬協会カード』
●年会費/初年度無料、次年度以降1375円 ●国際ブランド/VISA、JCB
盲導犬育成などの支援ができる。カード入会で1000円、2年目以降は年会費から500円、カードショッピング利用金額の0.5%が、日本盲導犬協会に寄付される。
取材・文/安藤政弘 編集/原口りう子
※本記事内に記載されている商品やサービスの価格は2025年11月30日時点のもので変更になる場合があります。ご了承ください。







DIME MAGAZINE











