10月13日に大阪・関西万博が閉幕。「万博ロス」も囁かれる中、大阪を中心に各国のレストランがオープン。『ほっかほっか亭』や『くら寿司』は会場で好評だったメニューの全国販売を決め、まだまだ万博熱は冷めそうもない。
大阪・関西万博へ37回行き、多くの「万博メシ」を食べた航空・旅行アナリストの鳥海高太朗さんは、日本の挑戦者たちを多数目撃した。
「期間限定で、多くの来場者も見込め、テストマーケティング的に思い切ったことができたのでしょう」
全国販売を決めた先の2社は、その筆頭だ。のり弁の元祖『ほっかほっか亭』は、弁当のよさはそのままに、箸いらずの食べやすい『ワンハンドBENTO』を500円で販売。弁当離れがすすむ20〜30代を中心に、利便性がSNSでバズった。また、大人気で開幕から予約が取りにくい状況が続いた『くら寿司』は、あえてサイドメニューで勝負。スイーツからおかずまで、70カ国の「世界の料理」がマグロやたまご焼きの寿司と一緒に回転ベルトを流れた。
そして、個人店で唯一の出展を果たし、大評判だった『とんかつ乃ぐち』の今後にも期待。絶品のコース料理と心意気は、鳥海さんの記憶にも強く残っているという。
「今回の万博メシで、僕の中でナンバー1! 店主の野口さんは、とんかつを『世界に通じる日本の料理にする』と、大袈裟でなく人生を懸けて挑んでいました。ある意味で、大阪・関西万博の万博メシは、覚悟があれば個人レベルでも未来に向けたチャレンジができる場だったといえます。しかも自分たちが現実的に体験できるであろう、近い未来です」
シリーズ累計22万食突破!ほっかほっか亭『ワンハンドBENTO』は今後もフェスや屋外イベントで食べられる!?
一口目はおかず、栄養バランスが良いなど、弁当のアイデンティティーを守りつつ、片手で食べやすく進化した『ワンハンドBENTO』。程よい満足感があり、ながら食べしやすく、ごみも少ないといった利点を生かし、今後はイベント出展を想定。コラボ企画や出展相談も随時募集中だ。


大阪・関西万博店に累計30万人が来場
くら寿司は世界のグルメを引き続き提供!
現地の食材などを使い、大使館の協力も得て本格的な味を再現した「世界の料理」。地域によって異なる料理が、月替わり・数量限定で全国の回転ベルトを流れる。12月はスウェーデン王国のミートボールやトンガ王国のケケほか、全国合計11か国の料理を提供予定。
ⒸExpo 2025

来春、万博の店内インテリアを移設した新店もオープン
「回転ベルトは、世界を一つに。」をコンセプトに、のべ30万人が訪れた大阪・関西万博店の什器の一部を移設した新店が大阪市内にオープンする。

売り上げは1億5000万円!?万博唯一の個人飲食店として注目!『とんかつ乃ぐち』は今後どうなる!?

2026年1月末まで西天満『レストレ』でコースを提供後、芦屋『山福文化アパート』で10か月間の営業を予定。その後、東京、ロンドンと挑戦する。「とんかつを世界に通じる日本料理にしたい!」と店主・野口さん。

店主・野口典朗さん
世界の国々や企業が最先端技術を発表する場としてはもちろん、食の新たなスタンダードを切り拓く場でもあった大阪・関西万博。あなたの食べた「万博メシ」が、5年後、10年後には当たり前になっているかもしれない。食べ逃した方は、店舗やイベントで輝く未来を刮目せよ!
取材・文/ニイミユカ







DIME MAGAZINE











