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8割以上の人が「今年無駄遣いをした」と答えた理由

2025.12.29

先の見えないこの時代。支出は必要最低限にして、できる限り貯金をするのが理想的だ。しかし現実的にそれは難しく、ストレス発散目的や自分へのご褒美で無駄遣いをしてしまうことも少なからずあるだろう。

では2025年に無駄遣いをしたと思っている人はどれくらいいるのだろうか?

AI家計簿アプリ「ワンバンク」広報事務局はこのほど、家計を管理している1,425名を対象に実施した「2025年の“無駄遣い”に関する調査」と、AI家計簿アプリ「ワンバンク」ユーザーの2025年における支出の分析結果を発表した。

2025年“無駄遣い”をしたと回答した人は82.0%、“無駄遣い”の主な原因1位は「イライラやストレス解消のため」

今年(2025年)1年間の“無駄遣い”について質問したところ、「たくさん無駄遣いをした」と回答した人が18.5%、「何度か(月1回以上)無駄遣いをした」が38.3%、「ごく稀に(数ヶ月に1回程度)無駄遣いをした」が25.2%と回答し、合わせて82.0%が、2025年に“無駄遣い”をしたと回答した。

また、2025年“無駄遣い”をしたと回答した人に、“無駄遣い”の原因を質問したところ、最も多かった回答は、「イライラやストレスを解消するため(自分へのご褒美含む)」で35.7%となった。次いで、2位「特に理由なく、我慢できずに買ってしまったため」(28.5%)、3位「セールや期間限定といった『今買わないと損』という焦りを感じたため」(28.0%)という結果になり、ストレス解消や衝動買い、限定商品への誘惑や焦りで“無駄遣い”をしてしまう人が多いことがわかった。

2026年最も支出を減らしたい項目TOP3は、1位「食品・飲料(お酒を除く)」2位「外食」3位「お酒」

来年(2026年)に最も支出を減らしたい項目を質問したところ、最も多かった回答は、「食品・飲料(お酒を除く)」で29.6%となった。次いで、2位「外食」(26.9%)、3位「お酒」(15.6%)という結果になり、5位の「テイクアウト・デリバリー」(9.8%)も含めると、食費に関連した支出を減らしたいと思う人が多い傾向がわかった。

実際、帝国データバンクによると、2025年通年の食品の値上げは累計2万580品目となっており、前年の実績(1万2520品目)を64.4%上回り、2023年(3万2396品目)以来、2年ぶりに2万品目を超えた※2。こうした食品の値上げ増加が、人々の食費を減らしたいという意識に繋がっていると考えられる。

※2:帝国データバンク【「食品主要195社」価格改定動向調査 ― 2025年11月」】

次に、ワンバンクユーザーにおける2025年の支出を分析した。

無駄になりがちな出費カテゴリーランキング、1位「ゲーム」、2位「コンビニ」、3位「アプリ」、4位「ファストフード」、5位「レストラン」

自分自身の支出を振り返りながら、「自分にとって大切なもの(Goodな支出)」と「必要でないものや後悔したもの(Badな支出)」に分類できる、「ワンバンク」のAI支出チェッカー機能。この機能で振り分けられた出費の中で、「Badな支出」と判断された割合(Bad率)が高かったカテゴリーとして、1位は「ゲーム」(25.6%)、2位は「コンビニ」(22.1%)、3位は「アプリ」(19.9%)という結果になった。

4位の「ファストフード」、5位の「レストラン」を含めると、TOP5のうち3つが食費関連の支出となっており、多くのユーザーが、日々の食品の購入や外食の利用に対して「無駄な出費であった」と後悔する傾向が高い実態が明らかになった。

続いて、前述の“無駄になりがちな出費カテゴリー”ランキングで、TOP5に入った「コンビニ」「ファストフード」「レストラン」の食費関連の支出について、都道府県ごとの支出実態を分析した。

2025年食費関連支出 都道府県ランキング、コンビニでは「北海道」、ファストフードでは「沖縄県」、レストランでは「東京都」が1位に

「ワンバンク」の家計簿データで、年間一人あたりの食費関連支出を都道府県ごとに見ると、コンビニでは「北海道(55,971円)」、ファストフードでは「沖縄県(51,273円)」、レストランでは「東京都(118,443円)」がそれぞれ1位という結果になった。

コンビニで1位となった北海道は、2020年時点で、人口10万人あたりのコンビニエンスストア店舗数が全国1位※3となっており、北海道地盤のセイコーマートが1,098店舗※4運営していることなどから、地域住民の生活にコンビニが深く浸透している。日常の調達をコンビニに頼る機会が多いため、自然と支出が多くなっていると考察される。

ファストフードで1位となった沖縄県は、A&W、ジェフ、キングタコスなど、沖縄独自のローカルファストフード店※5が多く、地元民が多く訪れることが平均支出にも影響していると見られる。

レストランで1位となった東京都は、総務省が公表している消費者物価地域差指数※6でも1位となっており、東京都の高い物価水準がレストランの支出の押し上げにも影響を与えていると考えられる。

※3:都道府県別統計とランキングで見る県民性 [とどラン]「都道府県別コンビニ店舗数」

※4:株式会社セコマ

※5:OkinawaTraveler「もう行った?!沖縄のローカルファストフード」

※6:【総務省】消費者物価地域差指数 -小売物価統計調査(構造編)2024年(令和6年)結果-

また、“無駄になりがちな出費カテゴリー”で2位となった「コンビニ」をさらに分析すると、1回の来店あたりの支出では、1位「山梨県(1,057円)」、2位「長野県(992円)」、3位「三重県(984円)」という結果になった。1位の山梨県は唯一1,000円を超える支出となっている。

<番外編>2025年その他の食費関連支出 都道府県ランキング、スーパーでは「東京」、居酒屋・バーでは「青森県」が1位に

番外編として、コンビニ、ファストフード、レストラン以外の食費関連支出について、年間一人あたりの支出を都道府県ごとに分析した。その結果、スーパーでは、前述のレストランのランキングと同様に、東京都が1位となった。

また、居酒屋・バーでは青森県が1位という結果になった。青森県は、総務省の家計調査における「品目別都道府県庁所在市及び政令指定都市ランキング」※7の酒類支出で青森市が1位となっている。さらに、ユーグレナによる2022年の「お酒に強い遺伝子タイプが多い都道府県ランキング」※8でも1位となっており、青森県民のお酒に対する高い嗜好が居酒屋・バーでの支出にも影響しているかもしれない。

※7:総務省統計局「家計調査(二人以上の世帯) 品目別都道府県庁所在市及び政令指定都市ランキング(2022年(令和4年)~2024年(令和6年)平均)」

※8:株式会社ユーグレナ「お酒に強い遺伝子タイプが多い都道府県ランキング」

●調査概要(支出実態1~2)
調査名  :2025年の“無駄遣い”※1に関する調査
調査期間 :2025年11月28日(金)~2025年12月2日(火)
調査対象 :家計を管理している20代~50代までの男女1,425名
調査方法 :インターネット調査
調査主体 :株式会社スマートバンク
留意事項 :小数点第二位以下四捨五入
※1:次のどちらかに当てはまる「役に立っていない支出」を“無駄遣い”と定義する。(1)購入や利用する前に十分な検討を行ったものの役に立っていない支出(2)購入や利用する前の検討が不十分で、役に立っていない支出

●分析データについて(支出実態3~5)
分析対象:AI家計簿「ワンバンク」ユーザーのうち約40万人分の家計簿データ
対象期間:2025年1月1日~2025年11月14日

出典元:株式会社スマートバンク | ワンバンク

構成/こじへい

Author
1986年、神奈川県生まれ。ライター歴は15年目で、現在は主にPR、芸能、YouTube関連の記事を執筆しています。

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