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「AIで得た情報」をファクトチェックしている人は6割以上に!最も高いのは15~19歳で7割超

2026.01.01

生成AIの活用が急速に広がり、情報収集や判断の場面でAIを使うことが当たり前になりつつある。一方で、AIで得た情報をどのように受け止め、向き合っているのかは世代によっても違いがありそうだ。

そこで電通は、AIサービスを利用したことがある全国15~69歳の3000人を対象に、第4回「AIに関する生活者意識調査」(調査期間:2025年11月7日~11月9日)を実施した。

AI利用に伴う経験、サービスに期待し生成されたコンテンツを楽しんでいる人は約6割

「AIを利用したサービスに対して漠然とした期待を感じたことがある」「AIが生成したコンテンツの質が高く、面白いと感じたり満足したりしたことがある」人は、ともに約6割(61.7%)。

AI利用に伴う経験について、「AIを利用したサービスに対して漠然とした期待を感じたことがある」「AIが生成したコンテンツの質が高く、面白いと感じたり満足したりしたことがある」人は、ともに61.7%であった。

また、「AIが生成したコンテンツに個人情報が含まれていたことがある」人は18.5%という結果に。

[図表1]AI利用に伴う経験
Q. あなたが実際にAIを利用した際に以下の経験をしたことがありますか。あなたご自身の経験についてお知らせください。

AIで得た情報についてファクトチェックをしている人は、15~19歳では7割超、60代は約5割

ニュースや新しいトピックを知る際にAIの情報を信頼している人(「とても信頼できる」「信頼できる」「やや信頼できる」の合計)は66.1%。世代別では、20代(72.6%)、30代(71.6%)で多い。一方で、15~19歳は60.0%と、全世代の中で最も信頼している人が少ない。

また、AIの回答が間違っていた経験がある人(「数多く経験した」「時々経験した」の合計)は64.0%。世代別では、15~19歳が79.9%と最も多い。

AIで得た情報について、ファクトチェックをしている人(「毎回している」「たまにしている」の合計)は63.2%。世代別では、15~19歳が70.7%と最も多い。

[図表2]AIの情報への信頼度
Q. ニュースや新しいトピックを知る際に、AIの情報をどの程度信頼していますか。

[図表3]AIの回答が間違っていた経験
Q. AIの回答が間違っていた経験はありますか。

[図表4]AIで得た情報について、ファクトチェックをしている人の割合
Q. 以下の情報源から得た情報について、自分なりに裏付け(ファクトチェック)をしていますか。当てはまるものをそれぞれお知らせください。

若年層の3人に1人がAI情報を参考に商品購入を経験

AIにオススメされて商品を購入したことがある人は、26.3%。世代別では、15~19歳(35.4%)、20代(35.0%)、30代(32.6%)の順で多く、15~34歳の34.9%に購入経験があることが判明。一方で、50代(15.6%)、60代(13.8%)は購入経験が少ない傾向にある。

AIを利用する前と比べた買い物の仕方の変化について、最も多い変化は「オススメの理由まで教えてもらった上で購入するようになった」(49.1%)であった。

[図表5]AIにオススメされて商品を購入したことがある人の割合
Q. 以下のそれぞれについて当てはまるものをお知らせください。
AIにオススメされて購入したことがあるもの(いくつでも)

[図表6]AIを利用する前と比べた買い物の仕方の変化
Q. 前問で、AIにオススメされて購入したことがあると回答した方にお伺いします。AIを利用する前と比べて買い物の仕方はどのように変わりましたか。当てはまるものを全てお知らせください。

AIを利用することで「仕事の効率」が向上したと人は6割を超え!「勉強の効率」が向上した人は約7割

AIを利用することで向上したことは、「仕事の効率」(52.5%)、「創造性・アイデア発想力」(50.3%)、「意思決定のスピード」(47.2%)の順で多い。「仕事の効率」が向上したと考える人は、一般企業従事者では6割を超える(63.4%)。

また、15~19歳で「勉強の効率」が向上したと考える人は70.0%、「勉強のクオリティ」が向上したと考える人は67.9%という結果に。

[図表7]AIを利用することで向上したこと
Q. 以下の項目について、AIを利用することでどの程度向上したと思いますか。当てはまるものをそれぞれお知らせください。

「学業・勉強」に余裕ができたと考える15~19歳は、6割を超える(63.4%)。一方で、「楽をしていると思われる」ことが心配な15~19歳は6割以上(63.4%)であった。

AIを利用することで「仕事」に余裕ができたと考える人は、36.2%。職業別では、一般企業従事者は46.6%で、半数以上(55.6%)の一般企業管理職以上が、余裕ができたと回答している。

また、AIを利用することで「学業・勉強」に余裕ができたと考える人は、35.1%。世代別では、15~19歳で最も多く、6割を超える(63.4%)。

一方で、AIを利用する際に「楽をしていると思われる」ことが心配な人は42.2%。世代別では、15~19歳が最も多く63.4%、20代が51.3%と続く。

[図表8]AIを利用することで「仕事」に余裕ができたと考える人の割合(職業別)
Q. AIを利用することで「日常生活」「仕事」「学業・勉強」に時間的・精神的な余裕ができたと感じますか。当てはまるものをそれぞれお知らせください。

[図表9]AIを利用することで「学業・勉強」に余裕ができたと考える人の割合(世代別)
Q. AIを利用することで「日常生活」「仕事」「学業・勉強」に時間的・精神的な余裕ができたと感じますか。当てはまるものをそれぞれお知らせください。

[図表10]AIを利用する際に「楽をしていると思われる」ことが心配な人の割合
Q. AIを利用する際、以下の事項が心配になることはありますか。当てはまるものをそれぞれお知らせください。
楽をしていると思われる

調査担当者の解説

本調査からは、AIが生活者の日常の判断や行動に徐々に組み込まれつつある様子がうかがえます。

AIの誤答を経験した人が多い一方で、6割以上がファクトチェックを行っている点は、特に若年層においてAIを過信せず、主体的に使いこなそうとする姿勢が定着し始めていることを示しています。

また、AIに対する期待感や生成コンテンツへの満足感が約6割に達しており、AIが効率化の手段であると同時に、心理的にも身近な存在として受け止められていることが分かります。

AIによる商品レコメンドをきっかけに購入した人はまだ一定数にとどまるものの、理由を理解した上で選択する傾向が見られ、AIが意思決定を補助する存在として機能し始めていると言えるでしょう。

仕事や学業の効率向上や余裕の創出といった成果に加え、AI導入によって人々の考え方や判断プロセス、評価の基準がどのように変わっていくのかにも目を向けていくことが重要だと考えます。

調査概要

第4回「AIに関する生活者意識調査」
目的:AI利用に伴う経験やさまざまな変化の傾向などを把握
対象エリア:全国
対象者条件:AIサービスを利用したことがある15~69歳(中学生は除く)
サンプル数:3000※
調査手法:インターネット調査
調査期間:2025年11月7日~11月9日
調査委託先:株式会社電通マクロミルインサイト
※ 事前調査における性年代別のAI利用経験者出現率の構成比に応じて回収
注)本調査における構成比(%)は小数点第2位以下を四捨五入しているため、合計しても100%にならない場合があります。
※1 一般企業従事者は、一般企業の経営者、役員、管理職、正社員を指す。
※2 一般企業管理職以上は、一般企業の経営者、役員、管理職を指す。

関連情報
https://www.dentsu.co.jp/

構成/Ara

昭和63年生まれ。最新のトレンドを横断的に紹介するオールラウンド系ライター。編集プロダクションでの書籍制作や、男性向け美容・健康WEBマガジンでのライター経験を経て、現在は最新ファッションアイテムを中心に執筆活動を展開中。

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