年末年始は帰省や旅行など、数日にわたって家を留守にする機会が多くなる。そのため、大切な愛犬や愛猫を「ペットホテル」に預けた経験があるという飼い主も多いのではないだろうか?
エレメントはこのほど、ペット保険比較サイト「ペット保険STATION」において全国の24~88歳男女300人を対象に「年末年始のペットホテル利用状況」に関するアンケート調査を実施し、その結果を発表した。
年末年始に預けた経験は約20.3%、未経験約79.7%と利用は限定的
年末年始にペットを預けた経験がある人は全体の20.33%、ない人は79.67%と「預けていない層」が多数となった。東京都・大阪府・愛知県などでは一定数の利用経験が見られた一方、青森・秋田・奈良・和歌山・愛媛・高知・沖縄などは経験者ゼロとなった。
預け先として最も多かったのは「ペットホテル」で32.33%、以下「家族・知人」(27.67%)、「動物病院の一時預かり」(22.67%)。「ペットシッター」(8.33%)とホテルに比べ選択率が低い一方、38.67%が「特に検討なし」と回答し、預け先検討の習慣がない層も大きかった。
予約は32%が希望通りに対し、「空きが少ない」「満室」「施設が無い」などの理由により希望通りに予約ができなかった数は68%
年末年始にホテル予約を試みた人のうち「希望通り予約できた」と回答した人が32%だったのに対し、「空きが少なく選べなかった」が21%、「完全満室で予約不可」が4%。「自宅近くにホテルがほとんどない」も29%と、受け皿不足が見受けられた。
予約できなかった際の対応として最も多かったのは「家族・知人に預けた」で33.82%。次いで「日程をずらした」が20.59%、「旅行・帰省の予定を変更/中止」が17.65%。「ペットと一緒に旅行」「遠方のホテル」「どうにもできず困った」も一定数見られた。
居住地のホテル数は十分と感じる約10.3%に対し、不足と回答した層が約89.7%と大きく上回った
ホテル不足に対し「非常に困っている」が8.67%、「どちらかというと困っている」が16.67%で、不満層は合計約25.4%。一方「困っていない」は53.67%と最多で、全体では深刻な課題とまでは言えない結果となった。
「居住する地域でペットホテルの数は十分だと思うか」との問いでは、「十分にある」と回答した人が10.33%であるのに対し、「少ない」が39.67%、「ほとんどない」が30.33%、「全くない」が19.67%と不足傾向が強かった。東京都・大阪府など都市部でも不満が目立ち、特に三重・神奈川・兵庫では不足回答が多い地域も確認された。
※株式会社エレメントとペット保険STATIONによる調査
<調査概要>
調査方法 :インターネット調査
調査対象 :全国の24~88歳、男女300人
調査日 :2025年11月
有効回答数:300件
調査機関 :Freeasy
構成/こじへい







DIME MAGAZINE


















