小学館IDをお持ちの方はこちらから
ログイン
初めてご利用の方
小学館IDにご登録いただくと限定イベントへの参加や読者プレゼントにお申し込み頂くことができます。また、定期にメールマガジンでお気に入りジャンルの最新情報をお届け致します。
新規登録
人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース

2026年に活動再開?NewJeansに期待される3つのサプライズ

2025.12.26

K-POPシーンで高い人気を誇ってきたガールズグループNewJeansが、再び動き出そうとしている。

所属事務所をめぐるトラブルを背景に約一年間にわたって活動を休止していたが、2025年11月に全メンバーが復帰の意思を表明し、再始動に向けた動きが見え始めた。

本記事では、その背景と経緯を振り返りながら、今後の活動の行方を探りたい。

NewJeansとは

NewJeansは、2022年から韓国を拠点に活動する5人組ガールズグループだ。90年代から2000年代初頭のいわゆる「Y2K文化」を想起させる音楽性やビジュアルを特徴とし、K-POPファンのみならず、幅広い音楽ファンから注目を集めている。

デビュー直後から国内外で高い評価を受け、Spotifyの総再生回数は70億回を突破。日本においても支持を広げ、海外アーティスト最速となるデビューから1年11か月での東京ドーム単独公演を実現するなど、グローバルに影響力を持つ存在となった。そんなNewJeansだが、現在は所属事務所をめぐる問題により活動を休止している。

活動休止から再開までの流れ

活動休止まで

NewJeansは、韓国を代表するエンタメ企業HYBEの子会社ADORから2022年にデビューした。騒動の発端は、2024年4月、HYBEがADORのクリエイティブディレクターであり、NewJeansの生みの親でもあるミン・ヒジン氏に対し、「経営権の奪取を試みている」として辞任を要求したことにある。

これに対し、NewJeansのメンバーはミン氏を支持し、同年11月、「信頼関係が完全に崩れた」としてADORに対して専属契約の解除を宣言した。

その後、2025年2月にはグループ名を「NJZ」に改め、ADORから距離を取りながら独自の活動を模索する姿勢を見せる。

しかし、ソウル中央地裁は「ADORとメンバーとの専属契約は依然として有効である」と判断し、メンバーがADORの同意なく独自に芸能活動を行うことを認めない決定を下した。これにより、NewJeansの活動は事実上の休止状態に入ることとなった。

活動再開への動き

状況が大きく動いたのが、2025年11月だ。まず、メンバーのヘリンとヘインがADORへの復帰を表明し、それに続いてミンジ、ハニ、ダニエルも復帰の意向を示したことで、5人全員が再びADORのもとで活動する意思を明確にした。

これを受けてADORは「メンバーと個別面談の日程を調整中」と明らかにしたが、約1カ月が経過した現在も追加の発表はない状況だ。

今後は、生みの親であるミン・ヒジン氏から離れ、ADOR主導の体制のもとでNewJeansとしての活動が再開される可能性が高いとみられる。

 2026年の活動予想

1:音源リリース

2026年の活動として最も期待されるのが、カムバック(=新音源リリース)だ。

NewJeansは2024年6月21日の「Supernatural」以来、新作を発表していない。再始動の象徴となる一作が、2026年に届けられることが予想される。既存曲のリミックス音源をこれまでに何度かリリースしてきたNewJeansだが、次回作は新曲を中心としたシングル、もしくはEPになる可能性が高いだろう。

その時期については、楽曲制作に加え、MV制作やコンセプト設計、プロモーション準備などに一定の時間を要する点も考慮する必要がある。

韓国メディア「The Korea Economic Daily」は、2026年前半に本格的な音楽活動を再開する可能性は低く、2026年後半のカムバックを起点に、2027年にかけて段階的に活動を拡大していく展開が現実的だと報じている。

ワールドツアーや日本のフェス出演など、これまでライブ活動にも積極的だったNewJeansだが、こうした大規模な活動の本格的な再開は、2027年以降になる可能性が高い。

2:各メンバーのブランドアンバサダー活動

音楽活動の本格的な再開までには一定の時間を要すると見られる一方で、各メンバーのブランドアンバサダー活動は、比較的早期に再開する可能性がある。

NewJeansは現代のファッションアイコンの一つとして広く認知されており、これまでにも各メンバーが世界的なハイブランドのアンバサダーを務めてきた実績がある。事務所との対立を背景に契約が中断されていた状況ではあるが、問題が収束すれば、ブランドとの関係が再構築される可能性も十分に考えられる。

3:コンセプトの方向転換

NewJeansをゼロからプロデュースしてきたミン・ヒジン氏の退任により、今後も従来通りのY2K路線を継続するかどうかは不透明だ。グループとしてのコンセプトが大きく変化する可能性は高くないものの、これまでとは異なる新たなNewJeans像が打ち出される可能性はある。

この点で示唆的なのが、デビュー当初からNewJeansとの類似性が指摘されてきたILLITの最新カムバックだ。同作では「もう可愛くない」というコンセプトが掲げられ、いわゆるガーリーでY2K的なイメージから距離を取る姿勢が示された。

こうした動きは、同世代のガールズグループ全体が、次のフェーズへと移行しつつある兆候と捉えることもできるだろう。

一連の動きを踏まえると、NewJeansが完全復活を遂げるのは、2026年後半から2027年にかけてになると見られる。さまざまな困難を経た今、5人が再び揃って表舞台に立つ日を、多くのファンが待ち望んでいる。

文/宮沢敬太

Author
2003年生まれの22歳、慶應義塾大学在学中。現役大学生の視点から若者文化や最新トレンド関係の記事を執筆。

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2025年12月16日(火) 発売

来年末は、DIME本誌で答え合わせ!?来る2026年、盛り上がるだろう意外なブームを各ジャンルの識者・編集部員が大予言! IT、マネーから旅行にファッション、グルメまで……”一年の計”を先取りできる最新号!

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 第6091713号)です。詳しくは[ABJマーク]または[電子出版制作・流通協議会]で検索してください。