現在発売中の雑誌DIME2・3月合併号では1月16日からアニメ第二期がスタートする『葬送のフリーレン』の魅力を大特集している。
『葬送のフリーレン』とは、原作・山田鐘人先生と作画・アベツカサ先生によるファンタジー作品。かつて一緒に魔王を倒した勇者ヒンメルの死をきっかけに「もっと人間を知ろう」と旅に出たフリーレン。ヒンメルの魂と再び話をすべく「魂の眠る地(オレオール)」(=かつて魔王を倒した魔王城のあるエンデ)を目指すという物語だ。
2020年より『週刊少年サンデー』(小学館)で連載を開始し、2023年秋にTVアニメがスタート。原作とTVアニメはともにヒットしている。2026年1月にはTVアニメの第2期が放送され、再び大きな話題を集めている。
そんな『葬送のフリーレン』の魅力についてアベ先生やアニメ主要キャストたちへの取材をもとに掘り下げながら、第2期が〝2026年の覇権アニメになる〟という予言の理由に迫る。
作画・アベツカサ先生が寄せる印象的な扉絵への思い
物語の内容はもちろんのこと『葬送のフリーレン』で目を引くのは、柔らかくて繊細なタッチによる作品世界の描写だ。その魅力について、特に印象的な〝扉絵〟を例に挙げながら、原作の作画担当・アベツカサ先生のコメントとともに解説しよう。
読者と近い感覚で向き合うアベ先生の作画の仕事
『葬送のフリーレン』のマンガは、原作・山田鐘人先生が物語を紡ぎ、アベツカサ先生がそれをより魅力的に伝わるように描く作品だ。
「私はストーリー(の制作)に関与していません。だから、ひとりの読者のような感覚で、山田先生からネームが来るのをいつも楽しみにしているんです。(作画に)取り組む姿勢についても読者の方の感覚に近いと思いますね」(アベ先生)
物語を絵でどのように表現するのかはアベ先生に委ねられており、山田先生とのやりとりは担当編集者を含めたメールだけとのこと。
ここで紹介する3つの扉絵をはじめ、ページをめくる手を思わず止めてしまうほどに心惹かれる描写の数々は、強い信頼感をもとに生まれているのである。
「作画に関する細かい部分については、任せていただいています。そのため、キャラクターデザインを提案することもあります。個人的に気に入っていたデザインのキャラクターがすぐに死んでしまった時には、ちょっと切なくなりました(笑)」(アベ先生)
【扉絵1】第1話 冒険の終わり
第1巻 004-005ページ

人間である勇者ヒンメルたちにとって長い旅であり、エルフで魔法使いのフリーレンにとっては短い旅であった魔王討伐の10年を終え、誇らしく王都を歩く。〝後日譚(アフター)ファンタジー〟を象徴する原作冒頭の扉絵だ。
「冒険の終わりから始まる物語なので、勇者一行の華やかな凱旋シーンが良いなと思い描きました。勇者一行を真正面から描く案やイメージ絵の案もありましたが、少し斜めからの構図に。左上からの光の描写が効果的に働き、絵の中から伝わるストーリーにさらに深みを出してくれたと思います」(アベ先生)
【扉絵2】第17話 葬送のフリーレン
第2巻 176ページ

勇者一行の僧侶ハイターと戦士アイゼンからそれぞれ託されたフェルンとシュタルクがグラナト伯爵領で魔族と戦う最中、そこから10km離れた僻地で絶大な魔力を持つ〝断頭台のアウラ〟との決戦に挑むフリーレン。扉絵に描かれる姿は実に凛々しい。
「サブタイトルが〝葬送のフリーレン〟という印象的な回で、同話ラストのページとリンクさせるような扉絵にしました。フリーレンをカッコいい印象にしたいなぁと思って描いていたと記憶しています。扉絵は1話から今まで、自由に楽しく描かせてもらっています」(アベ先生)
【扉絵3】第55話 第二次試験終了
第6巻 132-133ページ

一級魔法使い試験でフリーレンは自身の複製体と対峙することに。〝複製体なら弟子フェルンへの油断による隙ができるはず〟と語り、勝利を収めた。激闘とは裏腹に、扉絵では穏やかな時間が表現されている。
「扉絵に取り掛かるのは漫画ページのラフをすべて終えてからです。その話から感じたものや、印象に残ったシーンを扉絵にしています。これは2話で描いた『2人が出会ったあの頃にこんなこともあったかもしれない……』というもの。配色や木漏れ陽、2人のシチュエーションなどがとてもお気に入りです」(アベ先生)
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※デザインは2種類あり、どちらか1点が付いてきます。
選択、交換はできかねませんのでご了承ください。サイズ、機能は同じです。
※対象年齢15歳以上
取材・文/田村菜津季 編集/田尻健二郎
©山田鐘人・アベツカサ/小学館







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