GoogleスプレッドシートをNotebookLMが読み取れるようになった。読み込み方法は、Googleドライブと連携する、PDFとして読み込む、公開URLをインポートするの3つの方法がある。
目次
NotebookLMがスプレッドシートを扱えるようになったことで、作業効率は大きく変わりつつある。これまでNotebookLMは文章を扱うAIという印象が強かったが、表データの理解が可能になったことでビジネス現場での利用価値が一段と高まっている。
本記事では、具体的な読み込み方法と実践的な活用パターンまで整理して紹介する。
NotebookLMがスプレッドシートに対応

NotebookLMはGoogleスプレッドシートを正式に読み取れるようになっている。本章では、その背景とアップデートの内容を整理する。
■従来のNotebookLMの使い方
NotebookLMは、テキスト資料の要約や比較が得意なAIとして普及してきた。PDFやDoc形式の読み込みは強かった一方で、構造化された表データの扱いには弱点があった。
例えば売上データを読み込んでも、行列の関係性が崩れたり、セルの意味が不明瞭になったりすることが多かった。このため、数値分析や傾向把握には不向きであった。
■アップデートで何が変わったのか
2025年11月のアップデートにより、NotebookLMはGoogleスプレッドシートを直接読み込めるようになった。列名や行データを保持したまま解析できるようになった点が最大の改良点である。
さらにスクリーンショットから表を抽出する精度も向上し、視覚的な資料にも対応しやすくなった。データ分析の入口としてNotebookLMを使うメリットは大きい。
スプレッドシートをNotebookLMに読み込む手順
スプレッドシートの取り込み方法は3パターンあり、用途によって使い分けるのが効果的である。ここでは3種類の手段を順に解説する。
■事前準備:データの整形と共有設定
NotebookLMは整った表を好むため、事前準備が重要である。具体的には下記のような作業をしておく。
- 不要な列や空白行を消す
- 列名を明確に短くする
- 日付や数値フォーマットを統一
- Googleドライブ利用時はアクセス権限を「閲覧可能」に設定
こうした下準備が、NotebookLMの分析精度を高める鍵となる。
■スプレッドシートを読み込む方法1:Googleドライブ経由で直接連携
最も一般的で安定した取り込み方法である。Googleアカウントを利用してNotebookLMと連携できるため、作業効率が高い。
- NotebookLMを開き、「新規作成」を選択

- 「Googleドライブ」を選ぶ

- スプレッドシートのファイルを選択

複数のワークシートがある場合は、読み込むシート(タブ)を選んで追加
■スプレッドシートを読み込む方法2:PDFファイルとしてエクスポートして読み込む
スプレッドシートをPDF化し、NotebookLMに読み込ませる方法である。表の見た目を固定したい場合や、共有資料としてPDFを作成したい場面で便利である。
- 「ファイル > ダウンロード > PDF」で書き出す

- NotebookLMの「ソースをアップロード」からPDFをアップロード

セルの計算式やフォーマット情報は失われるため、複雑な表には向かない。
■スプレッドシートを読み込む方法3:公開URLからの直接インポート
スプレッドシートの公開リンクをNotebookLMに入力するだけで読み込める方法である。チームでの共有や資料更新の自動反映に向いている。
- スプレッドシートの共有設定で「リンクを知っている全員」にする

- リンクをコピーする

- NotebookLMで「ソースを追加」→「リンク/ウェブサイト」を選択

URLを貼り付けて読み込む
■読み込み後の確認ポイント
読み込み後は、次の点を確認しておくと安心である。
- 列名が正確に解析されているか
- 日付や金額が文字列化されていないか
- 計算列が正しく反映されているか
- 空白セルが原因で誤認識が起きていないか
NotebookLMでスプレッドシートを活用する具体例

NotebookLMはスプレッドシートを理解できるようになったことで、業務の幅広い領域で実用性が生まれた。ここでは現場で使いやすい具体例を紹介する。
■売上データの分析
売上データをNotebookLMに読み込ませると、以下の分析が容易にできる。
- 今月の売上トレンド
- 前年同月比の変動
- 商品カテゴリ別の伸び など
プロンプト例:「売上データから重要な3つの傾向を抽出して」
■アンケート結果の要約
アンケート集計でもNotebookLMの活用価値は高い。
- 選択式回答の割合計算
- 自由記述の要点整理
- ネガティブ・ポジティブの分類 など
プロンプト例:「Q5の自由記述をテーマ別に分類して」
NotebookLMでスプレッドシートを使うメリット

NotebookLMのスプレッドシート対応により、データ整理やレポート作成のスピードが大きく向上する。ここでは、ビジネス現場における実利的なメリットを整理しておく。
■人では見落としやすい傾向を抽出できる
NotebookLMは数値のばらつきや異常値を素早く検出する。直感だけに頼らないデータ分析が可能になる。
■資料作成のスピードが上がる
文章化をAIに任せれば、月次レポートやプレゼン資料の初稿作成が数分で完了する。
■複数のデータソースを同時に扱える
スプレッドシート、PDF、Docsを組み合わせて解析できるため、より多角的な分析が可能となる。







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