2025年もさまざまなヒットが生まれて、話題を集めた出来事や国民的なイベントも多かった。Googleは、2025年1月1日から2025年11月20日までを調査対象期間にした今年のGoogle検索ランキングを発表した。
各ランキングは、2025年中にGoogle検索で昨年と比較して急上昇したキーワードで、今年の話題や流行を反映した結果になっている。
総合急上昇ランキングは女性が上位!
今年のトレンドを映す『総合 急上昇ランキング』では、女性初の内閣総理大臣に指名された「高市早苗」が3位になった。
スポーツ関連では、MLBワールドシリーズ優勝をかけて大谷翔平選手や山本由伸選手が大活躍した「ドジャース対ブルー ジェイズ」が5位にランクインし、2025年9月に日本で3度目の開催となった『東京2025 世界陸上』が8位だった。ランキング全体ではネガティブな話題があった芸能人が多く挙がった一方で、スポーツも強かった。
今年を象徴するイベントのひとつである『大阪・関西万博』に関しては、世界各国が出展したパビリオンと一緒に検索されたキーワードのランキングで、翼のようなユニークな建築が話題を集めた「クウェート」が1位になった。
そのほかでは日本で初公開された大理石の天球儀彫刻「ファルネーゼのアトラス」など歴史的作品を見ようと多くの人が来場した「イタリア」が2位、現地のマーケットを思わせる迷路のような建物が歩くだけで異国情緒を楽しめた「サウジアラビア」が9位だった。
今年の流行となった”ぬい活”を象徴する「ぬいぐるみ」と一緒に検索されたキーワードでは、世界中の若者から熱狂的人気を集めている『ラブブ』が1位、『大阪・関西万博』の公式キャラクター「ミャクミャク」が2位、実写映画が世界中で大ヒットした『スティッチ』が3位にランクインした。どれも2025年によく見かけたキャラクターだった。
映画ランキングではアニメと邦画が人気!
映画ランキングでは、邦画として初めて全世界興業収入1000億円を突破した『『鬼滅の刃』無限城編 第一章 猗窩座再来』が1位だった。幅広い世代に支持された邦画『国宝』は2位だった。
歌詞と一緒に検索された曲のランキングでは、米津玄師が『チェンソーマン レゼ篇』の主題歌として書き下ろした『IRIS OUT』が1位で、テレビアニメ『チ。-地球の運動について-』の主題歌であるサカナクションの『怪獣』が7位になるなどアニメ主題歌が注目を集めた。
メロディーが浮かんでも曲名が分からずに検索できないときに便利な「鼻歌検索」では、 4位に『Netflix』のオリジナルアニメ映画『KPOPガールズ! デーモン・ハンターズ』の劇中歌であるHUNTR/Xの『Golden』がランクインした。「鼻歌検索」はメロディーを知っているが曲名やアーティスト名を知らない「今、耳にした」瞬間の好奇心から検索されており、「歌詞」は知っている曲名から歌詞を深く知りたいという気持ちから検索されていると思われる。
そうした感覚の違いがランクインした楽曲の違いに現れている印象だ。
ドラマランキングは『じゃあ、あんたが作ってみろよ』が3位!
ドラマランキングでは、夫と親友に裏切られて命を落とした主人公が10年前にタイムスリップして、復讐と人生の再構築する『私の夫と結婚して』が1位だった。今年後半に話題を集めた、自分の価値観をアップデートしていく姿が共感を生んだ『じゃあ、あんたが作ってみろよ』が3位にランクイン。
10位以内では、父を殺害された娘が事件の真相を追う『クジャクのダンス、誰が見た?』(4位)やテレビ局が生放送中に武装集団に占拠される『放送局占拠』(6位)が検索されていた。朝の連続テレビ小説の『あんぱん』と『ばけばけ」は8位と9位に入り、朝ドラ人気は健在だった。
アニメでは、大きな話題を呼んだ『タコピーの原罪』が1位、2位は『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』だった。ゲームでは、2025年2月にリリースされた『モンスターハンターワイルズ』が1位、2025年10月に世界同時発売された『Pokémon LEGENDS Z-A』が2位だった。この2作は、総合急上昇ランキングでも6位と7位にもランクインしており、注目度が高かったことが推測できる。







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