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年末の大掃除前に必読!プロに聞く、いま高値で売れる意外なお宝アイテムと価値を下げない保管方法

2025.12.20

年末の大掃除でクローゼットを開けると、昔買ったブランドバッグにカビが生えていたり、チェーンがくすんでいたり、ジュエリーの輝きが弱くなっていた…という経験はないだろうか。

ブランド品は年数が経っていても状態が良ければ価値が下がりにくく、買い手もつきやすいものも多い。KOMEHYOの鑑定士によると、日頃の保管やお手入れが価値維持のポイントとのこと。

さらに、大掃除ではタンスの奥から意外と高く売れるアイテムが見つかることも。古いアクセサリーや未使用の小物、眠っていた腕時計などが思わぬ値段になるケースもあるという。

そこでKOMEHYOの鑑定士が、ブランド品の価値を下げないためのお手入れ方法や意外と売れるたんすに眠るブランドアイテムなど、年末の大掃除前に知っておきたい情報を公開したので、詳細をお伝えしよう。

「お手入れをすることでお客様ご自身でも長くご愛用でき、また使用後でも価値が下がりにくくなります。ぜひ年末の大掃除のタイミングで手持ちのアイテムの状態を確認し、お手入れしてみてはいかがでしょうか。

また、この時期はタンスの奥から思わぬ“お宝”が見つかることも多く、昔の限定品の小物やヴィンテージ時計、眠っていたアクセサリーなどが意外と高値で売れるケースもあります」(KOMEHYO 鑑定士)

プロの鑑定士が教える!ブランド品の価値を下げないためのお手入れ方法

ブランドバッグなどの革製品は、大切に保管したつもりでも思わぬ劣化を招いていることが多々あります。

例えば、日光に当たらないところに保管しているつもりでも、室内の蛍光灯に含まれる紫外線で変色や褪色を引き起こしていることも。

また、湿気が溜まりやすいクローゼットの中では、空気中に含まれた水分にさらされ続けることにより、皮剥がれやカビが発生してしまうことがあります。

保管はなるべく湿気の溜まりにくい上の段に。乾燥剤も有効ですが、タオル等を詰めて保管すると湿気対策だけではなく型崩れ防止にもなりおすすめです。

そしてときどき空気に触れさせてあげることが大切で、何よりも“定期的に使う”ことがお手入れにもなります。

(写真: 革製品のバッグにカビや変色が出てしまった例)

■長期化する夏の湿気対策!大切なブランド品をカビから守るクローゼットの湿度調整

カビが発生している場合は、原則として買取NGとなってしまいます。“二季化”が進み、ますます夏が長くなる昨今、猛暑に加えて問題となるのが年間を通しての多湿です。そんな時、クローゼットの湿度を適切に管理することで、ブランド品をカビから守ることができます。

特に革製品は湿気を吸いやすく、放置すると内部に水分をため込みやすいため、除湿剤の設置や定期的な換気が効果的です。

また、衣類やバッグを詰め込みすぎると空気がこもりやすくなるため、少し余裕を持たせて収納するのがおすすめ。靴箱に入れっぱなしの革靴も湿度の影響を受けやすいため、時々取り出して風を通し、表面の状態を確認することでカビの発生を防げます。

■革製品に付着しやすい埃をしっかりとって。適度な水分と油分の補給が大切

もし革製品を長期保管される場合は、保管前に簡単なクリーニングに出すことで表面の埃や汚れが取れなくなることを防ぐだけでなく、革製品の呼吸を妨げないようにする事で革の中に水分を溜め込むことも防ぎます。

また、靴箱に閉まったままの革靴は埃や乾燥によって表面がひび割れる可能性があります。定期的に表面の埃をブラシで除去したり、保革剤を塗ると防ぐことができます。

※コードバン(馬革の一種)など素材によっては、シミや変色の原因となる可能性があります。革製品に合ったお手入れを心がけましょう。

■時計の傷はそのままにしておいたほうが価値が下がらない場合も

時計は使用後にやわらかい布で拭き、汚れを落としてから収納ケースに入れて保管します。見た目上の傷の仕上げはしたほうが良いですが、価値としては仕上げをしない方が良い場合も。

というのも、ヴィンテージの世界では元の意匠、オリジナル性をどこまで保っているかが価値評価のポイントになってくるため完全に傷をなくす必要はありません。また、金素材であれば仕上げれば仕上げるほど金が減ってしまうのでおすすめしません。

時計には機械式、電池式の2タイプがありますが、どちらも定期的に使うもしくは動かしてみることが大切です。

定期的に動かすことで早めに異常を察知しメンテナンスに出すことができますが、不良に気づかないまま使っていると異常箇所が増えて修理代が上がる可能性あります。電池式は止まってしまったら早めに交換または電池を抜いておきましょう。

また、PCや携帯電話などの近くに保管すると、磁力を帯びて遅れ進みが発生しやすくなるため、電波を発する物から離しましょう。

昭和63年生まれ。最新のトレンドを横断的に紹介するオールラウンド系ライター。編集プロダクションでの書籍制作や、男性向け美容・健康WEBマガジンでのライター経験を経て、現在は最新ファッションアイテムを中心に執筆活動を展開中。

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