新年の初売りに欠かせない福袋。最近では販売する店舗・業界が広がり、事前に予約や抽選を行うケースも増えている。
そんなお正月の風物詩について、購入を検討中の人および購入することを決めている人はどれくらいいるのだろうか?
くふう生活者総合研究所はこのほど、生活者5,403名を対象に「福袋」に関する調査を実施し、その結果を発表した。
福袋の販売早期化で約25%の人が11月以前に購入を検討
調査を行なった2025年11月末から12月頭の時点で、福袋を既に「購入する」と決めている人(購入済みを含む)は約1割。これから検討する「未定」が約2割となった。
また、小売店のチラシ・買い物情報を掲載するWebサービス・アプリ「くふう トクバイ」の契約企業を対象としたアンケートでは、7割を超える企業が年始の販促に福袋販売を予定していると回答していた。
●2025年~2026年の福袋販売について(アンケートの声より)
・お買い物商品券付き福袋を来店促進のために販売。朝から楽しみに並ぶお客様が多いので、やめられない企画(業態:ドラッグストア)
・人気メーカーのウェア詰め合わせの福袋を販売。近年少しずつ落ち込み気味ではあるものの、「新年=福袋」という購買意欲は未だ残っており、企業として稼ぐための源泉になる需要はあると感じているため(業態:スポーツ用品小売)
・食品、菓子の詰合せの福袋を販売。お客様が楽しみにされている(業態:スーパーマーケット)
最近では年明けに店頭で購入するだけでなく、秋頃より予約を受け付ける福袋も。年越しを待たず年内に手に入る福袋も多くある。そのような販売の早期化をうけて、購入の検討時期は「11月以前」が3割を超える結果となった。
福袋の中身の2大人気は「食料品」「割引チケット・商品引換券」
福袋で欲しいもの、入っていたらうれしいものは「食料品」(46.6%)が最も多く、僅差で「割引チケット・商品引換券」(45.8%)が並んだ。3位の「菓子・スイーツ」(38.8%)、「消耗品・生活必需品」(28.7%)を含め、日常生活で消費するものが人気だ。
予算は6割以上が「1万円未満」と回答
福袋購入の予算は「5000円~1万円未満」(27.7%)が最も多い価格帯で、6割超の人が「1万円未満」を予算としていることがわかる。
最も重視することは「価格」。約半数が「中身がわかっていること」を重視
福袋購入時に重視することは「価格」(61.1%)が最も多く、続いて「好きなショップ・ブランドであること」(50.6%)、「中身がわかっていること」(49.7%)が挙がった。価格面での納得度に加え、”使えるもの”で無駄にならないことが求められているようだ。
<調査概要>
調査テーマ:(1)年末年始の過ごし方について (2)年始の販促について
調査エリア:全国
調査対象者:(1)家計簿サービス「くふう Zaim」ユーザー、チラシ・買い物情報サービス「くふう トクバイ」ユーザー計5,403名 (2)「くふう トクバイ」導入企業35社
調査期間:(1)2025年11月28日(金)~12月1日(月) (2)2025年11月21日(金)~29日(土)
調査方法:インターネットによる調査
出典元:株式会社くふうカンパニーHD
構成/こじへい







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