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〝仕事人間〟だった高島礼子さんが、趣味を通して「コミュ力」を鍛える理由

2025.12.17

女優の高島礼子さんが何よりも大切にしているのが、人との絆。趣味を通してコミュ力(コミュニケーション能力)を鍛えることで、暮らしが楽しくなったそうです。還暦をすぎてから、今まで以上に人とのつながりを大事にしているという高島さん。その秘訣をティータイムトークで語っていただきました。

【高島礼子のMe Time, Tea Time】
第11回 趣味は、人と人とをつなぐコミュケーションツールのひとつ

「高島礼子のMe Time, Tea Time」記事一覧はこちら

我が家の猫とのコミュニケーションも大事

私がハマった趣味といえば、まずはバイク。15~16歳のころに地元以外の場所を知りたくて、免許をとり、あちこちバイクで旅をしました。そのとき大切だったのがバイク仲間。同じ趣味を持つ人たちと遊ぶのが楽しくて、交友関係もどんどん広くなっていきました。

その後、女優としてデビューしたあとは仕事人間になった私。とくに40代は父の介護や更年期の身体的不調も重なって、生活そのものが忙しく、仕事以外に何か趣味を持つなんて頭の片隅にもありませんでした。

だからその頃はいつも「趣味は何?」って聞かれると、「仕事です!」と答えていました。今考えると、時間も精神的にも余裕がなかったんだと思います。

年齢を重ね、多少時間に余裕ができてくると、仕事以外のことも積極的にチャレンジしたいと思うようになりました。さらにコロナ感染症の自粛をきっかけに、インスタグラムやウォーキング、ゴルフ、女子会など仕事以外の趣味も楽しむようになりました。それらは私の暮らしにメリハリを与え、今は仕事と趣味が共存するライフスタイルで、充実した日々を過ごしています。

ゴルフで交友関係が広がり、やる気も満々

コミュニケーションはフォロワー、お店の人、並んでいるお客さんとも

趣味って、自分に不足しているものを補うためにあるような気がするんです。例えばアンチエイジングのために脳トレをしたり、運動不足を補うためにウォーキングをしたり。孤独を求める人もいれば、仲間でワイワイやるのが好きな人もいる。人それぞれですよね。

私にとって「趣味」は、人と人とをつなぐコミュケーションツールのひとつ。趣味を通して職種も性格も違う人たちと出会い語り合うことで、それまで知らなかった世界を知ることができます。そこにはたくさんの学びがあって、とにかく楽しいんです。

スイーツ会も大事なコミュニケーションツール

数年前からはじめたインスタグラムも、フォロワーの方々の意見を聞けたり会話できることが楽しくてハマりました。やっと自撮りにも慣れ(笑)、みなさんに美味しいスイーツや面白い情報を伝えたくて、今も日々精進しております。

自撮りもずいぶん慣れました

大好きなスイーツを求めて、開店前のお店に並んで購入するゲートウエイティングも、私の大事なコミュニケーションの場。お店の人と話をしたり、並んでいるお客さんたちと会話を交わしたりすることが新鮮でとても楽しく、長時間並ぶことも苦になりません。

福岡にて。並んでも食べたい豚骨らーめん。

「女子会」にいつ呼び出されてもいいように準備

女子会は、ある大学の理事長と気があって、その理事長が色々な方を集めてくださって参加しだしたのが最初です。その後、食べることが好きなグループができて、「礼子さんは付き合いがいい」って言われるほど頻繁に参加するようになりました。食事をしながら本音トークで悩みを相談したり、先輩方から仕事のアドバイスをいただいたり。若い方々からSNSなど世の中の最新情報を収集できるのも魅力です。

父の介護のときなど、同じ境遇の方たちから色々なアドバイスをもらって本当に助かりました。それまで「恥ずかしいから知られたくない」と隠していたこともなんでも言えるようになって、精神的にすごく楽になったのも女子会のおかげです。仕事がない日に女子会に誘われれば、ほぼ参加。女子会メンバーからは、「礼子ちゃんを誘うと、たまたまデパ地下にいたりして、即答で『じゃあ行きます!』って来るのよ~」ってよく言われます(笑)。だから最近は、いつ呼び出されてもいいように、コンビニに行くのもジャージとかラフな服を着ません。ウォーキングの時も運動着でなく普通の格好をして、一応、ちょっと化粧なんかもしたりします(笑)。

横浜を散歩。呼び出されてもいいようにジャージは着ません(笑)。

人との絆は、私が何よりも大切にしていること。この方は今までどうやって頑張って生きてきたんだろう、って一人一人のドラマに興味を持ったり共感したり感動したり…。業種が違う方たちと会って話をすることが、私の活力の源になっています。

とくに還暦をすぎた年齢になって、「コミュ力」の大切さをいっそう強く感じるようになりました。仕事もプライベートも、人と人とが支え合い補い合って生きることで、ストレスも軽減し、より暮らしが楽しくなるからです。これからももっと「コミュ力」をつけて、人生を謳歌したいと思っています。

高島礼子(たかしま・れいこ)
1964年、神奈川県生まれ。1988年『暴れん坊将軍Ⅲ』でデビュー。以後、ドラマ、時代劇はもちろん、舞台、CMなど、多岐にわたって活躍。2001年3月、映画『長崎ぶらぶら節』で、第24回日本アカデミー賞優秀助演女優賞を受賞。2026年5月新橋演舞場にて新派・松竹新喜劇合同喜劇公演「明日の幸福」に出演。
Instagram:@reico.official

構成/松浦裕子

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