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寝室でスマホを充電できない!テレビ裏の配線がごちゃごちゃ…あなたのお家、コンセントは足りてる?【PR】

2025.12.18PR

スマホや家電が増えて、暮らしはすっかり便利になった。

しかし、電化製品は電気が必要。スマホの充電、調理家電の電源……ご家庭での電源ニーズは増えるばかり。

そんな時、コンセントが足りないって思ったことはないだろうか?

タコ足配線や延長コードでやりくりしていても、根本的なコンセント不足の解消にはならない。そこで、コンセントが実際どのくらい足りないのか? 自宅で数えてみたら驚きの結果となった。

お家でこんな「コンセントが足りない」経験ってある?

コンセントが足りない不満。実は結構身近なところで溜まっている。

何点か例を挙げてみよう。おそらく実感することばかりのはずだ。

■テレビの裏の配線がグチャグチャ

ゲーム機、Wi-Fiルーター、ブルーレイレコーダー、外付けHDD……など、テレビまわりは常時接続の機器が多く、配線がごちゃつきがち。

そして、「タコ足配線」でコンセント不足をごまかすと、発熱やホコリの蓄積による火災の原因にもなりかねない。配線が目立たずスッキリとさせるためには、上手に配線を隠す工夫が重要だ。

■寝る前にスマホの充電ができない

寝室が「寝るだけの部屋」という概念は変わりつつある。ベッド周りでスマホを充電したり、美容家電を使ったり、タブレットで映画を観る人が増えている。

しかし、枕元にコンセントがないと、充電器のコードが届かないなどの不便を感じてしまうはずだ。

■コンセントが家具に隠れて使えない

新築時のコンセントの位置が、後から置いた家具や家電で隠れてしまい、使えなくなってしまうこともよくある不満の1つ。

これは、コンセントの数だけでなく、配置が重要であることを示している。

■ソファでくつろぐ時、充電コードが届かない

リビングは家族が集まる場所だが、それぞれがスマホやタブレットで思い思いの時間を過ごすことが増えている。ソファ周りやダイニングテーブルの横・下などにコンセントが欲しいというニーズは増えるばかり。

■不便を実感する場面は他にもまだまだ…

これまで紹介したもの以外にもキッチンで調理家電を使いたいのにコンセントがない、延長コードが届かないなど、不便を感じるタイミングはあるはずだ。昨今ではEV(電気自動車)の充電設備の問題も顕在化してきている。EV充電設備を後から設置しようとすると、配線が露出してしまうことがあり、せっかくのマイホームの美観をけがしてしまうこともあるからだ。

あなただけじゃない。コンセントで悩む人は75.4%もいる!

私たちの暮らしと電気設備へのニーズは大きく変化している。家を建てた人への調査によると、実に75.4%*もの人がコンセントの数や位置に不満やお悩みを持っているのだ。

*ルームクリップ株式会社(2025年4月15日~23日実施)n=1167名

■くらし空間・間取り・電化製品の変化

リモートワークが定着し、LDK一体化やワークスペースが必須になってきた。

スマホやパソコン、ウェルネス家電など、充電して使う機器が激増。必要なコンセントの数や種類が増えている。

こうした変化により、かつてのコンセント計画では、今の暮らしに対応できなくなってきているのだ。

家のコンセントを足りているのか? 部屋ごとにチェック!

家づくりでは、コンセントの数をなんとなくで決めてしまうと、後悔することになる。

建築家の寶神尚史さんは、これからの電気設備計画の考え方として、従来の最低限の基準ではなく、「四隅配置」に「アドオン」するという新しい基準が重要であると語る。

これは「電気設備に関するベーシックの格上げ」という考え方であり、コンセント不足やレイアウトへの不満をなくすための羅針盤となる。

寶神尚史(ほうじん ひさし)さん
1975年 神奈川県生まれ
1997年 明治大学理工学部建築学科卒業
1999年 明治大学大学院理工学研究科建築学専攻修了
1999-2005年 青木淳建築計画事務所勤務
2005年 日吉坂事務所設立

では、実際、現在の暮らしを想定すると、各部屋でどれくらいのコンセントが「足りない」のか? 部屋ごとの状況を把握しつつ、将来のコンセント配置について確認してみたい。

また、築12年、3LDKの2階建ての戸建てである筆者の自宅でコンセントの数も、例としてカウントしてみた。参考になれば幸いだ。

■リビング・ダイニングは家族全員、それぞれの居場所にコンセントが必要

筆者自宅のリビング・ダイニングは、広さが25畳ほど。コンセント数は6か所で11口だった。

これは、リビング・ダイニングのコンセント数としては標準的な数だ。しかし、住んでいる当人としては、コンセント数の不足を実感している。

リビング・ダイニングは家族が集まり、同じ空間に居ながら、別々の過ごし方をする。また、多種多様な家電を使うため、コンセントの数が足りないのだ。

そこで、これからのリビング・ダイニングには、コンセントの分散配置が重要となっていく。

そして、想定される家族の居場所の近くにコンセントを配置することを、レイアウトの基本的な考え方としたい。

まずは、スマホやタブレット用の電源から確認してみよう。

今は家族それぞれスマホやタブレットを使う時代だ。そのため、床用コンセントを活用するなど、充電用コンセントをそれぞれの場所に分散したい。

また、ダイニングテーブルでは、ホットプレートや卓上IH調理機などの使用が想定される。安全上、延長コードを使わないことを前提に、テーブル横にコンセントを配置することが大切だ。

そして、扇風機やヒーターなどの家電を、利用する場所で自由に使えるように、コンセントは四隅/二隅に設置したい。

さらに、ゲームや映画を楽しむため、有線LANアース付、分配器付のコンセントの設置がおすすめだ。もちろん、コード類が露出してごちゃごちゃしないよう、背面にスッキリとまとめたい。

■ワークスペースは通信の安定、キッチンまわりは調理家電や収納を考えた配置を

調理家電が増えたキッチンと、リモートワークが定着したワークスペースは、コンセントの数、適切な配置がとても重要だ。

筆者の自宅で確認したところ、キッチンまわりのコンセントは2個、3口のみだった。そのため、調理家電のコンセントが足りず、家電を使うたびにコンセントに挿し替えするなどの不便が日常になっている。

また、ワークスペースには1部屋をまるまる充当しているが、コンセントは3個、5口のみで、延長コードやタコ足配線に頼っている。天井付近に設置してあるエアコン専用のコンセントも、レイアウトミスで利用できない状態だ。

では、仕事や料理がはかどり、過ごしやすい環境を整えるコンセントとはどのようなものだろうか? ワークスペースから考察してみたい。

【ワークスペース】

ワークスペースを業務がはかどる環境にするための考え方は、デスクまわりに仕事用の電源、空間全体に環境用の電源を配置することが基本となる。その考えを元にコンセントの数や配置を整理すると、シンプルながら使いやすい配線計画が可能になる。

まずはデスク上にパソコンやスマホ、あかり用のコンセントを複数箇所へ配置する。

もちろん、コードをすっきりさせられるよう、デジタル機器やデスクライトなどが干渉せずに使える配置を整えたい。

さらに、デスク下には電気ヒーターや空気清浄機など、仕事環境を快適にする家電用のコンセントがあると便利だ。

そして、リモートワークを快適にするためには、通信の安定性が不可欠。有線LANやWi-Fiアクセスポイントを用意しておきたい。

そのため、デスクまわりにLANケーブルやUSBケーブルを直接つなげるコンセントがあると便利だ。

【キッチン】

調理する場所と家電の場所が近いと、料理の効率や楽しさがアップする。「使う家電に手が届く」、そんなコンセントの配置が理想になるはずだ。

また、使い勝手や安全性に配慮して、隠れない場所・高さにコンセントを配置するのも大切だ。

例えば、広い背面カウンターは、調理家電を複数並べてもコードが邪魔にならないよう、コンセントを左右、中央の3か所を目安に分けて設置すると便利だ。

さらに、キッチンカウンターで電気ケトルなどの調理家電を使うことが多々ある。コードが邪魔にならないよう、カウンターの奥側にコンセントを配置したい。

そして、食器や食材などを収納する棚の中にもコンセントがあると便利。空間の使い方が充実するはずだ。

調理家電のうち電子レンジやオーブントースターといった電気容量が多いものは、ブレーカが落ちる心配も。専用コンセントや専用回路を用意して回路をうまく分散させたい。

■ベッドルームは枕元付近や美容を楽しむスペース用に、コンセントを複数確保

かつての寝室は、寝るための部屋としてコンセントは不要と考える人がいたかもしれない。

ちなみに、筆者自宅のベッドルームには、2か所4口のコンセントしかない。枕元からコンセントが離れており、壁づたいに延長コードを這わせており、見栄えが悪い。

しかし、現在のライフスタイルでは、ベッドサイドでのスマホの充電はもちろん、美容家電、空気清浄機や加湿器の併用など、くつろぎの空間としてコンセントのニーズが増えている。

そこで、まずは部屋の四隅にコンセントを配置。空気清浄機や加湿器をぶつからないよう設置して、睡眠の質を高める空気環境作りを整えたい。

そして、ベッド位置に合わせて枕元付近にスマホの充電やくつろぎ用のコンセントを配置。

また、パウダーコーナーでは美容家電でセルフメンテを楽しむためのコンセントがあると快適だ。

さらに、最近多くなっているウォークインクローゼットなどの収納スペースにコンセントを配すると、衣類の手入れ用のスチーマーやコードレス掃除機の充電などに重宝する。

■アウトドアリビングやEV、防犯用に屋外コンセントのニーズは増え続ける

筆者の自宅屋外にはコンセントがない。そのため、EVの充電には室内から延長コードを接続する必要があり、不便でしかたない。

そう、これからの暮らしでは、屋外の電気設備が必須となるのだ。

例えば……
【EV充電】将来のEV導入に備えての充電用コンセント
【アウトドアリビング】デッキスペースなどでの家電利用
【メインテナンス】高圧洗浄機や電動工具の充電
【防犯】防犯カメラやセンサー照明の電源

今後は、屋外での電気利用が増えていくことが予想される。複数のコンセントの用意は必須になるはずだ。

これから求められる電気設備とは?

これからの住まいづくりでは、コンセントを「なんとなく」設置するのではなく、「四隅配置」をベースに、くらし方に合わせた「アドオン」をプラスするという、新しい基準で設計することが求められている。

さらに、コンセントだけでなく、家全体の電気設備のアップデートも重要だ。

■EV充電設備

後付けの配線露出を避けるため、新築時に配線準備だけでも行う。

■Wi-Fi環境

自宅でWi-Fiを利用する人は96.5%*にのぼり、各部屋で安定した接続を確保するため、複数のアクセスポイントや有線LANの計画が必要。

※パナソニック調べ 調査対象:日本全国男女20歳~69歳(2025年7月18日~22日実施)、本調査:n=1000名

■防災

地震による電気火災を防ぐ感震ブレーカーや、雷サージから家電を守る避雷器を内蔵した住宅分電盤 を導入する。

■防犯

家族と家を守るために、録画付インターホンやセンサー照明だけでなく、防犯カメラの設置を検討する。

電気設備は、快適な暮らしの土台であり、安全を守る要でもある。

小さな不満や後悔をなくすために、コンセントの数と位置、そして家全体の設備をアップデートする、新しい電気設備に注目したい。

取材・文/中馬幹弘

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