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70代の7割が「政治に関心あり」、スポーツ観戦や終活に積極的な今どきのシニア事情

2025.12.16

高齢者人口が増加する中で、シニア層の消費行動は市場に大きな影響を与えている。そんなシニア世代のライフスタイル、消費行動、メディア接触などはどんな状況なのか。

ADKマーケティング・ソリューションズ(ADK MS)は、2008年より毎年、関東・関西地区の男女15歳から79歳1万名以上を対象としたオリジナル調査「ADK生活者総合調査」を実施しているが、その中からシニアに注目した「今どきシニアの最新調査結果2025』を発表した。

シニア世代の関心やライフスタイルについて世代別・男女別に調査して、旅行、政治、経済、スポーツ観戦、終活など幅広い分野に対する行動を分析。それによれば自らの意思で前向きに取り組むアクティブなシニア像が浮かび上がった。

年齢を重ねるほど政治や経済状況への目が鋭くなる傾向

複数回答で「関心のある話題」について質問すると、シニア世代では1位「国内旅行」(48.6%)、2位「政治・社会」(45.7%)、3位「経済」(42%)、4位「健康」(41.5%)、5位「テレビ番組」(33.5%)というランキングになった。

上位5項目は、40代以下と比較すると全項目でシニア世代の方が関心が高かった。特に2位の「政治・社会」と3位の「経済」は、男女ともに年齢が上がるほど関心が高まる傾向があった。

いずれの年代でも女性より男性の関心が高く、男女差は「政治・社会」で50代23.5ポイント、60代27.9ポイント、70代18.7ポイントだった。「経済」に関しても50代25.3ポイント、60代27.5ポイント、70代24.5ポイントだった。

「関心のある話題」で1位の「国内旅行」は、「日頃行っている趣味・スポーツ」(複数回答)では「散歩・散策・ウォーキング」(40.5%)に次いで「1泊以上の国内旅行」が37.4%で2位、「日帰りの国内旅行」は30.2%で5位だった。

「1泊以上の国内旅行」は、コロナ禍前の2019年から2025年にかけて、2019年は44.9%(1位)、2024年は37.8%(2位)、2025年は37.4%(2位)と推移しており、高い実施率を維持している。

「日帰りの国内旅行」は、2019年は40.7%(2位)、2024年は32.1%(3位)、2025年は30.2%(5位)と減少傾向で、近年は“宿泊を伴うしっかりとした旅行”に時間とお金をかけたい人が多いようだ。

シニア世代はスポーツ観戦に熱中。デジタル利用が後押し

複数回答で「最近3年以内の観戦経験スポーツ(テレビ観戦を含む)」を質問すると、上位10項目すべて40代以下よりもシニア世代の観戦経験が多かった。

上位6項目の性年代別では、いずれのスポーツでも年代が上がるほど観戦経験が多かった。現在のシニア世代は、テレビや新聞などを通じて長年スポーツに親しんできた世代で、「地上波テレビ放送での視聴テレビジャンル(スポーツ)(複数回答)」でも、シニア世代は40代以下と比較してスポーツ番組を視聴する割合が高く、国民的娯楽として日常的にスポーツ観戦を楽しんでいることが推測できる。

配信サービスを活用したスポーツ観戦も増加傾向

最近はシニア世代でもスマートフォンやタブレットやPCを利用して、『YouTube』、『TVer』、『Amazonプライム・ビデオ』などの動画配信サービスを活用する人が増えている。

「動画サービスの利用経験(複数回答)」を40代以下と比較しても大きな差はなく、デジタル利用の広がりもシニア世代のスポーツ観戦経験の増加の要因にもなっているようだ。

30年以上暮らした東京から実家に戻った地方在住フリーライター。得意分野は、ゲーム、アニメ、マンガやIT&デジタル関連など。自宅でリモート取材や自宅作業が増えたので、20年以上ぶりにフル自作PCを作成して活用中。最近の取り組みは、実家で発掘したセガマークⅢ以降の昭和から平成のゲーム機が動くか点検すること。

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