キリンビールは、クラフトビールブランド「SPRING VALLEY BREWERY」をリニューアルすると発表した。
「SPRING VALLEY BREWERY JAPANエール 香」(350ml缶・500ml缶・Tap Marché)は中味・パッケージともに2025年12月中旬製造品より全国で順次リニューアル。
また、「SPRING VALLEY BREWERY 豊潤ラガー 496」と「SPRING VALLEY BREWERY シルクエール 白」も同時期よりパッケージを順次リニューアルする。(※1)
さらに、会員制生ビールサービス「キリン ホームタップ」と直営店の「スプリングバレーブルワリー東京・京都」では2026年2月製造品より、順次切り替える。(※2)
パッケージは3品それぞれの独自価値が伝わるよう色味を調整し、マット素材を採用することで品質感のある仕様に変更
同社は今年3月に、クラフトビールブランド「SPRING VALLEY」の大規模リブランディングを実施。コンセプトをはじめとしたロゴ・パッケージ・商品名称が刷新され、新たにクラフトブルワリーのブランド「SPRING VALLEY BREWERY」として展開した。
その結果、「SPRING VALLEY BREWERY」がもつ、「新しいおいしさ」や「品質へのこだわり」に対して好評を博し、多くの人に手に取ってもらったという。
そして、今回、「SPRING VALLEY BREWERY」ブランドのリニューアルを実施。同社は、「リニューアルを通じて、ビールの新しいおいしさ・楽しみ方を提案します」とコメントしている。
中味をリニューアルする「SPRING VALLEY BREWERY JAPANエール 香」は、「日本人に合う本当においしいビール」というコンセプトのもと、2023年10月に発売。
海外産ホップに加え、同社が品種開発した2種の日本産ホップ「MURAKAMI SEVEN(以下、ムラカミセブン)」、「IBUKI(イブキ)」を一部使用し、クラフトビールの魅力である“香り”にこだわって造られている。
「ムラカミセブン」は、ホップ技術者・村上敦司氏が育種した「奇跡の日本産ホップ」と呼ばれる希少な日本産ホップで「繊細で爽やかな和柑橘のような香り」が特長。試験畑で植えられた順番の「7」と開発者の「村上」から、「ムラカミセブン」と名付けられた。
開発当時のホップに対する価値は、“苦み”や“コスト”に重きが置かれており、“香り”が特長であるのちの「ムラカミセブン」は、一度は廃棄候補となったが、村上氏が愚直に栽培を継続し、東日本大震災を契機に「東北の作物」として再評価された。
また、作業負荷が少なく収穫量が多いことから、高齢化が進む日本産ホップ農家にとって、未来のホップ産業に貢献する品種として期待されている。
現在は、缶のクラフトビールとして唯一「SPRING VALLEY BREWERY JAPANエール 香」に使用され(※3)、日本中にその魅力を広げている。
本リニューアルでは、「SPRING VALLEY BREWERY JAPANエール 香」への「ムラカミセブン」の使用量を増やし、海外産ホップ「ブラボー」のホップ添加タイミングを調整することで華やかな香りの良さは維持しつつ、苦味や後渋味を抑えたすっきりとした味わいを強化した。
また、パッケージは、3品の個性がより伝わるよう色味を調整し、マット素材を使用することで品質感を高めたデザインに進化させたほか、裏面には一目でわかる“おいしさチャート”を採用。
さらに、「SPRING VALLEY BREWERY JAPANエール 香」には、正面に「MURAKAMI SEVEN」一部使用を訴求するアイコンを記載している。
味わいについては、「SPRING VALLEY BREWERY 豊潤ラガー 496」が豊潤なのに、すっきりとした綺麗な後味のインディアペールラガー、「SPRING VALLEY BREWERY シルクエール 白」がシルクのような上質でまろやかな口当たりのホワイトエール、「SPRING VALLEY BREWERY JAPANエール 香」が心地よい苦味とすっきりとした後味のペールエールとなっている。
■商品概要
・商品名:
(1)「SPRING VALLEY BREWERY 豊潤ラガー 496」
(2)「SPRING VALLEY BREWERY シルクエール 白」
(3)「SPRING VALLEY BREWERY JAPANエール 香」
・発売日:2025年12月中旬製造品より順次切り替え
・発売地域:全国
・容量/容器:
350ml缶・500ml缶
3Lペットボトル(Tap Marché)/12月中旬製造品より順次切り替え
1Lペットボトル(キリン ホームタップ)/26年2月お届け分より順次切り替え
15L樽(スプリングバレーブルワリー直営店)/26年2月製造品より順次切り替え
・希望小売価格(税抜):350ml缶 245円、500ml缶 325円
・アルコール分:(1)6%、(2)5.5%、(3)6%
・純アルコール量:
(1)350ml缶 16.8g、500ml缶 24g
(2)350ml缶 15.4g、500ml缶 22g
(3)350ml缶 16.8g、500ml缶 24g
・製造工場:
(1)キリンビール 横浜工場、滋賀工場(予定)
(2)キリンビール 取手工場、滋賀工場(予定)
(3)キリンビール 取手工場、滋賀工場(予定)
※1 「SPRING VALLEY BREWERY 豊潤ラガー 496」と「SPRING VALLEY BREWERY シルクエール 白」のパッケージリニューアルについて、「Tap Marché(タップ・マルシェ)」の変更はない。「キリン ホームタップ」はラベルが対象。
※2 変更の時期は前後する可能性がある。
※3 キリンビール調べ(2025年11月時点)
関連情報
https://www.springvalleybrewery.jp/
構成/立原尚子







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