年末年始に注意すべきこと
気にしたいのは、年末年始は店舗によっては予約枠がないことや、お店自体がお休みになってしまっていることもあることだ。そのあたりは、利用したい株主優待があれば、利用できる日から逆算して早めに予約しておこう。
実例1:GARB CASTELLO(ガーブ カステッロ)で
筆者の実例も紹介する。バルニバービ(3418)の株主優待を使い、GARB CASTELLO(ガーブ カステッロ)でガーブランチ(1,300円)をチョイス。この日のランチメニューは、豚バラ肉とレンズ豆の白ワイン煮込みだった。
株主優待を使い、支払いは0円。
ホットペッパーグルメで予約をして訪れ、リクルートポイント10ポイント。写真つきの口コミ投稿で300ポイント。ポイントサイトを経由してホットペッパーグルメ予約をしたので120ポイントも付与予定。つまり1ポイント1円換算で、430円相当が還元予定というわけだ。支払い0円で430円相当のポイントがもらえる。
もちろん、自炊の方がお金はかからないとは思うが、株主優待があるからこそ、こういったおいしいランチも楽しめる。しかも、バルニバービの株主優待は1円単位で支払えるため、この時、現金払いはしていない。
実例2:かっぱ寿司で
コロワイド(7616)の株主優待を使い、かっぱ寿司に行ったこともある。各自、好きな寿司を食べて、しかも「株主優待を使い、支払いは0円」。
コロワイドの株主優待は、500株で3ヶ月ごとに1万円の優待ポイントがつき、年間で4万円相当(3月株主は6月と9月にポイント付与、9月株主は12月と3月にポイント付与)。しかも1ポイント1円単位で使える。
PayPayグルメで予約し、家族4人でディナータイム利用することでPayPayポイントが800ポイント貯まる。
実例3:木曽路で
幅広い年代に人気の木曽路でも株主優待が使える。写真は平日ランチの籠盛定食、茶碗蒸し付き(税込1,650円)。
木曽路(8160)の株主優待も使えるが、この時は、PRTIMES(3922)でもらった木曽路のお食事券1,000円分を出し、ジェフグルメカードを2枚出した。コツは、ジェフグルメカードを2枚出して「おつりをもらった」ことだ。
ジェフグルメカードは「おつりの出る金券」で、ニイタカ(4465)や鈴茂器工(6405)の株主優待になっている。
この時、ホットペッパーグルメでの予約ポイント(リクルートポイント10ポイント)や、口コミ投稿(300ポイント)、そしてポイントサイト経由もあるので430円相当ポイントが還元予定。
株主優待を使って外食をするとメリットがあり、1.予約サイトでのポイントがもらえ、しかも、 2. 場合によっては、おつりを現金でもらえることもあるわけで、いわば、「外食をして、予約ポイントがもらえ、お金(おつり)をもらいに行く」ことができた。
これらの例から、筆者のように「ポイ活ガチ勢」が生まれがちな理由をわかってもらえたのではないか。自炊が辛いからたまには外食という場合ももちろんあるが、日々の外食をして優待を使えば“支払い0円になり、さらにはポイント還元まで期待できる”から外食を積極的にしたい人もいるわけだ。
文/谷口 久美子
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