2025年に創立100周年を迎えたBang & Olufsenから、これを記念する完全ワイヤレスイヤホン「Beo Grace」(ベオ グレイス)が登場。価格は18万3000円(税込)で、現在予約を受け付けており、2025年12月12日より順次発送される予定だ。
音響革新と時代を超えるデザイン、クラフツマンシップを妥協なく結集するブランドの真髄を体現。完璧を追求する精神とジュエリーから着想を得たBeo Graceは、ポケットに収まるスリムなサイズでありながら、他に類をみないサウンドを実現する。
Bang & Olufsenは常に、
・ ACOUSTIC
・ DESIGN
・ CRAFTSMANSHIP
の3つを軸に製品概要を表現しており、「Beo Grace」でも、それに準じて特徴が紹介されている。
以下、同社発表リリースをベースに、その概要をお伝えする。
ACOUSTIC:快適性を損なうことなく、長時間装着時の最適なパフォーマンスを提供

■自然な空間オーディオ
Beo Graceはあらゆるステレオミックスを仮想空間化でき、ドルビーアトモスに最適化されているため、スピーカーで聴いているかのような自然なリスニング体験を実現している。本体は防塵・防水性能のIP57規格を備えており、外出先での使用に最適だ。
■ノイズからニュアンスまで
スタジオレベルの6つのマイクによる、Bang & Olufsen史上最も先進的なアダプティブ・アクティブ・ノイズ・キャンセリング(ANC)を搭載。装着状態や周囲環境の変化にリアルタイムで対応して、最大限の遮音性能を微調整、前作と比べ4倍のANC性能を発揮する。
■完全な透明性
新開発のTrueTransparencyは、2024年に発売されたBang & Olufsenの最新ヘッドホンBeoplay H100を基盤に進化。最新の高精度マイクにより、ヒスノイズや歪みなく周囲の環境を驚くほどリアルに再現する。
同社では、これを「世界が本来あるべき姿で聞こえるため、イヤホンを装着していることを忘れてしまうほどの自然な音質です」と説明している。
また「EarSense」は、周囲の騒音を検知しながら耳固有の音響特性を測定し、音と静寂をリアルタイムで自動調整。パーソナライズされた没入空間を創出する。
■触覚フィードバック式コントロール
頑丈なアルミニウムチューブ内部に精密な力感知センサーを搭載。機械的なクリック感を再現したリアルタイム音響フィードバックと連動し、再生/一時停止、曲送り/戻し、アクティブ・ノイズ・キャンセリングと透過モードの切り替えが可能だ。
タッチ操作も確実で触覚に優れており、あらゆる環境で正確に機能する。

■NEARTAP
音量の調整には新たに開発したNearTap(ニアタップ)機能を搭載した。耳の側やBeo Graceのステムをタップすることにより、音量が増減。Beo Graceがまるで身体機能の延長線上にあるように操作できるため、煩わしいタッチ操作のストレスとは無縁となる。

■進化するソフトウェアプラットフォーム
ウェアラブル向け新プラットフォーム「Amadeus Platform」 を採用。BeoGraceは、設計上アップグレード可能な本プラットフォームにより、ソフトウェア更新を通じて性能と体験を向上させ、ユーザーと共に進化し続ける。
DESIGN:工芸と彫刻の融合

Beo Graceは、高級ジュエリーのような優雅さに着想を得た、彫刻のようなイヤホンだ。アルミニウム製のステムは、Bang & Olufsenの象徴的なイヤホン、A8のデザインを再解釈したもので、その特徴的な金属製ステムを、“小型化”という革新によってワイヤレス時代へと導いた。
イヤチップは楕円形プロファイルに改良され、フィット感と密閉性が向上。各イヤピースは研磨されたアルミニウムから削り出され、パールブラスト加工を施したアルミニウムケースに収まっている。

シームレスなシルエットのケースは手の中で軽やかに開き、触れた瞬間のひんやりとした感触、洗練された仕上げ、ポケットにすっと収まる形状。Beo Graceは金属の永遠の美を日常へと落とし込んだ精密な音響を兼ね備えた耳のためのシルバージュエリーのようなイヤホンだ。
アルミニウムのケースにフィットするソフトでプレミアムなレザーポーチはオプションアクセサリーとしてInfinite Black(インフィニットブラック)、Cranberry Red(クランベリーレッド)、Seashell Grey(シーシェルグレー)の3色で展開。
控えめなUSB充電口を備え、さらにエレガントなショルダーストラップと洗練された留め具により、身につけやすく、音楽と共にユーザーが行くあらゆる場所で、どんなスタイルにもフィットする。

CRAFTSMANSHIP:卓越したサウンドを実現する設計
Beo Graceは、Bang & Olufsenの熟練トーンマイスターが調整・完成させた新音響構造を核に設計され、驚異的な忠実度を達成している。
そしてヘッドホン、Beoplay H100の音響原理に着想を得て、比類なき高音質と先進的なデジタル・ノイズキャンセリングを提供する。
一方、バッテリーの長寿命化・効率化を通じてサステナブルな社会に貢献する英国発のスタートアップ、Breathe Battery Technologies社とパートナーシップを結び、イヤホン内蔵バッテリーの寿命を延長するアダプティブ・チャージング機能を採用(※)。業界水準で従来約500回程度とされるバッテリーの充電回数を最大約2000回まで伸ばした。
※ 製品発売後追加予定
「Beo Grace」の主な仕様

ドライバー/エレクトロダイナミック型Φ12 mmチタンドライバー
再生周波数帯域/10Hz-20kHz
再生時間/連続再生:最大4.5時間、充電ケースと合わせて17時間
所要充電時間/約1時間半、最短充電時間:5分で最大2時間半再生可能
バッテリー/イヤホン:45mAh、ケース:200mAh
電源供給/USB-C端子、ワイヤレス充電
接続/Bluetooth 5.3、Dongleモード
マルチポイント/2台
Bluetoothコーデック/SBC、AAC、LC3 (Dongleモード)、LC3plus (Dongleモード)
防塵防滴性能/イヤホン:IP57、ケース:IP54
認証規格/Made for iPhone (MFi)、Microso” Swi” Pair、Optimized for Dolby Atmos
マイク/MEMS×6 (ANC・通話用)
主な機能/
・フルアダプティブANC
・TrueTransparency (透過モード)
・B&O Spatial Audio (Optimized for Dolby Atmos)
・ウインドノイズリダクション
・EarSense
・NearTap
・フォースコントロール
・クイックチャージ
・Dongleモード (LC3plusにて最大24 bit/96kHzの再生に対応)
デザイン/Bang & Olufsen デザインチーム
素材/アルミニウム、レザー、ポリマー
付属品/
・USB-C – Cケーブル 0.5 m
・USB-C – 3.5 mm オーディオケーブル 0.5 m (Dongleモード用)
・シリコンイヤチップ 4 サイズ
・クイックスタートガイド
・ウェルカムカード
サイズ/イヤホン: 幅21.9×高さ31.3×奥行き25.4mm、ケース:幅59.5×高さ47×奥行き23.8mm
質量/イヤホン:6g、ケース:65g
カラー/Natural Aluminium
価格/18万3000円(税込)
◎アクセサリー/特注レザーポーチ 3色展開 4万6000円(税込)
TOKYO ART BOOK FAIR 2025に参加
2025年12月11日(木)〜14日(日)に開催されるTOKYO ART BOOK FAIRに、以下の要領で出展する。
Bang & Olufsenは100周年を迎える2025年、フランスのAssouline社よりブランドブックを出版した。展示では、そのブランドブックを通して同社が紡いできたサウンドの歴史を、またアイコニックなプロダクトを実際に展示することで、北欧デザインとクラフツマンシップの魅力を紹介している。

<スペシャルブース>
100 years of sound and design
日時:
12月11日(木)12:00-19:00 最終入場時間:18:30
12月12日(金)〜14日(日)11:00-18:00 最終入場時間:17:30
※Week 1のみの出展。
会場:
東京都現代美術館(江東区三好4-1-1)
関連情報
https://www.bang-olufsen.com/ja/jp
構成/清水眞希







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