2025小学館DIMEトレンド大賞は映画「国宝」に決定!話題の人物賞「横浜流星」、ベストアーティスト賞「&TEAM」、ベストキャラクター賞「永野」&「永尾柚乃」
2025.12.11
ビジネストレンドマガジン「DIME」の年末恒例企画「2025 第38回小学館DIMEトレンド大賞」が『DIME』2・3月合併号で発表されます。
その年を象徴するヒット商品や話題を集めたサービス、人物や団体、これからブレークが予想されるモノ、コト、ヒトなどを表彰するこの賞も、今年で38回目。
雑誌「DIME」、WEB「@DIME」での4万5000票以上の読者投票をもとに、編集部員、そして選考委員4名(玉川徹さん、ヒャダインさん、市川紗椰さん、DIME編集長 石﨑寛明)により選出されました。
「日用品部門」「レジャー・リテール部門」「グルメ・フード部門」「プロダクト部門」「ライフデザイン部門」「エンタメ部門」の6部門からそれぞれ3つの商品・サービスが部門賞として選ばれ、その中から大賞として「映画『国宝』」が選ばれました。
各業界を賑わせ、新たなトレンドを作った部門賞は以下の通りです。12月16日発売の雑誌『DIME』2・3月合併号では、今年の受賞ラインアップの紹介のほか、ヒットに至った秘密、舞台裏を紹介しています!
2025 第38回小学館DIME トレンド大賞 受賞社一覧
【日用品部門】
株式会社空調服『空調服®』
2つのファンで外気を取り込み、汗の気化熱で体を冷やす、ファン付きウェアのパイオニア。2004年に販売を開始。「近年の猛暑に加え、2025年6月1日から職場での熱中症対策が罰則付きの義務化となったことで売り上げが激増しました」(広報)。売上高は24年の47億円から85億円に急拡大した。大阪・関西万博ではNTTパビリオンがユニフォームに採用。ファッションブランドとのコラボも多く手掛ける。
コクヨ株式会社『大人のやる気ペン』
資格取得やリスキリングなど、目標に向かって学習する大人をサポートするIoTラーニングデバイス。通常のペンに装着して使う。専用アプリとの連動で、ペンの動いた時間を「やる気パワー量」として可視化・記録・分析し、学習の三日坊主を防ぐ。「Makuake」の先行販売では応援購入総額目標の6900%に到達。2025年8月までの販売数は1万台を突破。
株式会社良品計画 無印良品『トッピングカップ付き ランチカプセル』
本体のふたの内側に、ドレッシングやうどんのタレ・出汁などの入るトッピングカップが付いた縦型ランチボックス。「今までにない形状と、サラダや麺類を持ち運ぶという体験の提供に加え、電子レンジ対応を可能にした機能面も好調の要因と考えています」(広報部)。当初計画の2.5倍以上が売れ、一部店舗を除き、発売後1か月で品切れが発生した。
【レジャー・リテール部門】
株式会社ジャパンエンターテイメント『JUNGLIA OKINAWA』
沖縄県北部に開業した大型テーマパーク施設。世界遺産「やんばるの森」に近接する豊かな大自然の中に位置し、21のアトラクションや、レストラン併設のスパ施設も完備する。地域の発展を目指す起爆剤としての役割も期待され、沖縄県の入島数が2025年は過去最高となる見込み。すでに連携ホテルの売上増加など、地域経済への波及効果が顕在化しつつある。
『長崎スタジアムシティ』
長崎駅から徒歩約10分の好立地に開業した大型複合施設。ピッチと観客席の距離が日本一近いサッカースタジアムと、スタジアムを一望できる客室、半露天ジェットバス、屋内プールを併設したホテル、アリーナ、商業施設、オフィスが集まる。「一日中楽しめる新しい町としての基盤が整ってきた1年でした」(広報部)。開業1年間で延べ485万人が来場した。
星野リゾート『LUCY尾瀬鳩待 by星野リゾート』
星野リゾートの新ブランド『LUCY』の第1号施設。登山初心者も安心して滞在できるホテル基準のサービスを提供する「山ホテル」を旗印とした。「不要な荷物を預けられる無料ロッカールームなど、随所に登山前後の負担を軽減する仕組みを取り入れ、登山の魅力をより一層後押しできました」(福井ゆう子総支配人)。2025年度宿泊分は販売約2週間で完売した。
【グルメ・フード部門】
株式会社カシュカシュ『七宝麻辣湯』
痺れるような辛さのスパイス「麻(マー)」と、唐辛子の辛味のきいた「辣(ラー)」が特徴のスープ料理「麻辣湯(マーラータン)」の専門店。スープは30種類以上の薬膳スパイスを組み合わせたもので、好きなトッピング具材、辛さ、スープの味、麺を選ぶことで、自分好みにカスタマイズができる。SNS投稿から火がつき、2021年の6店舗から25年内には50店舗以上に増える見込みだ。
キリンビール株式会社『キリン本格醸造 ノンアルコール ラガーゼロ』
キリンビール初の「ラガービールテイスト製法」(=脱アルコール製法)でつくった、ビールに最も近い味とうたうノンアルビール。同社史上最大の設備投資を行ない、4年の歳月をかけて完成させた。「飲みごたえがありながら後キレの良い、ビールに近いおいしさが好評。味覚評価が高いため、リピート率も右肩上がりです」(マーケティング部・富山航輝さん)。発売約1か月で年間販売目標の6割にあたる30万ケースを突破した。
株式会社資さん『資さんうどん』
北九州のソウルフードといわれるうどんチェーン。讃岐と違う、九州系らしいやわらかな口あたりとコシのあるふわもち食感が特徴で、店内でとっただしは甘めでしっかりした味わい。2024年にすかいらーくグループ傘下に入り、関東に進出すると、各店とも数時間待ちの行列ができ大きな話題となった。26年には現状の94店舗から124店舗まで増やす計画。
【プロダクト部門】
ケルヒャージャパン株式会社『OC Handy Compact』
バケツやペットボトルから給水でき、USB 充電で最大約30分の連続使用を可能にした、水道・電源のいらないモバイル高圧洗浄機。4種類の噴射モードがあり、一般的な水道の約7.5倍の水圧で洗浄、散水ができる。「据え置き型が常識だったケルヒャーの高圧洗浄機を手のひらサイズまで小型化したことが特徴」(広報部)。「Makuake」では約20分で2500台が完売した。
株式会社バンダイ『Tamagotchi Paradise』
育成ゲーム機『たまごっち』シリーズの最新作は手遊び感を重視。「ズームダイヤルにより、全4段階フィールドでお世話遊びが可能になり、楽しみ方が広がりました」(企画開発担当・青柳知里さん)。ツーしん(通信機能)を使う遺伝・ブリード機能で、出会えるたまごっちは5万通り以上に。予約数は前作対比400%を記録し、シリーズ累計出荷数は1億個を突破。
本田技研工業株式会社『PRELUDE』
1978年~2001年まで生産され、特に2代目(82年発売)は、デートカーとしてヒット。そんな名車が約24年ぶりに復活。「ミニバン、SUV中心の市場では珍しいクーペスタイルと、五感を刺激するハイブリッド新技術「Honda S+ Shift」が人気につながりました」(宣伝広報課・宮本慶浩さん)。発売1か月の受注台数は、月間販売計画8倍の2400台に達した。
【ライフデザイン部門】
ウーブン・バイ・トヨタ株式会社『Toyota Woven City』
トヨタ自動車が、静岡県裾野市に建設した実証実験のための街。自動運転、AI、ロボット、再生可能エネルギーなどの最先端技術を、実際の生活中で検証することを目的とする。2025年9月に実証を開始し、最初は同社関係者数世帯が住みはじめた。最終的には「Phase 1エリア」に約300人が居住するという。26年度以降に、一般の人々の受け入れも始まる予定だ。
KDDI株式会社『au Starlink Direct』
スペースX社のスターリンク衛星とスマホが直接通信できるKDDIのサービス。通信圏外でも空が見えれば、テキストの送受信、写真、動画、電子ファイルの共有が行なえる。「データ通信は世界初の取り組み。国内提供はKDDI1社という点も強みになりました」(事業企画部・本間寛明さん)。対応機種を使うauユーザーは申し込み不要で、当面は無料での使用が可能。他社ユーザーも、「au Starlink Direct専用プラン+」(月額1650円)に申し込むことで利用できる。
Mysurance株式会社『推し活キャンセル保険 <国内遠征版・海外遠征版>』
推しに会いに行くための遠征が、予期せぬ事態で中止になった際に発生する交通費や宿泊費などのキャンセル費用を補償する保険。「安心して推し活に没頭できる環境づくりを意識した取り組みが好意的にとらえられました」(マーケティング部長・澤田 翔さん)。情報番組をきっかけに注目を集め、X上では関連キーワードのimp数が数日で1500万件を超えた。
【エンタメ部門】
映画「国宝」製作委員会『国宝』
任侠の一門に生まれ、父亡き後、上方歌舞伎の名門の当主に引き取られた喜久雄(吉沢亮)。そこで息子の俊介(横浜流星)と出会う。歌舞伎の血筋を継ぐ者と、継がざる者。生い立ちも才能も異なる二人が認め合い、共に歌舞伎へ青春を捧げるが――。邦画実写22年ぶり快挙!観客動員数1231万人、興行収入173億円突破のメガヒットとなり、歴代の邦画実写で興行収入1位を獲得。歌舞伎の劇場へZ世代が足を運ぶなど、〝歌舞伎ブーム〟も到来した。
大創出版『DAISOオリジナルトレーディングカードゲーム 蟲神器』
ダイソーの子会社が手掛けた、昆虫がテーマのトレーディングカードゲーム。オリジナルのIPで市場に参入。ゲーム性に加え、昆虫の知識を学べる解説文や、ユーザーが公認大会を主催できる公認サポーター制度の導入などが功を奏し、累計販売数は1400万セットを突破した。人気の高さからNintendo Switchのゲームソフトも発売された。
『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』
ガンダムシリーズを手掛けるバンダイナムコフィルムワークス サンライズスタジオと、『エヴァンゲリオン』シリーズなどで知られるスタジオカラーが共同制作した作品。TVシリーズの放送に先駆け、一部話数を劇場上映用に再構築した『機動戦士Gundam GQuuuuuuX -Beginning-』の興収は30億円を突破。関連製品の好調で、同社のガンダム関連のIP別売上高は対前年比約1.8倍に伸長した。
【話題の人物賞】
横浜流星さん
1996年、神奈川県生まれ。2011年に俳優デビュー。『流浪の月』(2022年)で第46回日本アカデミー賞優秀助演男優賞受賞、『正体』(2024年)で第48回日本アカデミー賞最優秀主演男優賞受賞。2025年は大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』に主演し、映画『国宝』で主人公のライバルを演じた。2026年は主演作『汝、星のごとく』の公開を控える。
【ベストアーティスト賞】
&TEAM
2025年、「Japan to Global」を掲げる日本発の9人組グローバルグループで、2022年デビュー。初のアジアツアーで約16万人を熱狂させ、念願の韓国デビューではミリオンヒットを達成。SNSには歓喜の声があふれ、世界中のファンダムがひとつになる瞬間が何度も訪れた。さらには日本レコード大賞 特別国際音楽賞受賞、紅白歌合戦初出場も決定。
【ベストキャラクター賞】
永野さん
おなじみの「ゴッホより普通にラッセンが好き~」ネタを経て、毒舌キャラと巧みなトークで再ブレイク中。テレビ・ラジオ・Podcast・YouTubeのレギュラーは10本(うち3本は25年スタート)、出演した動画の再生回数がミリオン超えの神回を連発するなど、〝配信王〟の異名をとる。芸能界屈指のロックフリークで自身の『永野CHANNEL』で語られるコアな音楽トークに熱烈ファン多数!
永尾柚乃さん
1歳半でドラマデビュー。23年に6歳で出演した『ブラッシュアップライフ』(日本テレビ)で〝中身は33歳の子ども〟を演じ、人気者に。25年は実写版『リロ&スティッチ』で日本版声優を務めるなどお芝居の幅を広げる一方、自身の名前を冠したバラエティー特番にも出演。大阪・関西万博の閉幕イベント出演、湖池屋中部工場の1日工場長など、多方面で活躍を見せた。テレビ出演100本以上(25年)、CM10本と〝子役の顔〟として躍進!
【特別賞】
『2025年日本国際博覧会』(大阪・関西万博)
訪れた人の満足度が高く、「通期パス」が約40万枚、「夏パス」が約28万枚売れ、最終的には総来場者の累計が2900万人を突破し、黒字230億円の大成功を収めた。「来場者がSNSで発信した万博の魅力や楽しみ方を見て来場されるという連鎖が盛況につながったと考えます」(2025年日本国際博覧会協会・広報・高田恵吏さん)。大屋根リング、パビリオン、ミャクミャクなど、今年を象徴するキーワードも次々と生まれた。
発表・贈賞式会場には、横浜流星さん、&TEAM、永野さん、永尾柚乃さんが登場!
贈賞式のアーカイブ動画も配信中!
受賞企業各社、スペシャルゲストの皆さんと共に今年の受賞ラインナップを一気に振り返ります。司会はフリーアナウンサーの吉田明世さん。ぜひ、ご覧ください!
『DIME』2・3月号
【通常版】
12月16日(火)発売
特別価格1880円(税込)
小学館
【スペシャル版】
12月16日(火)発売
特別価格880円(税込)
小学館
※通常版とは表紙が異なり、特別付録は付きません。内容は同一です。
【増刊版】
12月16日(火)発売
特別価格880円(税込)
小学館
※通常版とは表紙が異なり、特別付録は付きません。内容は同一です。
構成/DIME編集部







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