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「秋のヘッドフォン祭2025」で輝きを放ったfinalの進化と最前線で体感した音色と空間

2025.12.13

■連載/ゴン川野のPC Audio Lab

国産ブランドの新定番

冬のヘッドフォン祭2025は、今年も大盛況。その中でも注目を集めていたのがfinalのブースだ。フラッグシップ級の「DX3000CL」を筆頭に、リファレンスクラスの「A10000」、新世代のSシリーズ、そして独自企画の「ZE3000 for ASMR」まで、多彩な新製品が一気に体験できる場となった。本記事では、試聴と撮影をベースに、finalをはじめ、オーディオテクニカ、FiiOの注目製品をレポートする。

finalブースには、JDH(自分ダミーヘッド)を進化させたDTASを採用したフラッグシップイヤホンの新製品「TONALITE」のパーソナライズ体験コーナーが用意された
「TONALITE」はパーソナライズの結果を正確に反映させるため、0.1 dB単位で出力を調整できる高精度を持つ。その音は「ZE3000」の解像度をさらに高めた印象だ。残念ながら今回はDTASを体験することはできなかった
「A10000」はトゥルーダイヤモンド振動板を搭載したフラッグシップモデルで、39万8000円という価格にも驚かされる。Aシリーズの最終進化形として、歪を全く感じさせない高域、タイトでスピード感のある低域が特徴。スタジオモニターを思わせる色付けのない音は、楽曲を忠実に再現してくれた
「ZE3000 for ASMR」はASMR専用に開発されたユニークなモデル。耳元でささやかれるような音で、ティングル(Tingle)と呼ばれるゾクゾクとする反応を引き出すという。中高域の解像度が高く、自然な距離感で音が再現される
ヘッドホンの最新モデルが「DX3000CL」である。中高域の広がり感は開放型を思わせ、沈み込むような深い低域は密閉型を思わせる。その正体は密閉型で、30mm厚の低反発イヤーパッドにより開放的な音場を追求。和紙とカーボンのコンポジット振動板をフリーエッジ構造で取り付けている
高音質を追求したワイヤレスヘッドホンが「UX5000」。高音質コーデックLDACとaptX Adaptiveの両方に対応。また有線接続にも対応し、専用アプリによるボリュームステップ最適化や音質調整など、かゆいところに手が届くセッティングが可能だ。音場感重視のバランスで、低域はタイト。ややクールで繊細、解像度の高い音を聞かせてくれた
「S6000」はSシリーズのハイエンドとなる予定のプロダクトモデル。2BAドライバーを搭載し、クロム銅削り出しの筐体を採用。高域がシャープでフラットバランスな音だった
「A2000」は9800円という高コスパで高音質を狙ったモデル。完全新設計のオリジナルドライバーf-Core DUを搭載し、レスポンスに優れ、歪の少ない音を実現したという。音場感に優れ、クセのない音だ
「ZE300」はANC搭載で同社最小、さらに5980円という高コスパモデル。イヤホンを外から圧迫しても圧力が分散される構造で、寝転びながら使っても壊れにくいという特徴を持つ
DITAのフラッグシップ「VENTURA」が3年ぶりに登場。価格は79万8000円。三段式の箱にさまざまな付属品が収められている
ダイナミック型の新設計V4ドライバーを搭載。筐体はチタン削り出しパーツを組み合わせて作られており、持っただけで高い剛性が感じられる。解像度重視の音作りで、広々とした空間が感じられるややクールな音色だ

専用試聴コーナーを設けた「ATH-ADX7000」

オーディオテクニカのブースで存在感を放っていたのは、フラッグシップモデル「ATH-ADX7000」である。試聴は予約制で、専用席を使い10分間じっくり持参音源を聴ける。予約時に4種類のアンプから好きなモデルを選択でき、アナログプレーヤー付きの席もあった。58mmドライバーを使った開放型で、本体重量は275gと非常に軽量。ヘッドホンを装着していることを忘れるほど快適だった。

GOLD NOTE「HP-10 Deluxe」との組み合わせでは、極めて情報量が多く、音像定位が正確。平面駆動型のヘッドホンを聴いているような錯覚を覚える。低域はタイトで、大口径ダイナミック型とは思えないほどレスポンスが良く、スピード感がある。こちらの方が原音に近いが、量感を求める人には物足りないかもしれない。

ハニカムデザインのアルミパンチングメタルは不要な響きを抑えている
ヘッドホンアンプとヘッドホンはバランス接続。音源はiPhone 17 Proのハイレゾ音源をデジタル接続している
アームやフレームにはマグネシウム合金が使われ、高剛性と軽量化を両立している

FiiOからも初公開の新製品が多数登場

FiiOも多数の新製品を揃えて来場者を迎えた。特に人気だったのは、重量感のあるDAP「M27」をはじめ、ヘッドホン、イヤホン、DAC内蔵ポータブルアンプなどで、すべて試聴可能だった。

私が好印象を受けたのがダイナミック型の「FT13」。60mmという大口径のW型ナノファイバー振動板を使い、歯切れ良く情報量の多い音を再現。ハウジングには北米産天然パープルハートウッドを採用している
「M27」はチタンモデルとアルミモデルがあり価格が異なる。DACはES9039SPROをデュアルで搭載。アルミは響きが豊かでボーカルが心地よく、チタンはフォーカスが良く音像定位に優れる傾向だった
「Snowsky MELODY」は北米産天然木を使ったDAC内蔵ヘッドホンアンプで、4.4mmバランス接続にも対応。高域が鮮明で細かい音を再現する
「Snowsky TINY B」は3.5mmと4.4mm端子に対応したドングルヘッドホンアンプで、iPhone 17 Proにケーブル不要で接続して再生できた。透明感のある音で、スピード感があり音場も広い。左がタイプBで、右はリスニング中の充電に対応したUSB-C端子搭載のタイプA

写真・文/ゴン川野

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