世界59か国333都市で展開するグローバルメディア『タイムアウト』は、2025年の「世界で最もクールな街」として、神保町を1位に選出。
神保町といえば古書店街やカレーのお店が多いというイメージが強いが、実は全部で12エリアの町会が集う、地域活動が活発な場所でもある。古くから神保町に住む町会の人々は、街の魅力についてどう感じているのか? 町内会に話を伺った。

なぜ神保町が評価されるのか?
「クールな街と言われても正直、ピンとこないですね(笑)。神保町は東京の中でも下町で、親の代からここで商売をやっている家が多い。地元を盛り上げたいという意識が強いから、祭りや行事もイベント会社に頼らず、自分たちで仕切っているのが特徴かな」(神保町三丁目町会会長・望月正さん)
神保町では『神田古本まつり』や『神田ブックフェスティバル』といった古書祭りが有名だが、そのほかにも秋には運動会や餅つき大会なども開催している。こういった地元の活気も選出の一因だ。
その一方で神保町は現在、学士会館や三省堂書店といったスポットが建て替えの真っ最中。各所で再開発も進められている。神保町の街並みはこれからどのように変化するのか? 見守っていきたい。
【DIMEの読み】
地域活動が盛んである一方「住民は減少、印刷所など多くの店がなくなってしまった」と望月さん。インバウンドに頼るのではなく、地元住民による地域の活性化。それが今後のカギとなりそうだ。
古書店街だけではない!地元の祭りも盛り上がる

古書街、喫茶店のほか、最近は小規模なクラフトビール店やバルも増加。

一方で地元住民による運動会なども開催される、地域の活気も大きな魅力だ。
取材・文/高山 惠 編集/原口りう子
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