芸術鑑賞に興味があるけれど何を観たらいいか分からないし値段も高い……。
そんな人におすすめのサービスがチケットのサブスク『recri』だ。
登録して月額7900円を支払えば、自分の好みや予定に合わせて舞台のチケットが毎月届く。開発のきっかけについて、recri 代表取締役の栗林嶺さんはこう語る。
舞台のサブスクはなぜ生まれた?
「消費者目線だと、舞台鑑賞はハードルが高いんです。前提知識が必要な作品も多く、チケットの購入システムも複雑。一方、舞台業界では年間3000億円分も空席があると言われていて、興行主側は新規ファンの獲得に苦しんでいる。双方の課題解決をできるサービスを作りたくて創業しました」

取り扱うジャンルはミュージカル、演劇、バレエ、歌舞伎、落語、アート鑑賞など多岐にわたり、年間約500作のラインナップを揃えている。中でも、クラシックバレエや社会派の舞台作品がユーザーに人気だそう。
「今後は『今日行きたい』と思った人が当日券を買えるようにするなど、よりユーザーが気軽に使えるようにアップデートしていきたい。また、将来的には弊社オリジナルの興行作品を作ってみたいと考えています」(栗林さん)
今後の鍵は「作品」の充実
1回2000円の映画に比べて、舞台は1公演1万円以上が当たり前。「この作品が観られるなら加入したい」と思わせるようなラインナップを充実させれば、今後より利用者は増えそうだ。
取材・文/井上明日香 編集/髙栁 惠
※本記事内に記載されている商品やサービスの価格は2025年10月31日時点のもので変更になる場合があります。ご了承ください。
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