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あの人気洗剤が半年ぶりに再販!花王「クイックル 洗面ボウルクリーナー」の落ち方がすごかった

2025.12.13

あの人気の新商品が再び店頭に。花王の「クイックル 洗面ボウルクリーナー」を使ってみた!

台所のシンクはまめに清掃していても、放置しがちなのが陶器製の洗面台。日々の掃除の優先順位からこぼれ落ちていくうちに、水アカなどの汚れで酷いことになってしまう。

この問題を華麗に解決すると話題なのが、今年の春に発売された花王の「洗面ボウルクリーナー」だ。

泡立つ洗剤の力で汚れを落とす

一見、地味に思えるこの商品、メーカーも予想しえない潜在ニーズを直撃したようだ。想定を遥かに上回る売れ行きで、全国的に品薄に。筆者の近所のスーパーでも、品切れ状態がえんえんと続いた。5月に花王は、出荷を一時停止すると発表。安定供給が可能となる体制を整えたうえで、11月半ばに出荷を再開した。半年近く間待った筆者は、いそいそと1本買い求めた。

本商品の特徴は、洗剤と抗菌スポンジが一体化した形状にある。革靴の艶出しに使う液体靴クリームを思い出したが、構造としてはそれに近い。購入したらまず、キャップ全体を回していったん外し、青い内蓋を取り除く。

このとき、泡立つ透明な洗剤のにおいが漂ってきたが、悪くはない。リフレッシュシトラスの香りだそうだ。洗剤の成分を見ると、「界面活性剤(3%、アルキルトリメチルアンモニウム塩)、金属封鎖剤、泡調整剤、安定化剤」となっていた。界面活性剤について調べると、洗剤やヘアリンスなど広く使われており、安全性では特別の注意は要らないようだ。

使い方だが、まずスポンジを洗面ボウルに押し付けて洗剤を出し、泡立てる。あとは、スポンジを軽くこすり洗いするだけ。終わったら泡は水で流す。スポンジは水洗いして、洗剤を含ませた状態でキャップし、保管する。

清掃時間の目安としては50cm 四方に対して約30秒で、正味量100mlの洗剤のうち7mlほど消費する。時短だし、コスパもいい。

びっくりするほど汚れが落ちる

筆者宅の洗面ボウルを実験台に、汚れの落ち具合を検証してみよう。このために数週間にわたり洗面台を使わず、カビのエサになる石鹸カスなどをなすりつけ、汚れるがままにしておいた。写真ではちょっと分かりづらいが、ヌメリや黒ずみなど、いろいろな汚れが付着している。

洗面ボウルにスポンジを押し付けると、靴クリームと違って粘性がないぶん、すぐに洗剤が滲出してくる。軽くなで回して泡を立て、そこを基点に清掃を始める。

購入時は、ちょっと半信半疑な思いもあったが、みるみる各種汚れが落ちていくので、正直びっくりした。

念のため、全体を4回くらいクルクル回して清掃したが、そこまでしなくてもよさそう。頑固な汚れも、だいたい2度拭きでOKだ。水洗いして泡を取り除くと、みちがえた洗面ボウルがそこにあった。

若干の光沢感もあるのは、洗剤に含まれる「防汚コーティング」のためだろう。このおかげで、以降は汚れ自体がつきにくくなる効果が発揮される。

また、除菌、消臭、ウイルス除去の効果もあるのは嬉しい。洗面ボウルの日常ケアは、これだけで十分なかんじだし、清掃も習慣化しやすい。通常価格も598円とリーズナブルなので、一家に1本、常備しておこう。

・花王「クイックル 洗面ボウルクリーナー」https://www.kao.co.jp/quickle/lineup/senmenbowl-cleaner/

撮影・文/鈴木拓也

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老舗翻訳会社役員を退任後、フリーランスの仕事人となる。ライターとして手掛けるテーマは、トラベル、ガジェット、著名人取材、アートなど幅広い。また、クリエイターとしての活動にも力を入れている。ライフワークは秘境と神社仏閣めぐりで、撮った写真をInstagramに掲載している。 https://www.instagram.com/happysuzuki

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