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今年最も偽装された高級ブランドサイト、3位ラルフローレン、2位ディオール、1位は?

2025.12.13

オンラインのセキュリティ対策製品を展開するマカフィーは、2025年12月8日、McAfee Labsの最新調査「2025年のホリデーシーズンに最も偽装されたブランド」の結果を発表した。

この調査では、ホリデーシーズンに詐欺師が最も偽装したブランドを明らかにした上で、詐欺師がいかに巧妙に信用できるブランドになりすまし、本物にそっくりなオンラインストア、偽のメール通知、誤解を招くSNS上の広告を作成しているかを解明している。

2025年に最も偽装されたブランド

詐欺師が今年最も偽装したブランドは、人気のテクノロジー製品や高級ギフト、需要の高い限定商品など、ホリデーシーズンに頻繁に購入されるアイテムに関連している。

彼らは信頼性の高いブランドをターゲットに定め、買い物客の期待に応えるような現実的なビジュアルやメッセージを巧みに活用している。偽サイトの多くには、コピーされた商品画像や類似したレイアウトが含まれるほか、購入者に支払い情報を入力させるためのリアルなカスタマーサービス用語が含まれていることが特徴となっている。

■最も偽装された一般消費者向けブランドトップ5

1.Apple
2.任天堂
3.サムスン
4.ディズニー
5.スチーム

今回の調査では、一般消費者向けブランドの中で最も多くの詐欺サイトが確認されたのはAppleだった。任天堂も、2025年の年末商戦期におけるSwitch 2の膨大な需要を背景に、僅差でそれに続いている。

サムスンのなりすましは主に携帯電話やアクセサリーに関するものが多くみられ、ディズニー関連の詐欺の多くは、偽のDisney+アカウントに関連した広告やお知らせだった。

スチームに関する詐欺サイトも多く確認されており、特にPCゲーム用ギフトカードや、現在ゲーマー向けハンドヘルドPCとして人気の高いSteam Deckに関する詐欺が多く見受けられた。

■最も偽装された高級ブランドトップ5

1.コーチ
2.ディオール
3.ラルフローレン
4.ロレックス
5.グッチ

高級ブランドを装った詐欺はごく少数のブランドに集中しており、その中でもコーチが圧倒的に多く首位を占めている。コーチに関連する詐欺サイトの数は、次に多く偽装される高級ブランドであるディオールよりも約45%多いことが明らかになった。

ホリデーセールの開始に伴いブランド偽装も増加

ホリデーシーズンが盛り上がりとともに詐欺も増加しており、多くの買い物客が偽のオンラインストアや配送通知など、本物そっくりに精巧に作られた詐欺に遭遇している。

マカフィーの調査によると、57% が AI詐欺への不安が昨年より多いと回答しており、約5人に1人(18%)は「詐欺を恐れてホリデーシーズンの買い物をすでに中止した」と回答した。

人々は買い物を楽しむ一方で、多くの人がフィードやメールに表示される内容を再確認するようになり、喜びにあふれるはずの時期が警戒を要する時期へと変化している。

前掲のマカフィーの調査によると、77%が「ホリデーシーズン中のオンラインショッピングで安全を確保するために具体的な対策を取る予定」と回答している。

具体的には、「不明なリンクは絶対にクリックしない」(40%)、「信頼できるサイトのみを利用する」(34%)、「不明な送信者からの情報は無視する」(32%)ということが明らかになった。

多くのユーザーは警戒心を抱いている一方で、詐欺を見抜く自信がある人は少なく、ホリデーシーズンに関連した詐欺を見抜く自信があると回答した人は39%にとどまっている。

年齢層別にみると、若年層は高齢層よりも見抜く自信があるようで、18~24歳では46%が「自信がある」と回答。65~74歳では31%にとどまるという結果が得られた。

安全にショッピングを楽しむために

マカフィーは、今年のホリデーシーズンの買い物をより安全に楽しむために以下を推奨している。

<クリックする前に一呼吸置く>
お得なオファーに関するメッセージやDM、メールを受け取ったときは、直接販売事業者のホームページやアプリにアクセスして確認する。

<信頼できる業者から購入する>
知らないブランドや急なオファーが届いた場合、見送ることが安全な選択だ。

<危険信号に注意する>
急いで行動するよう催促されたり、ギフトカードや送金での支払いを要求されたり、個人情報の提供を求められたり、電話を切らないもしくは、黙っているよう指示をされたりするときは、注意が必要。これらは典型的な詐欺の手口だからだ。いったん立ち止まり、冷静に考えることで、お得な商品購入と詐欺を見分けることができる。

<買い物体験を保護する>
アカウントを保護するために、二段階認証(2FA)を有効に設定し、強力で固有のパスワードを使用する。安全なウェブサイト(URLが「https://」 で始まり、鍵のアイコンが表示されているもの)でのみ購入して、銀行やクレジットカードの利用明細を定期的に確認。不審な請求がないか注意したい。

<総合的なオンライン保護に投資する>
マカフィー リブセーフや、マカフィー トータルプロテクション、McAfee+ のような製品は、個人情報、プライバシー、デバイスを最大限に保護してくれる。不審なリンクやサイトを検知・防御し、より安心してオンライン利用がl可能だ。

■不審なリンクやページに対して警告を発するツールを活用して被害を防ぐ

マカフィー株式会社 代表取締役社長 栗山 憲子 氏

詐欺師たちは、ホリデーシーズンの賑わいに乗じて、お得な商品を探している人々を巧みに狙ってきました。特に、AI技術の進化によって、信頼されているブランドを驚くほどの速さと精度で模倣することが可能になり、詐欺だと気づくのがますます難しくなっています。

偽サイトや偽商品、さらには巧妙なメールやテキストといった手法が増え、現代の詐欺師たちは驚くほど精巧なソーシャルエンジニアリングの技術を使いこなしています。そうした状況の中で、最も効果的な自衛策は、焦らずに一呼吸おき、目にする情報をしっかり確認することです。

そして、不審なリンクやページに対して警告を発してくれるツールを活用し、被害を未然に防ぐことが何より大切です。

関連情報
https://www.mcafee.com/ja-jp/index.html

構成/清水眞希

@DIMEはサイトローンチ時より編集業務に携わる。現在は雑貨や家電、オーディオなどの新製品に加え、各種の社会調査・統計、話題の新スポットからイベント情報などを担当。信条は正確さとわかりやすさ。最近の趣味は日付が変わる時刻のウオーキング。

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