今年も残すところあとわずか。2025年は、子どもたちにとってどんなヒト・モノ・コトが流行した1年だったのだろうか?
LINEヤフーが運営する子ども向けの安全安心なポータルサイト「Yahoo!きっず」はこのほど、2025年に「Yahoo!きっず検索」上で検索されたキーワードのランキング「検索ランキング2025」(以下、本ランキング)と「急上昇ワード」を発表した。
本ランキングでは、子どもたちの関心を映す検索ランキング結果とともに、それぞれの言葉の背景やトレンドの解説も紹介する。
Yahoo!きっず:検索ランキング2025(総合ランキング)
2025年の「総合」ランキングにおいては、1分間でどれだけ多くのポップコーンを召喚できるかに挑戦するタイピングゲーム「Popタイピング」が、昨年に続いて1位になった。
2位には、プログラミング教材の「Scratch」がランクインし、1位の「Popタイピング」、3位の「寿司打」、4位の「タイピング」などタイピング練習に関連するキーワードと合わせて子どものデジタル化への対応意識の高さがうかがえる。
9位には、TikTokなどで流行しているネットミーム「イタリアン・ブレインロット」が初登場した。これは、AIが生成した奇妙なキャラクターに、イタリア語風の名前やリズム感のあるナレーションを付けた動画シリーズで、急速な生成AIの普及が子ども達の検索結果にも影響を与えていることが読み取れる。
ウェブ検索ランキングの傾向
マンガ・アニメ部門では、劇場版の国内興行収入300億円を突破した「鬼滅の刃」が1位に輝いた。
ゲーム部門では、「マインクラフト」「ポケットモンスター」「にゃんこ大戦争」などに加え、「Nintendo Switch 2」がランクインし、次世代ゲーム機への関心の高さが見て取れた。
観光地部門では、「大阪関西万博」が1位にランクインし、公式キャラクターやパビリオン情報などへの関心の高さが検索数にも反映された。また、2位の「ちいかわパーク」は、人気キャラクター「ちいかわ」と連動したテーマ施設で、「リアルな体験」への関心が検索行動にも表れていると読み解くことができる。
画像検索ランキングの傾向
人名部門では、1位に原宿系クリエイター「しなこ」が登場し、昨年1位だったロサンゼルス・ドジャースの「大谷翔平」は引き続き高い関心を集め、2位にランクインした。
歌手部門では、「Mrs. GREEN APPLE」や「Snow Man」「なにわ男子」などの若年層に人気のアーティストが上位にランクインした。テレビ出演や音楽配信、SNSでの話題性が検索行動を後押ししたと考えられる。
キャラクター部門では、ウサギのような耳とギザギザの歯が特徴的なキャラクター「ラブブ」が新たに登場。「ラブブ」は、K-POPアイドルなど著名人のSNS投稿から波及して、子どもたちの検索行動に繋がったと考えられる。
今年の急上昇ワード
今年、検索数が急激に伸び、一定期間継続的に検索された「急上昇ワード」には、歌詞やSNSなどでキャッチーに使われているフレーズ「あーぱつあぱつ」やSNSでも話題のアニメ「ダンダダン」が登場した。そのほか、「ゲーム部門」でランクインした「Nintendo Switch 2」の新作ソフトとして注目を集めた「マリオカート ワールド」も検索数が急上昇した。
※集計期間:2025年1月1日~2025年11月10日
構成/こじへい







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