BMW『220d グラン クーペ』


エンジンルーム
4気筒2Lのディーゼルターボエンジンはフロントに横置きで、前輪を駆動する。エンジンは1500回転からトルクが盛り上がり、豪快さも。

運転席と各種装備
ドライバー正面のメーターパネルとセンターのコントロールパネルが一体化。運転席のほうに緩やかに弧を描くように配置されている。

シートスペース
前席はやや高めの着座位置で視界も良好。後席は2:1:2の3分割で前倒しできる。後席の足元はやや狭く、天井もやや低め。

ラゲージスペース
奥行きは『IS』より100mm短いが、左右幅はフラットで1m以上あり使いやすい。サブトランクは2つ折ボードの下にあり、深さは160mm。

【 ココがポイント!】BMWらしさを追求した「M」仕様
BMWのグループ会社として研究開発を担当するBMW MとBMWモータースポーツが統合され、BMW Mモータースポーツが正式名称になった。主に企画を担当し、生産は行なわない。

【 ココがポイント!】シンプルですっきりした操作計のインターフェース
シフトレバーを廃し、センターのアームレストに操作系を全て収めることで新しさを演出。シフトはR/N/D・S。パドルは左右にあるが左レバーを1秒以上引くとブーストがかかる。
スポーティーさにこだわるなら『IS300』、先進性やデザインを重視するなら『220d』
レクサス『IS300』
爽快感〈19点〉
ノンモーターの2Lのガソリンターボはスムーズ。NAVI-AI-AVSの足回りも踏ん張りが効いたチューニング。
デザイン〈18点〉
かたまり感のあるプロポーション、大きなグリルは個性的。13年前のデザインだが古くさい印象はない。
装備の充実度〈17点〉
シフトレバーなどは時代を感じさせるが先進安全装備は新しい。オーディオのサウンドも時代を感じる。
居住性〈17点〉
前席は左右の狭さも圧迫感もないが、後席は足元の狭さや硬く細かいゴツゴツした振動を感じる。
運転性能〈18点〉
運転をしていてレクサスブランドを体感できる雰囲気づくりは見事。走りも改良するたびに向上している。
【評価点数】89点
BMW『220d グラン クーペ』
爽快感〈19点〉
4000回転まで一気に回るディーゼルターボエンジンや小気味いいハンドリングは楽しい。
デザイン〈18点〉
オーソドックスな4ドアだがインテリアで新しさを演出。変化を狙って斬新さを印象づけたキドニーグリル。
装備の充実度〈19点〉
初めて国内認可を取得したハンズオフ機能やリバースアシスト機能などを搭載、安全面も充実。
居住性〈17点〉
前席から後席の天井をカバーするガラスルーフの下には暑さ除けのシェードがあるが夏の暑さ対策には不十分。
運転性能〈18点〉
直進時もコーナリングの時もFF車らしさを体感できるがこれを運転の楽しさと評価するべきか否か。
【評価点数】91点
文/石川真禧照 撮影/望月浩彦 編集/安田典人
※本記事内に記載されている商品やサービスの価格は2025年10月31日時点のもので変更になる場合があります。ご了承ください。







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