イヤーカフ型イヤホンの選び方の正解は？テックライターがShokzとBoseの携帯性や音質を解説！

耳を塞がずに音楽を楽しめる開放感が魅力のイヤーカフ型イヤホンは、音質だけでなく、装着感や防水・防塵といった使い勝手の性能にも大きな違いがある。シーンに合わせて最適な1台を選びたい。

IT &エレクトロニクス系ライター　山本 敦さん
IoTから音響まで幅広く精通。英・仏語を活かし、海外取材も精力的に行なう。

DIMEデジタル担当　ヨシダ
健康のために運動を始めた。ワークアウト中に音楽を聴けるデバイスを物色中。

〝ながら聴き〟に最適！購入前の視聴がオススメ

ヨシダ　最近、体力が落ちてきちゃって運動を始めたんですが、音楽を聴きながらやりたくて。オープンイヤー型のイヤホンをチェックしているんです。

山本　それならイヤーカフ型はどうでしょう？

ヨシダ　耳に挟んで使うタイプですよね？　運動中に外れないか気になっていて……。

山本　そう感じる方は多いと思いますが、しっかりフィットしてくれるので、激しめの運動でも思ったより外れません。メガネやサングラスに干渉しないのもポイントです。しかも最近は強力な音漏れ防止機能を備えたモデルも登場していて、今まで以上に幅広い環境で使いやすくなっています。

ヨシダ　耳を塞がない構造だから音漏れが心配だったんですが、それはありがたい！　イヤーカフ型イヤホン、興味が出てきました。

山本　それでは、最近発売された2商品を例に、選び方のポイントを見ていきましょう。

ヨシダ　お願いします！

高い防塵・防水性と快適な装着感で屋内外問わず活躍する優等生

山本　まずはShokzの『OpenDots ONE』です。もともと骨伝導型などのオープンイヤー型イヤホンを手掛けてきたメーカーで、そのノウハウが活かされています。

ヨシダ　どういった部分にでしょうか？

山本　まず装着感ですね。重さ以上に軽いつけ心地なのに、ホールド力が高くて外れにくい。長時間の装着やワークアウトでも快適に使えます。

ヨシダ　つけ心地は一番大事！　耳が痛くならないのはいいですね。

山本　加えて、IP54の防塵・防水性能を備えているので、屋外でも安心。さらに音漏れ防止機能も搭載していて、場所や用途を問わず活躍します。

ヨシダ　まさにオールラウンダーなイヤホンですね！

Shokz『OpenDots ONE』

2万7880円

抜群のフィット感で長時間の装着でも快適！左右問わず装着できるのも便利

長時間の装着でも耳が疲れにくく、快適なつけ心地を実現。ダイナミックイヤー検出技術により、左右を気にせず装着できるのも便利だ。

aptX Adaptive対応で開放感と高音質を高水準で両立

山本　続いて『Bose Ultra Open Earbuds』を見ていきましょう。老舗のオーディオブランドらしく、音質面に関する機能が充実しています。特徴的なのが、aptX Adaptiveコーデックに対応している点。最大48‌kHzの高解像度音源を再生できます。

ヨシダ　最近はサブスクでも高音質な音源が増えてきましたもんね。音楽好きには嬉しい機能です。

山本　オープンイヤー型のイヤホンって低音が弱くなりがちなんですが、このモデルは低音もしっかり響きます。ジャズやロックとの相性も抜群ですよ。

ヨシダ　まさに音楽好きにぴったりなイヤホンですね。

山本　ただ、防塵には対応していないので注意が必要です。屋外では街中など軽い使用にとどめておくのがおすすめです。

Bose『Bose Ultra Open Earbuds』

3万9600円

ヒンジ部はシリコン製で装着時の負担を軽減！物理ボタン搭載で操作性◎

幅広で特徴的な形状とシリコン製ヒンジが、耳に優しくフィット。操作は物理ボタン式で、誤操作が起こりにくい。