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洗練されたブラックとホワイトが目を引くタグ・ホイヤーとフラグメントの「カレラ クロノグラフ」コラボモデル

2025.12.07

タグ・ホイヤーと、藤原ヒロシ率いるフラグメントが、再び「タグ・ホイヤー カレラ」コレクションに着目。ミニマルな表現を通じてそのレガシーをさらに洗練させた「タグ・ホイヤー カレラ クロノグラフ x フラグメント リミテッドエディション」を発表した。

タグ・ホイヤーと藤原ヒロシ率いるフラグメントが再びタックを組んだアヴァンギャルドなコラボレーションの新章が始動

2018年以来、クリエイティブな対話を続けるタグ・ホイヤーとフラグメント(fragment design)が再びタッグを組み、第3弾となるコラボレーションモデル「タグ・ホイヤー カレラ クロノグラフ x フラグメント リミテッドエディション」が発表された。

今回、その対話の結晶として、藤原ヒロシらしいデザインコードが息づいたグラスボックスデザインのクロノグラフは、静かな美意識が形となり、モダンで自信に満ちたタイムピースへと再解釈されている。

カルチャーのイノベーターとして世界的にその名を馳せ、ストリートウェアのゴッドファーザーとも称される藤原ヒロシは、自身のブランドであるフラグメントを通じて、単なる影響力以上のもの、つまりコレクターとしての審美眼、デザイナーとしての哲学、そして機械式時計への深い情熱をこのコラボレーションにも反映させた。

両ブランドの関係は、互いへの敬意から基盤に発展してきた。フラグメントは、クリエイティブの世界全体を刺激する直観力を持ち、タグ・ホイヤーは、モーターレーシングと高精度という唯一無二のレガシーを受け継いでいる。

過去2作のコラボレーションウォッチは、発表されるや否や熱狂的な人気を博した。それは、彼の明快な美意識とタグ・ホイヤーのクラフツマンシップが交差し、真のプロダクトとして成立していたからにほかならない。そして今回、第3章となる新作の舞台は再び「タグ・ホイヤー カレラ」に戻る。

今回のコラボレーションウォッチでは、湾曲したフランジ、コントラストが映えるホワイトのアウターフランジ、ブラック・オン・ブラックのダイヤルがその特徴的な構造を形成した。

さらに、1と11の数字をフラグメントのロゴであるアイコニックなサンダーボルトに置き換えたフラグメント仕様の日付ディスクがデザイン引き立てている。

この革新的な解釈により、1960年代の精神を受け継ぎながらも、現代的な素材とプロポーションを採用することで、ダイヤルの明瞭さ、奥行き感、視覚的インパクトを高めた。

2018年のフラグメントとの最初のコラボレーションでは、「タグ・ホイヤー カレラ」が取り上げられ、大胆で無駄を削ぎ落としたデザインが導入。現代の文脈においてこのモデルをどう見せるかが再定義された。

2020年には、このパートナーシップの視点は「タグ・ホイヤー フォーミュラ1」に向けられ、よりグラフィックでハイコントラストなステートメントモデルが誕生した。

いずれのモデルも、藤原ヒロシのデザインの特徴となっているブラック&ホワイトの配色を採用し、瞬く間にコレクターズアイテムとなる。

そして2025年、「タグ・ホイヤー カレラ クロノグラフ x フラグメント リミテッドエディション」によって、コラボレーションは原点である「タグ・ホイヤー カレラ」へと回帰。ただし今回は、グラスボックスデザイン時代のクロノグラフへと進化を遂げた。

コラボレーション第3章で主役を演じるのが、「タグ・ホイヤー カレラ クロノグラフ x フラグメント リミテッドエディション」。

新しい39 mmケースは、グラスボックスを通じて藤原ヒロシの代名詞ともいえるデザインビジョンを再解釈した、印象的なブラック&ホワイトのコントラストで見る人を魅了する。

また、フラグメントのサンダーボルトロゴをはじめとするアイコニックなデザインコードが、ダイヤルにさりげなく組み込まれ、タイムピースに特別なアクセントを加えた。

ステンレススティール製ケースには交互仕上げが施され、ドーム型サファイアクリスタルが、柔らかく光を吸収するブラックオパーリンダイヤルを縁取り、滑らかな視覚的質感を生み出している。

ホワイトの湾曲したフランジが抑制の効いたコントラストをもたらす一方、ダイヤル、サブダイヤル、フランジ上のすべてのマーキングをシルバー仕上げとすることで統一感を保った。

クロノグラフの針にはロジウムコーティングが施され、タキメータースケールもベゼルにライトグレーを採用。これもまた彼のデザインディレクションによるものだ。

ブレスレットは、往年のスタイルを踏襲し、今年初めに復活したタグ・ホイヤーの7連のビーズオブライス ブレスレットを採用。

ただしセンターリンクにはブラックPVDコーティングを施すことで、コントラストを効かせることでブレスレットにも独特の表情を持たせている。

ムーブメントには、約80時間という驚異的なパワーリザーブを実現し、5年間の延長保証も適用される自社製ムーブメントTH20-00を採用した。

そして、フラグメント仕様に仕上げられたムーブメントデザインも、このタイムピースを際立たせる重要な要素だ。

タグ・ホイヤー シールドを象ったローターには、ブラックのグラフィック装飾が施され、藤原ヒロシのビジュアル言語でタグ・ホイヤーのエンブレムを再解釈。

フラグメントのロゴもサファイアクリスタルに直接プリントされ、コラボならではのデザインタッチが加えられた。

性能にこだわり、エンジニアリングを駆使したムーブメント構造は、コラムホイールと垂直クラッチを採用することで、クロノグラフの滑らかな動作を実現し、双方向自動巻き上げ機構により、効率的なエネルギーの流れを約束する。

ケースバックにはその縁に沿って勝利の冠が刻印され、フォーミュラ1(Formula 1) の黄金時代を彷彿とさせる。

ジャック・ホイヤーが才能あふれる優勝ドライバーたちにゴールドのカレラを贈ることで、ドライバーたちがこの時計を幸運のお守りと考えるようになったという伝統に触発された勝利の冠の刻印は、今や成功のシンボルとして認められるまでに至った。

このタイムピースのデザイン理念が反映されたパッケージには、タグ・ホイヤーとフラグメントそれぞれのロゴが目立つように配置され、対照的な黒と白で表現。

タイムピースは洗練されたブラックボックスに収められ、エンボス加工が施されたブラックポーチが付属。あらゆるディテールにエレガンスとブランドのシグネチャーが絶妙に融合している。

「タグ・ホイヤー カレラ クロノグラフ x フラグメント リミテッドエディション」は、スイスのウォッチメイキングと日本のクリエイティブな感性という2つのカルチャーが真摯に向き合うことで生まれた、500本限定シリアル番号入りタイムピースだ。

■藤原ヒロシ氏のコメント

「タグ・ホイヤー カレラを眺めていると、すでにデザインされ、表現される準備が整ったフォルムとストーリーが見えてきます。今回の新作における私の役割は、その構造に耳を傾け、そのバランスを守る決断を下すことでした。

あらゆるディテールに存在意義を証明することを求めました。ですから存在理由のないものは一切加えられていません」

製品概要

タグ・ホイヤー カレラ クロノグラフ x フラグメント リミテッドエディション
CBS221B.BA0045 / 1,303,500円(税込)/ 2025年12月発売
自動巻 / ブラックオパーリンダイヤル / ステンレススティール製ケース / ケース径 39 mm / 100m防水 / ステンレススティール製ブレスレット/ 限定500本

関連情報
https://www.tagheuer.com/CBS221B.BA0045.html

構成/Ara

昭和63年生まれ。最新のトレンドを横断的に紹介するオールラウンド系ライター。編集プロダクションでの書籍制作や、男性向け美容・健康WEBマガジンでのライター経験を経て、現在は最新ファッションアイテムを中心に執筆活動を展開中。

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