ソニーは、フルサイズミラーレス一眼カメラ「α7シリーズ」の第5世代として「α7 V」を発売する。ボディ単体のほか、新型標準ズームレンズ「FE 28-70mm F3.5-5.6 OSS II」を同梱するレンズキットも展開し、発売日はボディ単体が2025年12月16日、レンズキットが2026年春以降で、市場推定価格はボディ単体が420,000円前後、レンズキットが440,000円前後。
なお、「FE 28-70mm F3.5-5.6 OSS II」の発売日は2026年2月13日で、市場推定価格は43,000円前後となる。
進化した部分積層型CMOSイメージセンサーと、AI処理機能を内蔵した新世代の画像処理エンジン「BIONZ XR2」を採用!
「α7 V」は、従来比約4.5倍(※1)の高速読み出しを実現する、有効約3300万画素のフルサイズ部分積層型Exmor RS(エクスモア アールエス) CMOSイメージセンサーを搭載。加えて、最新のα(Alpha)シリーズのAIプロセッシングユニットの性能を画像処理エンジン内に統合したBIONZ XR2(ビオンズ エックスアール ツー)を新たに搭載している。
これらにより、AIによる人物の瞳認識性能が従来比約30%(※2)向上したほか、ブラックアウトフリーでのAF/AE追随の最高約30コマ/秒の連続撮影(※3)を実現し、前機種「α7 IV」を大きく超える表現力と操作性を備える。
■製品特長
・従来比約30%精度が向上(※2)、狙った人物を捉え続ける高いAI認識性能
AIプロセッシングユニットを内蔵するBIONZ XR2の搭載により、「リアルタイム認識AF(オートフォーカス)」に対応。ポートレートや動きのあるシーンでも、姿勢推定技術を用いて人物の瞳や骨格、姿勢を瞬時に認識し捉え続ける。
認識対象は、人物、動物、鳥に加え、昆虫や自動車、電車、飛行機にも対応。また、新たに追加した「オート」モードでは、カメラが対象被写体を自動的に認識可能だ。(※4)
・決定的瞬間を捉える、ブラックアウトフリーでのAF/AE追随の最高30コマ/秒の高速連続撮影
従来比約4.5倍(※1)に読み出し速度を高速化した部分積層型Exmor RS CMOSイメージセンサーと、BIONZ XR2の組み合わせにより、歪みの少ない映像表現を実現。また、動きの激しい被写体でも追随できる最大60回/秒のAF/AE演算と、被写体を表示し続けるブラックアウトフリー撮影により、不規則な動きの被写体に対しても快適で安定した被写体捕捉を可能にしている。
さらに、14bit RAW撮影時においても、AF/AE追随の最高30コマ/秒の高速連続撮影を実現。加えて、最大1秒前までさかのぼって撮影が可能なプリ撮影機能(※5)も搭載しており、動物や野鳥、スポーツなど、動きの予測が難しい被写体でも、決定的な瞬間を捉える。
・有効約3300万画素の高画質と広いダイナミックレンジで幅広い撮影環境に対応する静止画性能
前機種「α7 IV」を超える最大16ストップ(※6)のダイナミックレンジを実現。明暗差の大きいシーンでも、暗い部分から明るい部分まで自然で滑らかな階調で表現する。また、ディープラーニング技術による光源推定を活用したオートホワイトバランス(AWB)を新たに搭載。撮影環境の光源を高精度に自動判別し、適した色合いに調整することで、自然で安定した色再現を可能にする。
・フルサイズ、7Kオーバーサンプリングによる高精細4K 60p動画撮影
フルサイズ画角での7Kオーバーサンプリングによる4K 60p記録(※7)や、Super 35mm(APS-Cサイズ相当)の4K 120p記録(※7)に対応。画素加算のない全画素読み出しにより、細部まで高精細な動画撮影が可能だ。手ブレ補正機能においては、「ダイナミックアクティブモード」を搭載し、手持ちでも滑らかで安定した映像表現を可能にする。
また、AIによる被写体認識により、撮影中の被写体を自動的に最適な構図で捉え続けるオートフレーミング機能を搭載し、安定した構図の動画撮影が可能だ。
・快適・安心の撮影体験を支える高い操作性、持続性、信頼性
堅牢性と軽量化を両立する高耐久マグネシウム合金ボディを採用し、背面には自由なアングルで撮影可能な4軸マルチアングル液晶モニター(3.2型/約210万ドット)を搭載。また、長時間バッテリー駆動(CIPA規格準拠で液晶モニター使用時約750枚、ファインダー使用時約630枚撮影可能)に対応する。
さらに、防塵・防滴にも配慮した設計で、長時間連続録画を可能にする放熱構造も実現。Wi-Fi 6E(2.4/5/6GHz)もサポートし、高速かつ安定したデータ転送(※8)が可能だ。
※1 「α7 IV」との比較において。ソニー内部測定。
※2 「α7 IV」のAIを用いたリアルタイム瞳AFとの、人物の瞳認識性能の比較において。ソニー内部測定。
※3 電子シャッター使用時、ソニー内部測定。撮影条件によっては連続撮影の速度が遅くなる。また、フォーカスモードがAF-Cのときは、装着するレンズによって連続撮影の速度が異なる。
※4 状況によっては意図した被写体を認識できない場合がある。[認識対象]を意図した被写体に設定することで改善する場合がある。
※5 静止画撮影時のみ。
※6 静止画撮影時かつメカシャッター使用時。ソニー内部測定。前機種「α7 IV」は最大15ストップ。
※7 [4K動画画角優先]において[入]選択時。
※8 対応する周波数帯は、国・地域によって異なる。
製品情報
https://www.sony.jp/ichigan/products/ILCE-7M5/
構成/立原尚子







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