トラックは、生活に欠かせないあらゆるモノを運ぶ、社会を支える存在だ。巨大な車体や使い方に合わせて作られたモデルは、そのかっこよさに魅力を感じる人も多いだろう。
一般社団法人神奈川県トラック協会は、そんなトラックの魅力を広く知ってもらうことを目的に、『はたらくトラック総選挙』を開催して、さまざまなシーンで活躍するトラックから”推しの1台”を決めるイベントを開催した。
エントリーされたのは全13種類のトラック。合計4958票が集まり、人気のトラックが決定した。
1位は10tトラック! 2位には6軸中低床トレーラがランクイン!
『はたらくトラック総選挙』は、普段なかなか意識する機会の少ない“はたらくトラック”にスポットを当て、「好き」、「かっこいい」、「頼もしい」、「暮らしに役立っている」など自由な視点で“推しトラック”に投票。
今回の総選挙で栄えある第1位に輝いたのは、投票数997票を獲得した「10tトラック」だった。2位には「6軸中低床トレーラ」、3位には「活魚運搬車」がランクインした。
■第1位:10tトラック(997票)
会社の設立60周年を記念してオーダーメイドされた10tトラック。60歳は人間でいうと還暦の歳なのでボディは赤色。主な輸送物は、建築資材や液体を入れる容器。関東から九州まで数日かけて回ることもあるという。
■第2位:6軸中低床トレーラ(879票)
6個の車軸を持ち、荷台が低く設計されている6軸中低床トレーラ。ペンドルアクスル(12本の油圧シリンダーを利用して、左右の車軸の高さを調整できる機能)によって、悪路や左右で勾配のついた坂も走行できる。
■第3位:活魚運搬車(691票)
生魚を市場や活魚屋へ輸送するトラック。扱う活魚は、カンパチ、ハマチ、ヒラメ、タイなどの魚に加えて、ホタテなどの貝類までさまざま。荷台には6個の水槽を装備し、1台で約1000匹の活魚を運搬できる。
主催者である神奈川県トラック協会は、今回の総選挙について次のようにコメントしている。
「私たちの暮らしを支えるトラック。その魅力をもっと身近に感じていただきたい―その思いから始まったのが、この総選挙です。今回の取り組みを通じて、少しでもトラックへの理解や応援の輪が広がったなら大変うれしく思います。
神奈川県内で実施した調査では、多くの方がトラックを「かっこいい」と感じてくださる一方で、営業用トラックを示す“緑ナンバー”については、まだ十分に知られていないことが分かりました。今後とも「緑ナンバートラック」へのご理解とご声援をよろしくお願いいたします」
幼少期に大きな車体のトラックに憧れた人もいるはずだ。そんな”はたらくトラック”の魅力を、今回の総選挙を通じて再発見してみるのもいいかもしれない。
『はたらくトラック総選挙』実施概要
主催:一般社団法人神奈川県トラック協会
開催期間:2025年8月18日~2025年10月18日
投票方法:特設サイトよりひとり1票の投票制
投票対象:全13種類のトラック車種
https://www.kta.or.jp/toramedi/track-sosenkyo-2025
構成/KUMU







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