誰もが一度は夢見る一攫千金。その願望が叶う可能性を秘めた「宝くじ」について、どれくらいの国民が購入し、また、平均いくらの金額をこの富くじに年間で費やしているのだろうか?
日本宝くじ協会はこのほど、第17回「宝くじ」に関する世論調査の結果を発表した。
同協会では、宝くじに関して、宝くじの購入有無や購入パターンをはじめ、宝くじの種類ごとの購入実態と意識・評価、インターネットを通じた購入実態と意識・評価、宝くじの等級と賞金、くじ券単価に関する意識、収益金の使いみちに関する意識など様々な観点からその実態を把握することを目的に、「宝くじに関する世論調査」を昭和 51 年から 3 年ごとに実施している。
今回の調査では、標本数を前回の 12,590 から約 3,000 増やし、全国 47 都道府県に居住する満18歳以上の男女から無作為に抽出した15,667に対し、今年の4月から5月にかけて調査を行い、
5,875 の有効回収標本数を得た(回収率 37.5%)。
なお、本調査では、母集団となる満 18 歳以上の男女の全人口を令和 6 年 1 月 1 日の住民基本台帳から約 1 億 422 万人と推計し、報告書をまとめている。
宝くじ購入経験率は 80.6%、推計人口約 8,398 万人
宝くじを過去に 1 度でも購入したことのある購入経験者の割合は 80.6%で、そこから推計される購入経験者数は約 8,398 万人となっている。最近1年間に1回以上の購入経験がある「宝くじ人口」は 44.4%で、約 4,628 万人と推計される。
また、最近 1 年間に月1回以上購入した「宝くじファン」は 8.9%で、推計人口にして約 928万人となっている。
宝くじの購入総額の全体平均額は 11,420 円、購入者平均額では 26,780 円
最近 1 年間の購入総額の全体平均額は 11,420 円となっており、前回より 2,920 円減少している。また、購入者平均額では 26,780 円となっており、前回より 4,550円減少している。
最近 1 年間の購入総額の状況は、「1 万円超~3 万円以下」が 11.8%(購入者平均で 26.1%)、「5,000 円超~1 万円以下」が 11.0%(同 23.9%)、「5,000 円以下」が 8.8%(同 18.7%)となっている。
宝くじ公式サイトとインターネットバンキングのいずれかで宝くじが購入できることについて具体的な購入方法や特徴の認知率 37.9%
(1)宝くじ公式サイトを通じて宝くじが購入できることの認知率は 35.7%、(2)インターネットバンキングを通じて宝くじが購入できることの認知率は 19.1%となっている。
(1)(2)いずれかで宝くじが購入できることについて、具体的な購入方法や特徴の認知率は37.9%、また、(1)(2)両方で宝くじが購入できることについて、具体的な購入方法や特徴の認知率は 16.9%となっている。
キャッシュレス決済の導入により、現金のみの取り扱いに比べて、購入回数が上がると思う人が 51.7%
キャッシュレス決済での宝くじ購入意向者のうち、「現金のみの取り扱いに比べて、購入回数が上がると思う」が 51.7%で、次いで「現金のみの取り扱いに比べて、購入金額が増えると思う」が 35.7%となっている。
今後、宝くじの購入意向のある人は 67.8%
今後、宝くじの購入意向のある人は 67.8%となっている。くじ別では、「ジャンボ宝くじ(ドリーム、サマー、年末)」が 52.6%で最も多く、次いで「ジャンボミニ」、「ロト 6」、「スクラッチ」となっている。「ロト 6」、「ロト 7」、「ナンバーズ」などの数字選択式では、「ロト 6」が 14.7%で最も多くなっている。
出典元:一般財団法人 日本宝くじ協会
構成/こじへい







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