数々のヒット商品を紹介しつづけてきた『DIME』は、2026年春に40周年を迎える。そこで2025年11月14日に発売したDIME1月号では「【完全保存版】僕たちを夢中にさせたヒット商品クロニクル」と銘打ち、創刊となった1986年前後を基軸に、時代を彩ったエポックメイキングなモノ&サービスを振り返る特集を展開した。そこから見えてきたのは、ユーザーの「暮らしを便利にしよう」「楽しくしよう」という作り手たちの〝思い〟だった。
本記事はビークル編として80年代から90年代までの傑作モデルをピックアップ、我々の記憶になった〝その思い〟を感じてほしい!
1995 ← 1981
ホンダ『シティ』の登場がバブル到来を予感させた!!
1981年 『マッドネス』のCMで衝(笑)撃のデビュー!

ホンダ『シティ』
トールボーイスタイルを採用して大ヒット。「ターボ」「ターボⅡ」「カブリオレ」も追加し〝遊び心あるクルマ〟と、若者のハートをつかんだ。

折りたたみ式の原付『モトコンポ』を荷室に収納する珍発想!
〈EDITOR’S MEMORIES〉
『Dr.スランプ』の山吹みどり先生の愛車が『シティ』! 鳥山明先生の世界観と、この遊び心あるクルマがマッチしていました!(DIME編集 寺田)
ラジカセ、ザウルス、ゲームボーイ、あの頃夢中になったアイテムが勢揃い!DIME最新号の大特集は「ヒット商品クロニクル」
数々のヒット商品を紹介しつづけてきた『DIME』は、2026年春に40周年を迎えます。そこで今月発売のDIME最新号は「[完全保存版]僕たちを夢中にさせたヒット…
1982年 パリ・ダカールラリーを制覇した大ヒット4駆

三菱自動車『パジェロ』
ジープなど4WD生産に長けた三菱自動車が発売したオフロード車。パリダカ優勝で人気を不動に。
1983年 「ハチロク」の原点に立つ名車が降臨

トヨタ『スプリンタートレノ』
1.6LエンジンにFR駆動の小型スポーツ。『頭文字D』の「藤原とうふ店」社用車として現在も人気。
1987年 アゲアゲの時代に〝あえて〟レトロ顔!

日産自動車『Be-1』
イケイケ日産時代の申し子「パイクカー」第1弾。『パオ』『ラシーン』『フィガロ』などと共に今も人気。
1988年 糸井重里のコピー「くうねるあそぶ」が印象的

日産自動車『セフィーロ』
プロジェクターヘッドランプの顔つきが斬新だったセダン。『もっとあぶない刑事』でタカとユージが駆った!
〈EXPERT’S MEMORIES〉
井上陽水が出演する「みなさぁん、お元気ですか」のCMの台詞が、昭和天皇が崩御された際は、自粛により無音になりました。(自動車ジャーナリスト 石川真禧照さん)

1989年 スキーもサーフもキャンプもこなす多才な一台

スバル『レガシィツーリングワゴン』
完全新設計シャーシにスバル伝統の水平対向エンジンを搭載。使い勝手がよいため、この誕生をきっかけにツーリングワゴンの人気が一気に高まった。
1989年 小型オープン2シータースポーツの代名詞

ユーノス(マツダ)『ロードスター』
発売以来36年の長きにわたって生産されつづける日本の名車。「世界で最も多く生産された2人乗り小型オープンスポーツカー」としてギネスブックに認定されている。
2大ハイトワゴン登場で軽新時代に突入!
1993年 スズキ『ワゴンR』

1995年 ダイハツ『ムーヴ』

「天井を上げて広さを得る」軽自動車らしい新発想から生まれたハイトワゴンの2大ブランド。RVブームやバブル崩壊後の堅実需要で大人気!
1995年 トレンド大賞に輝いた時代の先を行った名車

マツダ『ボンゴ フレンディ』
家族と仲間のためのレジャー基地として誕生。大人2人が寝転べる屋根裏部屋が簡単にできる。
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1989年当時のデート車No.1はベンツだった!!
「自分で運転したいクルマ」のトップが『ポルシェ』、「横に乗りたいクルマ」が『メルセデス・ベンツ』。国産車が多様化する一方で、外車信仰が広まっていたのだ。
1989年1月19日号

近くて遠い’80年代をクルマで振り返れば自分史が見えてくる
「EV一択!」の風向きもいささかやわらぎ、トヨタ式「マルチ・パスウェイ」が再び注目を集めている。そんな現在地点から本誌が創刊された1986年前後の〝楽しすぎたクルマたち〟を振り返ってみました。
’80年代の幕開けはホンダ『シティ』かな。独特な背高のっぽスタイルと斬新なCMで若者層をトリコに。バブル絶頂期にはメルセデスやBMWが「六本木のカローラ」と呼ばれていましたね。また高出力化、高級化を成し遂げた『ソアラ』『レパード』などのハイソカー、3ナンバー専用セダン『シーマ』と好敵手『セルシオ』が大ヒット。とにかくゴージャスで景気のいい、面白い時代でした。
団塊ジュニアが免許を取り大挙してクルマに乗りはじめると『トレノ』『シャレード』「CR-X』といったスポーツカーも多く出ました。ホンダの和製スーパーカー『NSX』は90年、続く91~92年には『ビート』『カプチーノ』『AZ-1』の軽オープン御三家が揃い踏み。バブル崩壊によりいずれも短命でしたが鮮烈な印象を残しましたね。
またこの時期のクルマと世相の関係でいうと、映画『私をスキーに連れてって』に端を発するスキーやアウトドアブームの影響も。『私を~』では『セリカ GT -FOUR』が使われましたが、現実には父親のセダンでスキーに行ってスタック……という笑えないトラブルが頻発。またアウトドアの流行で『パジェロ』のようなRVをはじめ、『レガシィ』『ボルボ』などが重宝されました。
クルマは時代を映す鏡です。『DIME』世代にとっては鮮明な記憶と共にある’80年代もすでに40年も昔。令和的新車のハンドルを握りつつ〝あの頃〟の自分史を振り返るのもまた楽しいですね。

自動車生活探検家
石川真禧照(まきてる)さん
1947年東京都生まれ。暮らしに根差す道具としてのクルマ評価に定評がある。日本自動車ジャーナリスト協会副会長ほか役職多数。現在は本誌で『CAR of the DIME』を連載中。
■ 流行語大賞銅賞にもなった「シーマ現象」
バブルカーの代表格と言えば日産自動車の4ドアセダン『シーマ』(スペイン語で頂上、頂点の意)。3ナンバー『クラウン』を台数で凌駕した伝説の持ち主であり、また「シーマ現象」のワードは流行語大賞の銅賞を受賞した。
■ マツダの〝攻めすぎ!〟5チャンネル体制
ディーラーを増やして販売数を積む戦略のバブル的代表格が、マツダの「5チャンネル体制」。開始から間もなくのバブル崩壊により結果は伴わなかったが、現在に続く名車『マツダ ロードスター』を生む母体となった。
取材・文/前田賢紀 撮影/タナカヨシトモ(人物) イラスト/小島サエキチ 編集/寺田剛治
昭和、平成を彩った歴代のヒット商品を総まとめ!50ページ超の大特集でお届けするDIME1月号
ソニーの初代ウォークマン、パナソニック「ブレンビー」、シャープ「書院」、NEC「PC-9800」シリーズ、ドコモ「ポケットボード」、au「INFOBAR」、シャープ「ザウルス」、アップル「iMac」、理想科学工業「プリントゴッコ」、マルマン「禁煙パイポ」、ナショナル「ジョーバ」、任天堂「バーチャルボーイ」、ホンダ「シティ」などなど、全300商品・サービスをピックアップ!
さらに『ダンシング・ヒーロー』40周年の荻野目洋子さん、ファミコン少年のスター高橋名人、アイドル40周年を迎えた南野陽子さん、元祖平成カリスマギャル安西ひろこさんなどにもインタビュー。デビュー当時のお話や年齢を重ねた今、見えて来たことなどを伺いました!
そのほかにも懐かしのCMやヒット商品に学ぶ〝温故知新〟など、令和の時代に役に立つ情報も満載です!







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