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三菱「パジェロ」の復活はあるか?5代目となる新型を予想してみた

2026.01.02

三菱「パジェロ」は2019年に国内生産を終えましたが、新型開発の噂とSUVブームにより復活への期待が高まっています。5代目パジェロは、トライトンをベースとしたラダーフレームの本格4WDが期待され、ライバルはトヨタランドクルーザー250と想定されます。パワートレインはディーゼルとPHEVの採用、価格は550万円以上、発売時期は2026年末が有力視されています。

三菱「パジェロ」は1982年に登場したSUVです。

そして、2019年4月に700台限定の「FINAL EDITION」が登場。同年8月に生産を終了しました。

しかし、三菱自動車が新たなモデルを開発しているという噂が広がっており、「パジェロ復活か!?」とファンの間での期待が高まっています。

三菱「パジェロ」の復活はあるのか? 歴史と現状を追う

パジェロの復活が噂される理由には、その歴史的なブランド価値、そして絶えない人気があります。

また、初代誕生から45年近い時が過ぎ、ビンテージ復刻の意味も出ています。

そこで、パジェロの歴史と現在価値を探ってみます。

■パジェロ復活の背景

パジェロは、1980年代から1990年代にかけて世界中で人気を博しました。

特に、ダカールラリーでの成功がその名声を高め、オフロード性能の高さが評価されました。

世界一過酷なラリーといわれるダカールラリーに、パジェロは発売翌年の1983年から参戦し、1985年に日本車初の総合優勝を達成。2009年までに26回参戦し、7大会連続を含む通算12回の総合優勝を果たし、走破性と耐久性の高さを実証しました。

しかし、時代の変化とともにSUV市場は多様化し、三菱はパジェロの生産を終了しましたが、近年のSUVブームに伴い、ビッグネームの復活への期待が高まっています。

■パジェロの歴史

それではここで、パジェロの歴史を簡単に振り返ってみましょう。

1982年、初代パジェロ登場

個人ユーザーのレジャーユースなど、四輪駆動車の需要増加に応える形で、1982年(昭和57年)5月にパジェロは発売。メタルトップとキャンパストップの2種類のボディタイプが当初用意されました。

翌1983年3月には5ナンバー車、7月にはロングボディ車、1985年にオートマチック車を追加するなどバリエーションを充実。

1988年にはV6ガソリンエンジン搭載やディーゼルターボエンジンにインタークーラーを装着し、リアサスペンションをリーフ式から3リンク式コイルに変更するなど改良を施し、オフロード性能と乗用車並みの扱いやすさを両立しました。

1991年にフルモデルチェンジで2代目「パジェロ」登場

1991年1月にパジェロはフルモデルチェンジを実施。メタルトップ、ミッドルーフ、キックアップルーフ、Jトップの4つのボディタイプをラインアップしました。

エンジンには、パワーアップされたV6 3.0Lガソリン、2.5Lディーゼルインタークーラーターボを設定。

1993年7月には新たにV6 3.5Lガソリンエンジンと2.8Lディーゼルインタークーラーターボエンジンを追加。1997年5月には、高効率ガソリンエンジン、V6 3.5L GDIを搭載しました。

さらに、1997年9月にダカールラリーのレギュレーションに対応するため「パジェロ エボリューション」が誕生。

3.5L MIVECエンジンを搭載し、ボディの高剛性化と軽量化、オーバーフェンダーによる拡幅と4輪独立サスペンションを採用し、オフロードでの走破性とオンロードでの快適性を両立しました。

1994年、「パジェロミニ」登場

「パジェロ」のRV機能と軽自動車の手軽さ、経済性を合わせたミニRV「パジェロミニ」が1994年12月に発売。

大型断面フレームをビルトインしたモノコック構造の高剛性ボディを採用、1気筒5バルブを採用した4気筒DOHC20バルブ・インタークーラーターボエンジンも設定されました。

1995年、「パジェロジュニア」登場

「パジェロ」は大きいけれど、「パジェロミニ」では物足らないというニーズに応え、1.1Lエンジンを搭載した「パジェロジュニア」が、1995年11月に発売。

軽自動車の「パジェロミニ」をベースに、ブリスターフェンダーや大型バンパーを装着してトレッド拡大や補強を加え、快適性と利便性を追求しています。

1998年、「パジェロイオ」登場

「パジェロジュニア」の後継車の「パジェロイオ」は、軽自動車ベースではなく、新専用シャシーとボディが与えられました。

1998年6月に3ドアを発売。

同年8月には5ドアが追加されました。

1998年、2代目「パジェロミニ」登場

1998年10月、軽自動車が新規格化(全長が3.3mから3.4m、全幅が1.4mから1.48m)されたことを受け、「パジェロミニ」が2代目に進化。

4気筒DOHC20バルブ・インタークーラーターボをスポーティグレードに、新開発4気筒SOHC16バルブ・リーンバーンMVVを標準グレードに搭載し、優れた低燃費を達成しました。

1999年にフルモデルチェンジで3代目「パジェロ」登場

ラダーフレームからビルトインフレーム構造のモノコックボディと進化し、ボディを拡大しながら大幅な軽量化と高剛性化を果たした、3代目「パジェロ」が1999年9月に登場。

エンジンはV6 3.5L GDIに加えて新開発3.2L直噴ディーゼルターボ(DI-D)をラインアップ。

フルタイム4WDとパートタイム4WDの長所を持つ「スーパーセレクト4WD」は、機械式から電動切替式に進化し、操作フィーリングを大幅に向上。

サスペンションはフロントコイルスプリング式ダブルウィッシュボーン、リアマルチリンク式による4輪独立懸架となっています。

2006年にフルモデルチェンジで4代目「パジェロ」登場

初代を彷彿とさせる、パジェロらしい直線基調の力強いスタイリングで原点回帰した4代目「パジェロ」が、2006年10月に登場。

ロングモデルは、全長4900×全幅1875×全高1870mmとサイズも大幅拡大しました。

2019年4月に700台限定の「FINAL EDITION」が登場。同年8月に国内販売向け「パジェロ」の生産を終了しました。

「パジェロ」は、一部地域では「モンテロ」「ショーグン」として世界170以上の国と地域に輸出されていましたが、2021年に生産を終了。

1982年に初代が誕生して以来、累計325万台を生産した「パジェロ」は、39年の歴史に幕を下ろしたのです。

なお、「パジェロ」の血統を受け継ぐSUV「パジェロスポーツ」が、海外専用モデルとして80か国以上で販売されています。

■日本市場におけるパジェロの存在意義

日本市場において、パジェロは単なる車両以上の存在です。

その証として、初代「パジェロ」は2023年度日本自動車殿堂 歴史遺産車に選定されています。

パジェロは日本の自動車文化においても重要な役割を果たしており、ファン層が厚いのです。

最近では、トヨタ「ランドクルーザー」が人気を博すなど、SUVのブランド化が顕著です。

そのため、三菱自動車が誇るビッグネームが復活すれば、多くの支持を得ることが期待されます。

■中古車市場での相場

2019年に国内販売を終了したパジェロ。その中古車価格はどのようになっているのでしょうか?

大手中古車販売サイトで相場を確認してみました。

初代パジェロ

掲載車両は6台。車両本体価格は80万円から259万円となっていました。

最も安かったのは、1984年式のメタルトップワゴン、シルバー、2300ccディーゼルターボ、5MT、走行距離17万2000kmで、車両本体価格は80万円。

最も高かったのは、1990年式のミッドルーフ、7人乗り、ゴールド、2500ccディーゼルターボ、5MT、走行距離7万6000kmで、車両本体価格は259万円でした。

2代目パジェロ

掲載車両は25台。車両本体価格は53万5000円から507万円となっていました。

最も安かったのは、1992年式の2.5 ミッドルーフ XG、クリーム、2500ccディーゼルターボ、5MT、走行距離19万6000kmで、車両本体価格は53万5000円。

最も高かったのは、1998年式の3.5エボリューション、シルバー、3500cc、5AT、走行距離6万4000kmで、車両本体価格は507万円でした。

3代目パジェロ

掲載車両は44台。車両本体価格は49万8000円から235万円となっていました。

最も安かったのは、2006年式の3.0 エクシード、ゴールド、3000cc、4AT、走行距離7万5000kmで、車両本体価格は49万8000円。

最も高かったのは、2006年式の3.0 ZR、シルバー、3000cc、4AT、走行距離1万6000kmで、車両本体価格は235万円でした。

4代目パジェロ

掲載車両は182台。車両本体価格は88万円から477万円となっていました。

最も安かったのは、2007年式の3.0 エクシード、シルバー、3000cc、4AT、走行距離10万kmで、車両本体価格は88万円。

最も高かったのは、2019年式の3.2 FINAL EDITION、パール、3200cc、5AT、走行距離8万kmで、車両本体価格は477万円でした。

新型パジェロの予想

2025年夏に、新型パジェロと目されるテストカーが目撃されるなど、にわかに「パジェロ」復活への期待感が高まっています。

そこで、登場すれば5代目となる新型パジェロについて予想してみました。

■新型パジェロのボディサイズ

4代目パジェロのロングモデルは、全長4900×全幅1875×全高1870mmでした。

5代目は「トライトン」をベースにすることが予測されます。

トライトンのスタンダードモデル「GLS」は全長5320×全幅1865×全高1795mmとなっています。

そして、トライトンをベースとする海外専用モデル「パジェロスポーツ」は、全長4840×全幅1815×全高1835mmです。

パジェロはパジェロスポーツの上位モデルと想定されます。

またパジェロのライバルはトヨタ「ランドクルーザー250」になる可能性が高いです。

ランドクルーザー250は全長4925×全幅1980(1940)×全高1935(1925)mmです。

そこで、パジェロのサイズは全長4900×全幅1900×全高1900mm前後と予測します。

もちろん、日産やルノーとの提携を考えると、両社からプラットフォームの提供を受けることもあり得ます。その場合はサイズの大幅な変更があるかもしれません。

しかし、ランドクルーザー250に対抗するためには、トライトンベースの本格4WDがふさわしいと思われ、ラダーフレームベースとなるのではないでしょうか?

■搭載されるパワートレインの見込み

ランドクルーザー250は、2754ccのディーゼルと2693ccのガソリンの直列4気筒エンジンを搭載します。

一方、トライトンは、2439ccの直列4気筒ディーゼルエンジンを搭載します。

また、三菱自動車の「アウトランダー」には、2359ccのPHEVがあり、パジェロはディーゼルとガソリンPHEVの2タイプが採用される可能性があります。

■新型パジェロの価格と発売時期

パジェロはアウトランダーより上位となる可能性があります。

アウトランダーPHEVのスタンダードモデル「G」が591万300円〜となっており、また、ランドクルーザー250のエントリーモデルが520万円となっていることから、パジェロは550万円前後以上の価格がスタンダード、上位モデルでは700万円超となるかもしれません。

発売時期は2026年末が有力視されています。

新型パジェロでよくある質問【FAQ】

■Q.三菱「パジェロ」はいつ生産を終了しましたか?

A.2019年4月に700台限定の「FINAL EDITION」が登場し、同年8月に国内販売向けの生産を終了しました。全世界向けの生産は2021年に終了しました。

■Q.「パジェロ」復活の噂が広がっている背景は何ですか?

A.近年のSUVブームに伴い、ビッグネームであるパジェロの復活への期待が高まっていることと、三菱自動車が新たなモデルを開発しているという噂があるためです。

■Q.パジェロはモータースポーツでどのような実績を残しましたか?

A.世界一過酷なラリーといわれるダカールラリーに1983年から参戦し、1985年に日本車初の総合優勝を達成しました。2009年までに通算12回の総合優勝を果たしています。

■Q.初代パジェロはいつ発売されましたか?

A.1982年5月に、メタルトップとキャンパストップの2種類のボディタイプで発売されました。

■Q.パジェロの派生モデルにはどのような車種がありますか?

A.「パジェロ」のRV機能と軽自動車の手軽さを合わせた「パジェロミニ」(1994年登場)、1.1Lエンジンを搭載した「パジェロジュニア」(1995年登場)、その後継車である「パジェロイオ」(1998年登場)などがあります。

■Q.4代目パジェロの国内販売向け生産終了時の特別モデルは何ですか?

A.2019年4月に登場した700台限定の「FINAL EDITION」です。

■Q.パジェロの血統を受け継ぐ海外専用モデルはありますか?

A.「パジェロスポーツ」が海外専用モデルとして80か国以上で販売されています。

■Q.新型パジェロ(5代目)のライバルとして予想される車種は何ですか?

A.トヨタの「ランドクルーザー250」になる可能性が高いと予想されています。

■Q.新型パジェロに搭載されるパワートレインとして予想されるのは何ですか?

A.ディーゼルエンジンと、三菱自動車の「アウトランダー」にも採用されているガソリンPHEV(プラグインハイブリッド車)の2タイプが採用される可能性があります。

■Q.新型パジェロの発売時期と価格帯はどのように予想されていますか?

A.発売時期は2026年末が有力視されており、価格はスタンダードモデルで550万円前後以上、上位モデルでは700万円超となるだろうと予想されています。

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※当記事に掲載している価格などのデータは2025年12月時点でのものです。

文/中馬幹弘
ガジェット・MONO・マネー編集/ライター。慶應義塾大学卒業後、野村證券にて勤務。アメリカンカルチャー誌編集長、モノ情報誌編集を歴任。iPhone、iPad登場時よりスマホ実務に携わる

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