ファミリー向け中古マンションの平均価格は過去最高を記録、東京23区でついに1億円超え

東京でマイホームを持つなど夢のまた夢…そう囁かれるほど、東京圏において住宅価格は上昇していると言われている。

では実際のところ、ファミリー向きおよびシングル向き中古マンションと中古一戸建ての価格はどれほど高騰しているのだろうか？

LIFULLはこのほど、東京23区・東京都下・東京都心6区を対象とした「中古マンション・一戸建ての価格動向LIFULL HOME’Sマーケットレポート」を公開した。

本レポートは、不動産・住宅情報サービス「LIFULL HOME’S」で掲載された物件データおよび、ユーザーが不動産会社に問合せた物件（反響物件）データを月次で集計したものだ。

ファミリー向き/中古マンション

ファミリー向き中古マンションの平均掲載価格は、東京23区で1億429万円（前年同月比145.3%）、東京都下で3,516万円（前年同月比109.1%）となり、計測開始以降の過去最高価格を更新した。

東京都心6区（千代田区、港区、中央区、新宿区、渋谷区、文京区）では1億6,940万円（前年同月比147.6%）と特に高い上昇率となっており、東京都内の平均価格上昇を牽引している。

シングル向き/中古マンション

シングル向き中古マンションの平均掲載価格は、東京23区で6,402万円（前年同月比137.8%）、東京都下で2,318万円（前年同月比109.7%）となり、計測開始以降の過去最高価格を更新した。

東京都心6区（千代田区、港区、中央区、新宿区、渋谷区、文京区）では8,544万円（前年同月比145.5%）となり、計測開始以降の過去最高価格を更新した。

中古一戸建て

中古一戸建ての平均掲載価格は、東京23区で9,117万円（前年同月比118.9%）となり、計測開始以降の過去最高価格を更新した。東京都下では3,810万円（前年同月比109.4%）と2023年1月ぶりの3,800万円台となった。

東京都心6区（千代田区、港区、中央区、新宿区、渋谷区、文京区）では1億2,172万円（前年同月比11.1%）となり、計測開始以降の過去最高価格を更新した。

＜集計対象データ＞
・2025年10月にLIFULL HOME’Sで登録・公開された居住用中古区分マンション、居住用中古一戸建て
・シングル向き：ワンルーム、1K、1DK、1LDK、2K
・ファミリー向き：2DK、2LDK、3K、3DK、3LDK～

出典元：LIFULL HOME’S

構成／こじへい