NEXERは、塗り替えショップと共同で、外壁塗装や修繕に関する調査を実施し、その結果を公開した。
過去10年以内に外壁塗装や修繕を行なったことがある人は23.3%!
持ち家に長く快適に住み続けるためには、建物の「外壁メンテナンス」が欠かせない。外壁の劣化は、建物内部の構造や断熱性能にも影響を与える可能性があるため、定期的なチェックが重要だ。
そこで、NEXERは塗り替えショップと共同で、持ち家の一戸建てに住んでいる全国の男女400名を対象に「外壁塗装や修繕」についてのアンケート調査を実施した。
■合計58.7%が、外壁の状態を「チェックしていない」と回答
まず、外壁の状態を定期的にチェックしているかを調査したところ、8.3%が「定期的にチェックしている(年1回以上)」、33%が「たまにチェックする(気になったとき)」と回答し、合計41.3%が外壁の状態をチェックしていることがわかった。
一方で、28.7%は「ほとんどチェックしていない」、30%が「全くチェックしていない」と回答し、約6割の人は外壁の状態をチェックしていない現状であることが判明した。
なお、それぞれの回答理由について聞いたところ、以下のようなコメントがよせられた。
・「定期的にチェックしている(年1回以上)」回答理由
緑苔や黒すみが出てないか確認したり、蜂の巣が出来てないか確認するため。(30代・女性)
壊れている場所があるかもしれないから。(40代・男性)
早めに修理をした方がよいから。(40代・女性)
定期的なメンテナンスが必要。(60代・女性)
家の点検は必ずするようにとメーカーに教えられたので。(60代・男性)
・「たまにチェックする(気になったとき)」回答理由
剥がれる前に気づきたい。(30代・男性)
台風などが起こった後に被害がないか気になるから。(40代・女性)
早めに修理した方が、期間も金額もかからないため。(40代・女性)
近年、大きめの地震が増えたのでヒビが入っていないか確認している。(50代・男性)
劣化状況が気になるから。(60代・男性)
・「ほとんどチェックしていない」回答理由
あまり意識したことがないから。(30代・女性)
費用や手間がかかるので、後回しにしているから。(30代・男性)
どこを見て良いのか分からないから。(40代・女性)
外壁を気にかけることがほとんどないから。(50代・男性)
・「全くチェックしていない」回答理由
面倒だから。(20代・男性)
何をチェックすればいいのか分からない。チェックすべきことをあまり把握していなかった。(30代・女性)
まだ築年数が浅いから。(40代・女性)
壊れていないと思うから。(40代・男性)
あまりチェックする必要はないと思うから。(60代・女性)
■合計71.8%が、外壁の劣化サインについて「知らない」と回答
次に、外壁の劣化サインについて、どの程度知識があるかを調査したところ、39%が「あまり知らない」、32.8%が「まったく知らない」と回答し、7割以上の人が外壁の劣化サインについて知らないことが明らかになった。
さらに、外壁塗装の適切な実施時期は「築10年前後」と言われているが、そのことを知っているか聞いたところ、35.3%が「知っている」と回答し、3人に1人は、外壁塗装の適切な実施時期を知っていることがわかった。
続いて、実際に、過去に外壁塗装や修繕を行なったことがあるかを聞いてみたところ、23.3%が「ある(10年以内に実施)」、17.5%が「ある(10年以上前に実施)」、7.5%が「現在、検討している」、51.7%が「実施していない・予定もない」と回答した。
なお、これらの理由を聞いてみたところ、以下のようなコメントがよせられた。
・「ある(10年以内に実施)」回答理由
家族に提案された。(30代・女性)
全体リフォームをした時に変えました。(40代・女性)
経年劣化。(40代・男性)
各所腐食や、ひび割れなど、支障があったためです。(50代・男性)
家を長持ちさせたいから。(60代・男性)
・「実施していない・予定もない」回答理由
お金がかかるから。(40代・女性)
メーカー定期点検があるから。(40代・男性)
建てたときにロングライフの外壁にしたから。(50代・男性)
最後に、外壁塗装やメンテナンスについて、気になることや心配なことを聞いたところ、以下のような回答がよせられた。
・外壁塗装やメンテナンスについて、気になることや心配なことは?
どこに相談したらよいか分からない。(30代・女性)
どれくらい費用がかかるか心配。(30代・男性)
料金の適正や施工の技術力の高い業者を見つけるのが難しい。(50代・男性)
気になった時にすぐに行いたいが、予算や業者選びなど面倒と感じることもあり、実施するまでに時間を要する。(60代・女性)
まとめ
その結果、外壁の状態を定期的にチェックしている人は8.3%しかおらず、約6割の方がチェックしていないと回答。また、外壁の劣化サインについて知識があるか質問した結果、合計71.8%が「知らない」と回答した。
さらに、過去に外壁塗装や修繕を行なったことがある人は、約4割いたが、10年以内に実施している人は23.3%という結果に。一方で、実施する予定がない方が5割以上いることもわかった。
外壁塗装やメンテナンスをしたくても、価格がわからなくて依頼しにくいと感じている人や、安心して依頼できる業者がわからないと感じている人も多くいるようで、こういった印象が、実施していない要因のひとつといえる。
外壁塗装業者の中には、無料で見積相談ができたり、ホームページ上に工事費込みの価格を記載したりしているところもあるので、まずは安心して依頼できる業者を探してみてはいかがだろう。
【調査概要】
調査手法:インターネットでのアンケート
調査期間:2025年10月23日~10月28日
調査対象者:持ち家の一戸建てに住んでいる全国の男女
有効回答:400サンプル
※原則として小数点以下第2位を四捨五入し表記しているため、合計が100%にならない場合がある。
関連情報
https://nexer.co.jp/
https://glad-nagoya.jp/
構成/立原尚子







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