大震災にパンデミック、サイバー攻撃など何が起きるかわからず現代を生き抜くためには、テストの点数では決して測れない「非認知能力」を鍛えることが重要といわれる。
小学生の子がいる家庭では、日々の関わりの中で我が子の考える力や目標達成能力、社会的に評価され、愛される力などを育みたいものだ。
「非認知能力」が子育てキーワードで急上昇!能力の高い子を育てる親の習慣5選
近年の子育てトレンドキーワード「非認知能力」は、人格や考える力、ビリーフセルフイメージ、コミュニケーション能力、目標達成スキルなど大人になってから特に問われる重…
そろそろ冬休みの計画を立てる時期。非認知能力を育てる専門塾「Five Keys(ファイヴ・キーズ)」の代表 井上顕滋氏に、小学生の冬休みに効果的な過ごし方をアドバイスしてもらった。
小学生の「非認知能力」を育てる必要性
最近、非認知能力という言葉をよく聞くようになった。特に小学生時代から鍛えることが有効だという説が多い。
このような考え方が広がっている背景にはどんなことがあるのだろうか。井上氏は次のように回答する。
【取材協力】
井上 顕滋氏
最先端の心理学、脳科学を融合させることで人それぞれの持つ能力を最大限に引き出す、独自の能力開発メソッドを確立。2011年に日本初の非認知能力専門塾Five Keysを設立。これまで指導した小学生の保護者は5万人を超える。
https://5keys.jp/
「将来の学歴や所得、そして犯罪リスクを左右するのは『非認知能力』だとするエビデンスが世界的に蓄積されてきたことが最も大きいと言えます。
AIやロボティクスなどの汎用技術によって産業構造が大きく変化していく予測困難な時代だからこそ、より重要視されるようになってきたのではないでしょうか。
ノーベル経済学賞を受賞したジェームズ・ヘックマン教授らの就学前教育の縦断追跡研究でも、意欲・自己制御・社会性などの非認知能力を高めたグループは、高校卒業率と成人後の所得が高く、犯罪歴も少ないことが確認されています。
特に就学前から小学生期はこうした土台が形成される時期であることから、意図的に非認知能力を設計して育むことが、もっとも費用対効果の高い教育投資だと認識されるようになってきています」







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