2007 ← 1999
〝飽き〟が早い時代だからこそ『∞プチプチ』は飽きられなかった
1999年 プレステと連動する携帯端末
© Sony Interactive Entertainment Inc. All rights reserved.Design and specications are subject to change without notice.

ソニー・コンピュータエンタテインメント『ポケットステーション』
通称ポケステ。ヒット作『どこでもいっしょ』のプレイに必須だったほか、ゲーム本編で使えるアイテム入手にも活用された。
1999年 なでたり会話したりできるおしゃべりペット
© Hasbro.

ハズブロ『ファービー』
不思議な見た目と、会話やふれ合いを通じて成長する仕組みが多くの人を魅了し、発売から3年間で全世界累計約4000万個が販売された。
1999年 自分だけのコマを作って相手とバトル!
©青木たかお・ベイブレードプロジェクト © TOMY

タカラトミー『ベイブレード』
複数のパーツを組み替えて改造することができ、専用の発射装置で、コマを射出して相手と競う〝現代版ベーゴマ〟。
2003年 集めた甲虫で競い合え!
©SEGA

セガ『甲虫王者ムシキング』
カードを使って甲虫同士を戦わせるアーケードゲーム。必殺技カードを組み合わせてじゃんけん方式で勝負し、子どもたちの間で爆発的にヒットした。
2004年 2画面&タッチ操作で携帯機は新領域へ

任天堂『ニンテンドーDS』
上下2つのゲーム画面に分かれた構造で、下画面はタッチ操作に対応している。女性人気も高く、世界累計1億5402万台を販売した。
2007年 〝やみつき系玩具〟のパイオニア
©BANDAI

バンダイ『∞プチプチ』
気泡緩衝材を潰す時のプチプチとした感触を無限に楽しめる。粒の空気感を生む構造と破裂音の再生で、リアルな感覚を再現した。
※『プチプチ』『∞プチプチ』は川上産業株式会社の商標登録商品です
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36年前の記事から読み取れる『ガンダム』シリーズ成長の軌跡
アニメ『機動戦士ガンダム』放送から10年にあたる1989年までの総売上は、当時のIPビジネスとしては異例の約770億円にのぼった。一方、24年3月期のガンダムシリーズのグループ全体売上高は1457億円。当時の人気だけでなく、IPがその後いかに成長を遂げたかうかがえる内容だ。

1989年9月21日号

2025年7月発売の『DIME 9・10月合併号』では「ガンプラ」45年の歩みとこれからに迫った特集「ガンプラヒット列伝」を掲載。歴代の人気モデルの紹介をはじめ、部品製造のこだわりや初心者向けの楽しみ方まで幅広く取り上げた。付録の〝赤い〟USBリューターも話題を集めた。
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童心に返りたい思いは平成も令和もいっしょ
2010年頃にも、懐かしのおもちゃがデジタル化や精巧化といった現代仕様で再び登場していた。子どもの頃の思い出にもう一度触れたい──そんな大人の気持ちは、いつの時代も変わらない。

2010年10月5日号
面白いおもちゃは何度も繰り返す
晋平 僕世代でいえば、『スーパードンキーコング』のグラフィックの美しさに衝撃を受け、『プレイステーション』でさらに度肝を抜かれましたが、徐々に映像面の驚きは減りました。そんな時に『甲虫王者ムシキング』のプレイ後にカードを1枚もらえる仕組みの斬新さにハッとしました。
今はアナログの良さが見直されています。ただ、新しいものは飽きられるまでが早い。だから〝懐かしいよね〟という復刻キダルトが一番効率がいいんです。
名人 遊びはそのままでデザインは洗練されていますからね。
晋平 それは新商品でも同様で、例えば『∞プチプチ』が持つ〝プチプチする爽快感〟は昔からある感覚。人間の「楽しい」は変わらず繰り返すものだと思っています。
名人 例えば、コマ遊びなら紐を巻いて回せない子どもに大人がちゃんと伝承するじゃないですか。かつて子どもだった大人が〝あの頃〟に戻る瞬間がある。おもちゃも伝承されるものなんですね。
■『Wii』成功の秘訣は「お母さんを味方にしたこと」
2006年に任天堂が発売した『Wii』は、全世界で1億台を超える大ヒットに。「リモコン型コントローラーの親しみやすさと、振るだけで遊べる手軽さでお母さんを取り込めたのが成功の鍵でした」(高橋名人)
令和に蘇る〝あの頃のワクワク〟タイムスリップキダルト
子どもの頃のワクワク感をもう一度──そんなノスタルジーに浸りたい大人の心を満たす過去の名作の復刻版は、〝タイムスリップキダルト〟としても注目を集めている。
1979年 ボールを落とさずゴールまで運べ!
© TOMY

タカラトミー『アスレチックランドゲーム』3850円
ボード手前のボタンをタイミングよく押したり引いたりして、ボールを下に落とさないように8つのアスレチックを突破し、ゴールまで運ぶタイムを競う。
1980年 電卓の液晶上で繰り広げられる防衛戦

CASIO『SL-880』2750円
1980年発売のゲーム電卓『MG-880』が38年ぶりに復活。右から増えながら迫る数字と左の数字を合わせて消していく。
1984年 当時の質感はそのままに可動性などが向上
© TOMY

タカラトミー『ミッシングリンク C-01 コンボイ』1万7380円
『仮想復刻版』シリーズ第1作。外箱やメカデザインは当時を再現しつつ、関節稼働やギミックが追加されより本格的に。
1987年 ブタの鼻から空気を出して羽を飛ばせ!

メガハウス『ブタミントン』4378円
付属のネットでコートを作り、ブタを押して鼻から空気を出し、羽根を飛ばし合う。相手コートに羽根を落とせば得点となる。
1996年 欧米版たまごっちのリバイバル
©BANDAI

バンダイ『Original Tamagotchi』3080円
初代『たまごっち』と『新種発見!!たまごっち』の欧米版をリメイク。アクセサリーにもなる可愛いデザインが目を引く。
忠実再現から現代解釈までその形は様々
過去の名作を現代に蘇らせる復刻版には、当時の製品を忠実に再現したものから、今風にアレンジしたものまで様々。例えば『トランスフォーマー』の復刻版のひとつ『ミッシングリンク C-01 コンボイ』は、パッケージや本体のデザインは当時の質感そのままに、一部機能が追加されるなど、より遊びやすいようにアップデートしている。時代やニーズに応じて、その形を柔軟に変えているのだ。
レトロゲームも現代のプラットフォームで続々復活
©D4Enterprise Co., Ltd.

D4エンタープライズ『プロジェクトEGG』
1980~90年代のレトロPCゲーム1000タイトル以上をWindows上で復刻。サブスクや購入することでプレイできるサービスだ。
©TAITO CORPORATION

タイトー『イーグレットツー ミニ バイオレットカラー』2万1978円
1996年に登場したアーケード筐体を卓上サイズで再現。40タイトルを内蔵し別売ソフトの追加で遊べるゲームが増える。
文/竹村元一郎(本文)、桑元康平=すいのこ(商品キャプション、欄外コラム) 撮影/藤岡雅樹 編集/千葉康永
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※本記事内に記載されている商品やサービスの価格は2025年10月31日時点のもので変更になる場合があります。ご了承ください。







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