数々のヒット商品を紹介しつづけてきた『DIME』は、2026年春に40周年を迎える。そこで2025年11月14日に発売したDIME1月号では「【完全保存版】僕たちを夢中にさせたヒット商品クロニクル」と銘打ち、創刊となった1986年前後を基軸に、時代を彩ったエポックメイキングなモノ&サービスを振り返る特集を展開した。そこから見えてきたのは、ユーザーの「暮らしを便利にしよう」「楽しくしよう」という作り手たちの〝思い〟だった。
本記事はホビー編として70年代から2000年代までの傑作ホビーアイテムをピックアップ、我々の記憶になった〝その思い〟を感じてほしい!
1986 ← 1971 『超合金』って宇宙の物質かも!?
昭和ホビーは一般家庭に夢を与えた
1971年 誰でも憧れの仮面ライダーに!
©石森プロ・東映

ポピー『仮面ライダー 光る 回る 変身ベルト』
初代『仮面ライダー』の変身ベルト「タイフーン」を忠実に再現。中央の風車ダイナモが発光し、実際に回転する仕様になっている。
〈EXPERT’S MEMORIES〉
それまでのヒーローって、大体が宇宙人や人間じゃないんですよ。でも仮面ライダーは人間だった。だから憧れたんです。(ゲームプレゼンター 高橋名人)
1971年 水を入れるだけでふ化する生きた化石

テンヨー『シーモンキー』
「生きた化石」アルテミアを観賞用に改良した品種。水に卵を入れると約1日でふ化し、手軽に飼育できる。〝育てるおもちゃ〟として人気を博した。

「砂に水を入れたら生き返って感動したのを覚えています。夢がありましたね」(高橋名人)
1974年 ロボットの重量感を再現!
※編集部員私物

ポピー『超合金マジンガーZ』
作中の「超合金Zで作られた」という設定をもとに商品化。超合金は鉄より固いから簡単には壊れないって信じていました(笑)」(高橋名人)
1975年 うねうね動く謎の生き物!?

増田屋コーポレーション『モーラー』
勝手に動き回る!? と思いきや、鼻の先にあるテグスを引っ張る仕組み。「ワクワクして買った日の事を今でも覚えています」(高橋晋平さん)
1976年 水流で輪っかを棒に投げ入れろ!

トミー『ウォーターゲーム』
ボタンを押すと、水が詰められたケースの中に水流が発生。その勢いを利用して、輪っかを棒に通して遊ぶ。
画像提供:タカラトミー ※現在は生産終了しています
1978年 社会現象を巻き起こしたアーケードゲーム

タイトー『スペースインベーダー』
画面上方から迫る敵をビーム砲で撃ち落とすシューティングゲーム。「ハード面の制約が奥深いゲーム性に繋がっているのが面白いですよね」(高橋名人)
写真提供:株式会社タイトー
1980年 ゼンマイで走る愛らしいミニカ

タカラ『チョロQ』
車体を床に押しつけながら後ろに引くとゼンマイが巻かれ、離すと前進する。「チョロチョロ走るキュートな車」が名前の由来。
写真提供:タカラトミー ※現在は生産終了しています
1984年 乗り物が精巧なギミックでロボットに変形!
© TOMY

タカラ『トランスフォーマー』
ロボット生命体が題材の変形ロボット玩具。「初めてハマったおもちゃ。乗り物からロボットになるのがクール」(高橋晋平さん)
1986年 コースを走らせて目指せ最速!

タミヤ『レーサーミニ四駆』
コースを走らせてスピードを競い合うタイプのミニ四駆。「600円という当時の子どもが買える価格設定が絶妙でした」(高橋晋平さん)
※写真の『ホットショットJr.』は現在は生産・販売されていません
キン肉マンはプラモじゃなくて「消しゴム」で良かった
名人 1970年の前回の大阪万博のころに、僕は11歳。カラーテレビの普及とともに仮面ライダーが流行しました。生身の人間が改造されて強いヒーローになれる。そんな夢が変身ベルトにありました。「超合金」も万博の数年後の発売で、未来のモノに対する夢が日本にあふれていた時代ですから宇宙から来たすごい金属なのかも? ってワクワクしました。
晋平 その流れで行くと80年代初期にアニメで放送された『ゴールドライタン』と後続の『トランスフォーマー』の変形ロボットのおもちゃが生まれて初めてハマったおもちゃです。
名人 ヒーローでは『機動戦士ガンダム』からプラモデルの『ガンプラ』が流行しました。僕は当時大学生だけど、友達みんな持っていました。あの当時はキン肉マンも人気でしたが、あっちは『キン肉マン消しゴム』。プラモデルじゃなくて消しゴムだから面白い。
晋平 キン肉マンは、やっぱり技をかけて遊びたいですよね。作品をおもちゃとして表現するという意味では、プラモやソフビよりも消しゴムが適している。コレクションにはガンプラ、そこまでお小遣いに余裕がなければキン消し。子どもの数だけおもちゃの遊び方がある「子どもファースト」の時代だったんですね。

ゲームプレゼンター
高橋名人
1959年生まれ。秒間16連射の「高橋名人」としてファミコン文化の象徴的存在に。連射速度測定玩具『シュウォッチ』も発売された。

おもちゃクリエーター
高橋晋平さん
1979年生まれ。株式会社ウサギ代表取締役。2007年、バンダイ社員時代に『∞プチプチ』を開発。著書に『ボードゲームづくり入門』(岩波書店)など。
■ スペースインベーダーはアーケードの革命児
機械仕掛けのゲーム機「エレメカ」がアーケードゲームの主流だった中、『スペースインベーダー』はCPUを搭載し、プログラムで動く画期的なゲームだった。「ビデオゲーム時代の原点といえます」(高橋名人)
■ 家庭用ゲームの歴史はここから始まった
1975年、エポックから国産初のテレビゲーム機『テレビテニス』が発売された。2人対戦専用で、2本のパドルを使い、ラケット代わりのバーを上下左右に動かしてボールを打ち返すゲームだった。
昭和、平成を彩った歴代のヒット商品を総まとめ!50ページ超の大特集でお届けするDIME1月号
ソニーの初代ウォークマン、パナソニック「ブレンビー」、シャープ「書院」、NEC「PC-9800」シリーズ、ドコモ「ポケットボード」、au「INFOBAR」、シャープ「ザウルス」、アップル「iMac」、理想科学工業「プリントゴッコ」、マルマン「禁煙パイポ」、ナショナル「ジョーバ」、任天堂「バーチャルボーイ」、ホンダ「シティ」などなど、全300商品・サービスをピックアップ!
さらに『ダンシング・ヒーロー』40周年の荻野目洋子さん、ファミコン少年のスター高橋名人、アイドル40周年を迎えた南野陽子さん、元祖平成カリスマギャル安西ひろこさんなどにもインタビュー。デビュー当時のお話や年齢を重ねた今、見えて来たことなどを伺いました!
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