国連によれば現在の世界人口は82億人
少子化の問題、出生率低下の問題は日本をはじめとする国家で依然として深刻化しているが、世界人口は今後どうなるのだろうか。
19世紀初頭、世界の人口は10億人に達し、その直後から地球上の人口は飛躍的に増加しはじめ、1925年頃には20億人へと倍増し、その50年後には40億人に達した。そして2022年11月15日、国連は世界人口が80億人に達したと発表した。
国連によると現在の世界の人口は82億人強で、今後の見通しによれば、世界人口は2084年に約103億人でピークを迎え、その後に減少へ転じることが予測されている。
欧州ではすでに人口減少に突入しており、ラテンアメリカは2053年に、アジアは2054年に人口減少に転じる見通しである。
そもそも世界中のすべての人間を数えることは不可能であるため、国連の人口統計は、地球の表面をグリッド状に分割し、国勢調査データを用いて各グリッドに何人住んでいるかを推定することで算出されている。
この方法は概算値ではあるが、これまでは比較的信頼できると考えられていた。
農村部の人口が50%以上過小評価されている
しかし本当に信用できる数字なのだろうか。
フィンランドのアールト大学のヨシアス・ラング=リッター氏の研究チームが今年3月に「Nature Communications」で発表した研究では、国連の推計では農村部の人口が50%以上過小評価されていることを示唆している。
国連の統計は世界人口を数億人、あるいは数十億人ほど過小評価している可能性があるというのだ。つまり世界人口がすでに100億人を超えている可能性もあることになる。
「農村部に居住する実際の人口は、世界人口データが示すよりもはるかに多いことが分かり驚きました。データセットによっては、調査期間中に農村部の人口は53%から84%の間で過小評価されていました」と、ラング=リッター氏はプレス声明で述べている。
「これらのデータセットは数千件の研究で使用され、意思決定を広く支援してきたにもかかわらず、その正確性は体系的に評価されていなかったため、この結果は注目に値します」(ラング=リッター氏)
水資源管理のバックグラウンドを持つラング=リッター氏は、正確には35カ国307件のダム建設プロジェクトから収集された、異なる種類の人口データを検証した。
このデータは1975年から2010年に焦点を当てており、これらの人口集計は「WorldPop」、「GWP」、「GRUMP」、「LandScan」、「GHS-POP」などの組織が算出したほかの人口統計と比較するための重要なデータセットとなった。







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