こんにちは。弁護士の林 孝匡です。宇宙イチわかりやすい法律解説を目指しています。
ホントウにあった不倫裁判を解説します。
ーー 旦那さん、なぜお怒りなんですか?
夫
「探偵にバッチリ証拠をおさえてもらったのに、妻の浮気相手が謎の反論をするんです」
「あなた【人妻と一緒に暮らしています】とSNSに書き込んでますよね」と聞くと…
浮気相手(男)
「あー。あれは当時付き合っていた別の女性が私をあきらめるよう持っていくための作戦だったんです」
ーー 裁判所いかがですか?
裁判所
「シャラップ!」
「慰謝料●万円!」
泥沼不倫裁判の結末をドラマ仕立てでお届けします。
※ 実際の判決を基に構成
※ 判決の本質を損なわないようフランクな会話に変換
※ 争いを一部抜粋して簡略化
登場人物
■ 夫
・42歳くらい
■ 妻
・麗子(仮名)
・37歳くらい
・子ども2人
・結婚13年目で家を出る
■ 妻の不倫相手
・健介(仮名)
・55歳
・独身(離婚歴あり)
別居までの経緯
まずは、夫と妻の出会いから別居までをザッと。
H8 結婚
H9 長女が生まれる
H15 長男が生まれる
妻の言い分によれば、H11ころから「この人、もう無理……」と考えていたようです。
▼ パート先でフォーリンラブ
H19ころ。妻がパートタイムで働きに出たところ、そこで健介に出逢います。「ラブストーリーは突然に」です。
▼ あなた、別れてほしいの
そのおよそ2年後。妻が離婚を切り出します。妻は夫に離婚届を渡しましたが、夫は離婚に応じませんでした。
▼ じゃ!
翌月、妻は子ども2人を連れて家を出ました。マンションを借りて別居スタート。
▼ 探偵に依頼
夫は「妻が浮気しているかも……」と怪しんでいたのでしょう。探偵に依頼します。そして、健介(不倫相手の男性)が妻のマンションに出入りしているところを激写したのです。
夫は、探偵の報告書を証拠として健介に慰謝料請求訴訟を起こしました。







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