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13年ぶりの完全新作「踊る大捜査線 N.E.W.」はどうなる?公開前に復習したいシリーズ完全ガイド

2025.12.26

踊る大捜査線の2026年新作映画が撮影開始。本記事では最新情報に加え、シリーズの全体像と映画8作品の見どころを総まとめする。

2026年に公開予定の『踊る大捜査線 N.E.W.』は、シリーズとして久々の新作となることから、発表直後から大きな注目を集めている。

2025年10月にクランクインしたことが明らかになり、制作陣の再集結や主要キャストの動きなど、少しずつ情報が見え始めてきた。

本記事では、現時点で確認できる撮影状況やキャストの最新情報を踏まえ、秋に予定されている新作公開までに押さえておきたいポイントを紹介する。

2026年公開の新作『踊る大捜査線 N.E.W.』とは

『踊る大捜査線 N.E.W.』公式サイトより引用

2026年公開予定の新作『踊る大捜査線 N.E.W.』は、シリーズのその後を描く完全新作として大きな注目を集めている。

ここでは、撮影開始の様子と現時点で分かっているキャスト情報をまとめ、新作に向けて押さえておくべきポイントを紹介する。

■2025年10月に撮影スタート

すでにティザーが公開されている。

2025年10月、『踊る大捜査線 N.E.W.』がついにクランクインした。シリーズの礎を築いてきた本広克行監督、脚本の君塚良一氏、プロデューサーの亀山千広氏が再びタッグを組んだことで、「本物の“踊る”が戻ってくる」とファンの期待は一気に高まった。

公式サイトによると、撮影初日は、新宿の中心部を舞台に早朝から大規模なロケが組まれ、雨の中で数百名規模のエキストラがスタンバイする緊迫した空気に包まれたという。

天候に左右されやすい都市ロケは中断の可能性もあったが、青島俊作役の織田裕二が姿を見せた直後に雨が弱まり、そのまま走り抜けるシーンが撮影されたとのことだ。

■キャストは続投?新キャラは?現時点の情報

注目を集めているのが、主要キャストの動向だ。特に恩田すみれ役の深津絵里が出演するかは長く噂されてきたが、現段階では物語に直接関わらない可能性が高いとされている。前作で生死が曖昧だったすみれは近年のスピンオフで生存が示唆され、復活への期待が高まっている。

一方で、すみれのような新キャラクターの存在が報じられている。青島を支える女性刑事役として趣里が参加し、11月中旬から本格的に撮影へ合流したことが報じられた。

産後間もないタイミングながら、作品への強い意志で現場に戻ったとされ、青島の新たな相棒として物語にどんな化学反応をもたらすのか期待がかかる。

新作前に押さえておきたい!踊る大捜査線 シリーズの全体像

シリーズを理解するうえで、新作に至るまでの流れを押さえておくことは欠かせない。ドラマの誕生から映画・スピンオフによる拡張、そして目的別の見る順番まで、まずは全体像を把握しておきたい。

■1997年、テレビドラマから始まった国民的警察エンタメ

『踊る大捜査線』は、1997年に放送された連続ドラマを起点に一気に注目を集めた。物語の中心にいるのは、民間企業から転身し、湾岸署に配属された刑事・青島俊作だ。理想と現実のギャップに戸惑いながらも、事件と真っ向から向き合う姿勢が共感を呼んだ。

また、警察内部の縦割り構造や本庁との力関係を描いた点も革新的で、室井慎次をはじめとする個性豊かな面々が物語に厚みを与えた。従来の刑事ドラマの枠を超えたリアルな描写とユーモアの融合は社会現象となり、その後のシリーズ拡大へつながる礎となった。

■映画は4作+スピンオフで世界が拡張

ドラマの成功を受けて製作された劇場版第1作は、公開と同時に社会的ムーブメントへと発展し、100億円を超える興行成績を残した。続く第2作は興行収入173.5億円に到達し、日本映画史に名を残す大ヒットとなった。

シリーズはその後も広がりを見せ、青島と室井を軸にしながら、警察組織の別の側面に迫るスピンオフが次々と展開された。特に室井慎次を主人公とした近年の2部作は、新旧ファンの支持を得てシリーズの世界観を再び加速させた作品だ。

物語の節々に散りばめられたキャラクターの選択や信念が横断的につながり、作品群全体で踊るシリーズの世界観が作られてきた。

■どれから見ればいい?“目的別”おすすめの見る順番

作品数が多いシリーズだけに、どこから手をつければ良いか迷う人も多い。初めて触れる場合は、テレビシリーズを見た後に、公開順にたどるのが理解しやすい王道だ。

一方で、物語の背景を整理しながら追いたい場合は、テレビドラマ→劇場版→スピンオフ作品といった流れが自然だ。

また、新作に備えて最短で押さえるなら、『THE MOVIE』『THE MOVIE 2』『THE FINAL』の3本を見ておけば要点はつかめる。目的に合わせて入口を選べる柔軟さこそ、長く愛されてきた作品群の魅力とも言える。

踊る大捜査線 映画8作品のあらすじとポイント

新作公開に向けてシリーズを振り返るなら、映画8作品の特徴を押さえておくのが近道。それぞれの物語が描くテーマや時代背景を理解しておくと、新作『N.E.W.』がより深く楽しめるだろう。

■踊る大捜査線 THE MOVIE 湾岸署史上最悪の3日間!(1998)

公開年:1998年

興行収入:約101億円

キャスト:織田裕二、深津絵里、柳葉敏郎、いかりや長介、ユースケ・サンタマリアほか

あらすじ:湾岸署内で連続事件が重なり、警視庁副総監誘拐まで発生。組織の縦割りに翻弄されつつも、青島らが膨大な混乱に立ち向かう。

ポイント:テレビシリーズの世界観をそのまま劇場版へ拡張し、スケール感とドラマ性を両立させた原点的作品。複数事件が同時進行する展開は群像劇としての完成度が高く、キャラクター同士の関係性もより鮮明になる。シリーズの土台を形づくった一作と言える。

■踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!(2003)

公開年:2003年

興行収入:173.5億円(実写邦画歴代1位)

キャスト:織田裕二、深津絵里、柳葉敏郎、ユースケ・サンタマリア、いかりや長介、真矢ミキ、小泉孝太郎ほか

あらすじ:女性管理官・沖田のもとに特捜本部が設置され、猟奇的事件の捜査が始まる。現場と上層部の温度差に悩まされながらも、青島は連続事件の真相に迫る。

ポイント:シリーズ最大のヒット作で、青島と本部の対立構図がもっとも明快に描かれた作品。名台詞「レインボーブリッジを封鎖せよ!」に象徴されるように、緊迫とユーモアのバランスが秀逸で、入門編としても最適な一本。

■踊る大捜査線 THE MOVIE3 ヤツらを解放せよ!(2010)

公開年:2010年

興行収入:73.1億円

キャスト:織田裕二、深津絵里、柳葉敏郎、ユースケ・サンタマリア、小栗旬、伊藤淳史ほか

あらすじ:湾岸署の新庁舎移転が目前に迫る中、人質事件が発生。係長となった青島、官房審議官となった室井が、それぞれの責務を背負いながら事件収束に挑む。

ポイント:キャリアを重ねた青島と室井の立場が物語の軸となり、組織で働く者の成長をテーマとして描いた作品。いかりや長介が演じた和久平八郎の遺した「和久ノート」が重要な意味を持ち、シリーズ初期からのファンにとって特別な感慨を呼び起こす存在となっている。

■踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望(2012)

公開年:2012年

興行収入:59.7億円

キャスト:織田裕二、深津絵里、柳葉敏郎、小栗旬、伊藤淳史ほか

あらすじ:国際サミット開催中の湾岸署で誘拐・殺人事件が連鎖し、青島たちは巨大な陰謀に巻き込まれていく。真下の息子誘拐を機に事態は深刻化し、シリーズはクライマックスへ向かう。

ポイント:15年間にわたるシリーズの集大成で、主要キャストが揃うシリーズの節目となる一本。これまで描かれてきた「現場の正義」の行き先に一つの答えを提示し、物語としての完結度が高いのが特徴だ。

■交渉人 真下正義(2005)

公開年:2005年

興行収入:42億円

キャスト:ユースケ・サンタマリア、寺島進、小泉孝太郎、松重豊ほか

あらすじ:地下鉄を舞台にした脅迫事件に警視庁交渉課長・真下正義が挑む。緊迫した交渉と捜査が並行し、都市型サスペンスとして展開していく。

ポイント:シリーズ随一のスピード感が魅力で、真下というキャラクターの能力と弱さがバランスよく描かれている。地下鉄システムを巡る攻防がドラマを引き締め、スピンオフでありながら本編とは異なる方向から「踊る」の世界観を理解できる作品だ。

■容疑者 室井慎次(2005)

公開年:2005年

興行収入:38.3億円

キャスト:柳葉敏郎、田中麗奈、田中圭、八嶋智人、吹越満、佐野史郎、哀川翔ほか

あらすじ:捜査中の事故死をきっかけに責任を問われ、管理官・室井慎次が拘束される。警察内部の政治闘争の中で、室井の信念が試される法廷サスペンス。

ポイント:警察組織の裏側を真正面から描き、本編とは異なる重厚感を持つ作品。室井の孤独や信念が丹念に描写され、シリーズ随一の政治性と心理描写の深さを備えている点が大きな特徴だ。

■室井慎次 敗れざる者(2024)

公開年:2024年

興行収入:18.9億円

キャスト:柳葉敏郎、福本莉子、松下洸平、筧利夫ほか

あらすじ:警察を離れ地方で暮らす室井が、現地で起きた事件と過去に関わった家族の問題に向き合う。加害者・被害者双方を支援する難しさを描く。

ポイント:室井を中心とした物語としては19年ぶりとなる復帰作で、人間の弱さや再生を見つめる静かな力を持った作品。旧シリーズのキャストも参加し、踊るシリーズのその後を補完する位置づけとして重要な一本だ。

■室井慎次 生き続ける者(2024)

公開年:2024年

興行収入:17億円

キャスト:柳葉敏郎、福本莉子、齋藤潤、松下洸平、矢本悠馬ほか

あらすじ:東北で見つかった遺体を発端に、室井は過去の事件と再び向き合うことになる。復職要請がかかる中、かつての仲間との再会や、若者たちの未来が交錯する。

ポイント:前編で提示されたテーマを受け継ぎつつ、室井の生き方に焦点を当てた後編。終盤では青島俊作が登場し、長年続いたシリーズへの橋渡しとして象徴的な意味を持つ。新作『N.E.W.』への期待を高める要素としても機能する。

※情報は万全を期していますが、正確性を保証するものではありません。

文/Ema

Author
30代。都内の大学を卒業後、新卒でホテル業界に就職し、接客・観光業務に従事。現在は観光関連の記事の企画・執筆・取材を中心に活動し、インバウンド向け観光ガイドも行う。ヨガRYT200やローフードマイスターの資格を持ち、心身の健康に配慮したライフスタイルを大切にしている。観光からビジネス、時事、ライフスタイルまで幅広く執筆し、読者に寄り添った実用的で分かりやすい記事を心がけている。最近は愛犬と自然の中で過ごす時間がお気に入り。

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