マイナポータルを利用するメリット
マイナポータルを利用する主なメリットを見ていきましょう。
■行政手続きの手間と時間が削減できる
マイナポータルの最大のメリットは、役所に行く回数と滞在時間を減らせることです。平日の昼間に窓口へ行くのが難しい人にとって、行政手続きは負担になりがちでしたが、マイナポータルを使えば、転出届や児童手当などの手続きを都合の良い時間帯に進められます。
また、マイナポータルでの各種手続きは、スマホやパソコン上で入力内容を保存しながら進められるため、「書き間違えて書き直す」「窓口に何回も確認しに行く」手間も減らせます。
■自分の情報を一元管理できる
マイナポータルにログインすると、税金や年金、医療に関する情報などのデータの確認ができるようになります。自分に関する公的情報がどこに集約されているかが明確になるため、必要なタイミングで正確な情報をすぐに把握でき、手続きをスムーズに進められます。
■確定申告ができる
マイナポータルを利用するメリットのひとつに、確定申告のオンライン化があります。外部サイトの「e-Tax」と連携することで、従来であれば税務署に出向いて行う手続きの電子申請ができます。毎年行う確定申告は手間や時間がかかりがちなため、オンラインでの完結できる点は利用者にとって大きなメリットになるでしょう。
マイナポータルを利用するデメリット

マイナポータルは行政手続きを便利にする一方で、万能ではない点にも注意が必要です。ここでは、デメリットもいくつか紹介します。
■情報漏洩のリスクがある
マイナンバーカードと紐づけて利用するマイナポータルは、重要な個人情報を管理しています。特に税金や医療などの情報をひとつのサービスで確認できる仕組みから、第三者への流出には十分な注意が必要です。
現状のマイナポータルは ID・パスワードだけでログインできない仕組みになっており、マイナンバーカード+暗証番号(もしくはスマホ生体認証)による二要素認証が必要です。ただし、リスクはゼロとは言い切れないため、人の多い場所ではマイナポータルを開かないなど、対策を行いましょう。
■オンラインだけで完結しない手続きも多い
マイナポータルで実施できる行政手続きが複数ありますが、オンラインと窓口の併用が必要な手続きもある点に注意が必要です。例えば、引越しの際の転入届の提出やパスポート申請などです。事前にどこまでオンライン上でできるかを確認し、マイナポータルと窓口での手続きを併用しましょう。
※情報は万全を期していますが、正確性を保証するものではありません。
文/ここね







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