サントリーは、11月22日の「いい夫婦の日」にあわせて、全国の20~50代の夫婦 計1122名(561組)を対象に、「どう?夫婦 いい?夫婦」調査を実施した。
昨今、ドラマや映画では夫婦間の複雑な関係を描く作品が目立ち、SNSでは他者の「理想の生活」の投稿が溢れる一方で、夫婦間の対立や不満といったネガティブな情報も目にしやすくなっている。
また「マウント」という言葉も一般的になり、幸せを発信しづらい風潮もある。このような、夫婦の実態がなかなか掴みづらい時代背景を受け、本調査では、夫婦の呼び名や秘密、喧嘩の仲直り方法、史上最大の危機、SNS相互フォロー率、一番笑ったエピソードなど、リアルな本音と実情を深掘りした。
Q1.あなたたち夫婦を、ひとことで表すと?
初めの質問では、自分たち夫婦をひとことで表現してもらったところ、「腐れ縁」「ボケツッコミ」など、夫婦のキャラクターがうかがえた。
・腐れ縁(神奈川県・44歳男性のパートナー)
・仲が悪いが結束力がある(神奈川県・53歳男性)
・こんなはずじゃなかった(東京都・53歳男性のパートナー)
・ボケツッコミ(大阪府・57歳女性)
・戦友(青森県・35歳男性)
・相方(福島県・38歳女性)
・仲の良い飲み仲間みたいな感じ(大阪府・55歳男性)
Q2.パートナーの呼び名は?
パートナーの呼び名について調査すると、「あーちゃん」「たっくん」など、あだ名で呼ぶ人や、「みさき」「ゆうすけ」など、ストレートに名前で呼ぶ人が目立つ結果に。
自由回答をカテゴリ別に集計したところ、「あだ名(36.8%)」や「名前(22.0%)」で呼び合う人が約6割。また、ママ・お父さんといった、「親の俗称(24.3%)」で呼ぶ人も2割以上いた。
一方で、呼びかける時に使う、「おい」「ねえ」などの言葉でパートナーを呼ぶ人も見受けられる。
Q3.SNSアカウントをフォローし合ってますか?
SNSアカウントをフォローし合っているかについて聞いた質問では、「はい」と回答した人は全体で36.3%と少数派であった。
一方で、回答者自身の結果を年代別に見ると、40代、50代は約2割と少ないのに対し、20代は約7割の人が相互フォローしていることが判明。
Q4. 「この人と夫婦でよかった」と思った瞬間は?
パートナーと夫婦でよかったと思った瞬間について、相手がいたことで心身ともに救われた瞬間や、お互いを補い合えた瞬間、ありふれた日常を一緒に楽しめた瞬間などが多く挙げられた。
・子育てに協力的なところ(神奈川県・40歳女性)
・結婚当初から変わりなく優しい(青森県・58歳女性)
・給料日(北海道・49歳女性)
・笑いのツボが一緒(静岡県・46歳男性のパートナー)
・帰宅したらいる(兵庫県・28歳女性のパートナー)
・ぶちゃいくな寝顔を見て、安心する時(埼玉県・44歳男性)
Q5.あなたから見て、パートナーは何点?
パートナーに点数をつけるとしたら100点満点のうち何点になるか質問したところ、平均点は81.3点。男性は84.7点、女性は77.8点をつけており、男性の方が女性より6.9点高くパートナーを評価していることが分かった。
Q6.パートナーから見て、あなたは何点だと思う?
反対に、パートナーから見た自分が、100点満点中何点だと思うか答えてもらったところ、男性は71.0点、女性は74.0点をつけ、全体の平均点は72.5点であった。
自分の点数よりもパートナーにつける点数の方が8.8点高く、実のところ、夫婦は自分に厳しく、パートナーに優しいことが分かる。
Q7.「夫婦でお酒を飲む時間」はどんな時間?
夫婦でお酒を飲む時間について、「好きではない」「憂鬱」という意見も一部見られたが、夫婦間の大切なコミュニケーションの時間として楽しむ人がほとんどであった。夫婦でお酒を飲む時間は、ひとつ夫婦仲を支えているのかもしれない。
・一番の幸せ(千葉県・44歳男性)
・好きではない(山口県・57歳女性)
・なんとなくいい感じ(東京都・51歳男性)
・仕事の愚痴や日常を話せる時間(大阪府・43歳男性のパートナー)
・唯一の会話の時間(新潟県・53歳男性のパートナー)
Q8.「もしかしたら我が家だけ?」なルールや習慣は?
自分の家庭だけの独自ルールや習慣について尋ねたところ、家事の分担や、一緒にいる時間の楽しみ方など、夫婦仲良くいるための様々な工夫が寄せられた。
・サプライズ企画はしない(東京都・49歳男性)
・ケンカしても挨拶は必ず(愛知県・28歳女性)
・平日の夜は我が家で居酒屋を開店している(愛媛県・36歳女性)
・何かあったら焼鳥パーティー(兵庫県・29歳男性)
・飲みすぎた時と食べすぎた時は500円を貯金箱に入れる(埼玉県・51歳男性のパートナー)
Q9.パートナーの意外な一面は?
パートナーの意外な一面についての質問では、夫婦間ではありのままの自分をさらけ出している様子や、反対に弱点を隠しきれていないことなどが分かるコメントが集まった。
・結構不潔(香川県・48歳女性)
・意外とピュア(東京都・27歳女性のパートナー)
・アニメですぐ泣く(和歌山県・47歳女性)
・スイーツおじさん(東京都・58歳女性)
・踊ったりするのが好き(愛知県・53歳女性)
Q10.パートナーと過ごして知った、自分の意外な一面は?
パートナーと過ごす中で、新たな自分を発見できることもある。自分のどんな一面を知ることができたか、といった質問では、嫉妬深かったり、甘えたり、尽くしたり、様々なタイプと愛情の形が垣間見えた。一人よりも二人の方が、自分らしくいられるようだ。
・尻に敷かれるタイプの人間であること(大分県・53歳男性)
・甘えん坊(神奈川県・26歳女性)
・やきもちやき(神奈川県・40歳女性のパートナー)
・腹黒(東京都・48歳男性のパートナー)
・家が好きになった(秋田県・38歳女性のパートナー)
Q11.夫婦の「座右の銘」は?
夫婦の「座右の銘」を募集したところ、夫婦円満を保つ秘訣が詰まっていた。
・言いたい事は明日言え(京都府・54歳男性)
・連帯責任(千葉県・28歳女性)
・大器晩成(東京都・58歳女性のパートナー)
・ありがとうを忘れない(埼玉県・28歳女性のパートナー)
・相手の幸せが、自分の幸せ(神奈川県・56歳男性)
Q12.「夫婦ふたりだけの秘密」をこっそり教えて?
「夫婦ふたりだけの秘密」には、お金にまつわる話や、過去の苦い思い出、人には恥ずかしくて言えないことなどが挙げられた。
・秘密預金があるようだ(京都府・54歳男性)
・両方バツイチ(岩手県・53歳男性のパートナー)
・子どもには言えないが2人とも野菜が苦手(東京都・27歳女性)
・ペットに赤ちゃん言葉で話しかける(神奈川県・37歳女性)
・手を繋ぐ事です(大阪府・56歳男性)
Q13.夫婦の「一番笑えるエピソード」は?
夫婦で笑顔になったエピソードでは、「同時のおなら(愛知県・39歳女性)」「同じ日に同じ失敗を二人共した(京都府・43歳男性のパートナー)」「ごはんを買って待っていたら同じものを妻が買って帰ってきた(千葉県・49歳男性)」など、夫婦の行動がシンクロした時のエピソードが多く寄せられた。夫婦は、まさに阿吽の呼吸で動いていることが分かる。
Q14.夫婦の「情けない話」を教えて?
一緒に過ごす時間が長い分、お互いの情けない話も積もるもの。エピソードを募ると、「私が体調を崩すと、相手も崩す(北海道・49歳女性)」「お互い人見知りでなかなか店員に話しかけられない(神奈川県・37歳女性のパートナー)」「財布を2人とも忘れた(神奈川県・37歳男性)」など、頼りない失敗談などが寄せられた。
Q15.「夫婦史上最大の危機」は?
「夫婦史上最大の危機」について聞いた質問では、離婚を考えるほどの大きな喧嘩ややらかしにまつわるエピソードが多く集まった。
・夫婦喧嘩して1週間以上話さなかった(愛知県・54歳女性)
・2年間ほとんど会話がなかった(京都府・53歳男性)
・結婚指輪をなくした時(愛知県・29歳女性)
・離婚届を壁に貼られた(神奈川県・40歳女性のパートナー)
・トイレの時間が被る(神奈川県・27歳男性のパートナー)
Q16.夫婦喧嘩をした時の仲直りの方法は?
史上最大の危機を乗り越えてきた夫婦に、夫婦喧嘩をした時の仲直りの方法を聞いた。
・一晩寝る(東京都・34歳男性)
・お酒を飲んで腹を割って話す(和歌山県・27歳男性)
・夫がおいしいパンを買ってくる(宮城県・52歳女性)
・無視しない(福岡県・35歳女性のパートナー)
・焼肉食べ放題(広島県・39歳男性のパートナー)
・納得するまで話し合う(鹿児島県・29歳女性のパートナー)
Q17.夫婦にコンビ名をつけるとしたら?
「夫婦のコンビ名をつけるとしたら」という質問には、二人の関係性や特性が現れた、ユニークなネーミングが寄せられた。
・チームうっかり(東京都・49歳女性)
・ザ同居人(宮城県・52歳女性)
・格差社会(愛知県・53歳女性)
・永久磁石(埼玉県・32歳女性のパートナー)
・地獄(北海道・59歳女性)
・永遠の大学生(和歌山県・27歳女性)
Q18.ずばり「いい夫婦」とは?
「いい夫婦」の条件は人それぞれだが、“お互いの意思を尊重する姿勢があるかどうか“を重視する人が多い傾向が見られた。
・ある程度の距離を保つ(東京都・46歳女性)
・違いを容認できること(東京都・53歳男性)
・互いを疑う必要がない(大阪府・34歳男性)
・相手を傷つけないこと(東京都・27歳女性)
・加点方式の夫婦(東京都・27歳女性のパートナー)
・いま模索中です(宮城県・24歳女性のパートナー)
Q19.自分たちは「いい夫婦」だと思いますか?
「いい夫婦」だと思うかを調査したところ、82.6%が「はい」と答えた。日頃の生活の中では謙遜したり、あえて口にしたりすることが少ないかもしれないが、実は多くの人が密かに「いい夫婦」だと思っていることが判明。
Q20.生まれ変わっても、また夫婦になりたいですか?
続いて、生まれ変わってもまた夫婦になりたいかを調べると、全体の7割以上が「はい(74.6%)」と回答。
男女別にみると、「はい」と回答した人は、男性は79.1%、女性は70.1%と、男性が女性よりも9%高い結果に。しかし、逆に言えば男性の約2割、女性の約3割は「また夫婦になりたくない」と考えていることも明らかになった。
Q21.パートナーにひとこと。
パートナーに贈るメッセージを募ったところ、健康を祈る気持ちや、感謝の気持ちが寄せられた。反対に、感謝を求める声や、パートナーへの不満の声も見受けられる。
・長生きしてね(東京都・49歳女性)
・いつもありがとう(千葉県・48歳男性)
・長生きしたいね(大阪府・25歳女性)
・たまには二人で飲みに行こう(茨城県・58歳男性)
・もっと感謝しろ(神奈川県・42歳女性)
・元気で私を看取ってください(広島県・55歳女性)
・ろくなことない人生ですけど、よろぴこ(三重県・40歳女性のパートナー)
・変わらずにいて下さい(東京都・58歳女性のパートナー)
Q22.今年のいい夫婦の日は土曜日です。どう夫婦で過ごしますか?
2025年の「いい夫婦の日」は11年ぶりに土曜日と、多くの人にとっての休日にあたる。
今年の11月22日(土)の過ごし方について質問すると、普段通りの過ごし方をするという人もいれば、いつもよりも美味しいご飯を食べたり、いいお酒で晩酌をしたりと、プチ贅沢を楽しみたいという人も。また、「結婚記念日でもあるので外食をする」といった人もいた。
・美味しいものを食べてゆっくり過ごしたい(大阪府・43歳女性)
・いつもよりいいお酒とつまみを用意してのんびり晩酌をする(埼玉県・51歳男性)
・特に特別なことはない、普段通り(徳島県・57歳男性)
・早起きしてどこかに出かけられたら良いな(大阪府・51歳女性のパートナー)
・結婚記念日でもあるので外食をする(大阪府・39歳女性)
・少し高級な居酒屋にでも行こうかしら(神奈川県・23歳女性)
・特別何もしないけど、感謝は伝えようと思う(兵庫県・28歳女性のパートナー)
調査概要
調査方法:WEBアンケート調査
調査テーマ:「どう?夫婦 いい?夫婦」調査
調査対象者:全国の既婚者の20~50代男女 計1122名
※調査は、回答者自身(561名)とそのパートナー(561名)の夫婦2人で回答いただき、異性間の夫婦を想定して実施
※夫婦のいずれかが家庭用のお酒を週1回以上飲む人を対象
調査期間:2025年9月24日~29日
調査主体:サントリーホールディングス
調査機関:株式会社ネオマーケティング
関連情報
https://giftstamp.suntory.co.jp/lp.go
構成/Ara







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