「奨学金は借金じゃない」「リボ払いも毎月払えてるから大丈夫」――。そんな“自覚なき借金”を抱えた若者が増えているという。
弁護士法人mamoriはこのほど、若年層の借入状況や金銭管理への意識を明らかにし、現代の“自覚なき債務者”の実像に迫るべく、全国の20~30代の男女550名を対象に「“見えない借金”に関する実態調査」を実施し、その結果を発表した。
約3割が、現在なんらかの借金やローン・奨学金を抱えている
「Q1. 現在、何らかの借金またはローン・奨学金を抱えていますか?」と尋ねたところ、28.2%が「はい」と回答し、約3割が現在なんらかの借金やローン・奨学金を抱えていることがわかった。
「Q2. 借入の内訳で最も比重が大きいものはどれですか?」と尋ねたところ、「奨学金」が12.2%で最多となり、以下「クレジットカード(リボ含む)」が8.5%、「住宅・不動産ローン」が8.0%と続いた。
自分の収入と支出のバランスを正確に把握している人は4人に1人にとどまる
「Q3. 奨学金やローン、リボ払いを『借金』として意識していますか?」と尋ねたところ、「あまり意識していない」が10.7%、「全く意識していない」が31.5%となり、合計42.2%が奨学金やリボ払いを借金だと意識していないとわかった。
「Q4. 自分の毎月の収入と支出のバランスを正確に把握していますか?」と尋ねたところ、「把握している」と回答した人は25.6%となり、自分の収入と支出のバランスを正確に把握している人はわずか4人に1人にとどまった。
「Q5. 借金返済や金銭管理について、専門家(弁護士・FPなど)に相談したいと思ったことがありますか?」と尋ねたところ、「いいえ」が83.6%で大多数を占め、「はい」と回答した人はわずか16.4%にとどまった。
<調査概要>
調査概要:“見えない借金”に対する意識調査
調査期間:2025年10月19日
調査機関:WEBアンケート(設問選択・記述式)
調査対象:日本全国在住の20~30代の男女
調査人数:550人
出典元:弁護士法人mamori
構成/こじへい







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