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水中ソナー通信、eSIMにも対応したファーウェイの高性能スマートウォッチ「HUAWEI WATCH Ultimate 2」

2025.11.24

ファーウェイのスマートウォッチは、ゴルフやトレイルランなど、近年はスポーツ機能に注力している。長らく培ってきた健康管理機能、GPS機能をベースとしながら、特定のスポーツに特化することで、「刺さる人にはめちゃくちゃ刺さる」製品を展開している。

新たに発売された「HUAWEI WATCH Ultimate 2」は、従来の健康管理機能、ゴルフ機能に加えて、ダイビングに関する機能を大幅に強化している。11月18日発売で、価格は14万1680円から。スマートウォッチとしては高価な製品にはなるが、機能面の尖り方は非常に面白い、期待感のある製品だ。

デザイン刷新で水深150mまで耐える堅牢性に

HUAWEI WATCH Ultimate 2では、従来のデザインを刷新し、8角形のケースを採用。ジルコニウムをベースとし、リキッドメタルを本体に使用することで、耐摩耗性、耐腐食性を向上させた。

ベゼル、リアケースはセラミック製、ディスプレイにはサファイアガラスを採用する。スマートウォッチとしてはかなり大型な約1.5インチのディスプレイは、最大約3500ニトの画面輝度と合わせ、直射日光下、水中での視認性にも優れるという。

防水としては、3層フィルム、耐腐食コーティングも施される。約30mの深度まで潜ると、自動防水強化機構が動作し、防水構造を最適化することで、最大150mまでのダイビングが可能になる。

鹿児島で開催されたフリーダイビングの国際大会である「Volcano Cup」では、ファーウェイが協賛し、公式ウォッチとして選手が装着してダイビングを行うなど、本格的なスポーツシーンでも活躍するレベルの高性能となる。

eSIM、水中ソナー通信に対応

HUAWEIWATCH Ultimate 2では、eSIMに対応しているのも1つの特徴だ。スマートフォンなしでの通信、通話にも対応しており、通話品質を高めるAIノイズリダクションも搭載される。ただし、使用できる回線には限りがあるとのこと。4キャリアでいうと、KDDI、ソフトバンクの2社が対応しているとのことだ。

ユニークなのが、水中でもソナーを利用することで通信ができる機能。事前に登録したHUAWEI WATCH Ultimate 2同士が30m以内にいる場合、テキストや絵文字が送受信できるため、水中でもコミュニケーションが取れる。送信するメッセージは、事前に最大64件までカスタマイズしておき、プリセットとして使うこともできる。

緊急時にはSOSメッセージの送信も可能。1台のHUAWEI WATCH Ultimateを中継機とすることで、最大60m先の相手まで緊急自体を知らせることができる。さまざまな事故が想定される水中において、安全面に配慮されていることも、公式大会などで使用される所以だ。

そのほか、従来のゴルフ機能や100種類以上のカスタムワークアウトにも対応。スポーツウォッチとして完成された1台といえるほど、圧倒的な機能性を有する。

強化されたGPSと健康管理機能、最長11日間のバッテリーを搭載

ファーウェイのスマートウォッチにおける強みである各機能も強化されている。GPSにはより強力になったアンテナシステムが採用されており、信号強度は100%向上。山の中などでも、ルート精度は40%、距離精度は40%、ペース精度は30%アップした。

健康管理機能としては、マルチセンシングX-TAPテクノロジーを本体側面に搭載する。心拍数、血中酸素、入眠検知、HRVという各項目の精度が向上しており、指先で触れるだけで、さまざまな計測ができるのが特徴となる。

バッテリーは、標準モードだと4.5日間、節電モードだと最大11日間持続する。ファーウェイのスマートウォッチシリーズ全体を見ると、より長時間駆動する製品もあるものの、バッテリー駆動時間は機能数とのトレードオフの部分もある。最上位モデルながら、最長11日間の駆動時間を確保する両立こそ、HUAWEI WATCH Ultimate 2の魅力といえる。

目の付け所が鋭いファーウェイの最上位スマートウォッチ

先に触れた通り、販売価格は14万1680円と決して安価ではないが、ダイビング、ゴルフといった特定のスポーツに特化した機能を有しているため、一度試したら手放せなくなる人も一定数いるだろう。

近年のスマートウォッチは、Apple WatchやGoogle Pixel Watchに代表されるように、AI機能をいかに盛り込んでいくのかが競争軸になっている。市場の流行を見ると、ファーウェイに物足りなさを覚える人もいるかもしれない。

ファーウェイとしては、日本でスマートフォンを長らく展開できていないのに加え、Google Playストアにアプリを配信できないといった枷を背負う中での製品展開として、ゴルフやダイビングといった、特定のニーズを追求する方向性に進んでいる。

目の付け所がユニークで、他社にない特徴を「これでもか」と盛り込む姿勢には好感が持てる。Android OSでのアプリ配信はないものの、Webからアプリを直接ダウンロードすることは可能なため、iPhone、Androidスマートフォンの両方と接続できるのも強みだ。

最上位モデルでファーウェイのスマートウォッチの方向性を示したことで、今後発売される、より手の届きやすいモデルに、今回の機能、ハードウエアスペックが追加されていくことにも十分期待したい。

取材・文/佐藤文彦

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