スズキは、イタリア・ミラノで開催された2輪ショー「EICMA 2025(ミラノショー)」において、クロスオーバーモデルの新型「SV-7GX」を発表した。2026年より北米・欧州を中心に各国で順次販売を開始するとしている。
ストリートモデルのスポーツ性とアドベンチャーモデルの快適性を融合
この新型「SV-7GX」は、その上位モデルであるスポーティなGSX-S1000GXのコンセプトやアグレッシブなデザインを踏襲し、ストリートモデルのスポーツ性とアドベンチャーモデルの快適性を融合させたクロスオーバーモデル。
SV650シリーズで高い評価を得ているVツインエンジンを採用することで軽快な走行性能を確保しながらも、アップライトなライディングポジションやリヤキャリア、3段階に調整可能なウィンドスクリーン付きハーフカウル、ナックルカバーなどを標準装備し、ツーリングでの快適性を追求した。
さらに、道路状況やライダーの技量に合わせ、エンジンの出力特性を調整できるスズキドライブモードセレクター(SDMS)や、タイヤの空転を検知してエンジン出力を制御するトラクションコントロール、双方向クイックシフトなど、安心で快適なライディングをサポートする電子制御システム「S.I.R.S.(スズキインテリジェントライドシステム)」を搭載。
また、剛性と柔軟性を兼ね備えた軽量なスチール製のトレリスフレームや、スリムでコンパクトなVツインエンジン、疲れにくく足つきの良いシートを組み合わせることで、長距離ツーリングでの快適性と普段の街乗りでの安心感を両立している。加えて、明るさと広い配光を両立した小型プロジェクターライトや17.4Lの燃料タンクを装備し、利便性を高めている。
デザインは、ダイナミックなプロポーションで、スポーツバイクのような流麗でアグレッシブさを表現したスタイリングとなっている。車体色は、スズキのオンロードバイクのイメージカラーのブルー、スタンダードなブラックに加え、ベーシックかつファッション性を兼ね備えたグレージュを加えた3色を設定し、様々なニーズに応えるカラーラインアップとなっている。
■代表取締役社長 鈴木俊宏氏のコメント
「スズキは、『By Your Side』をコーポレートスローガンとし、お客様の生活に寄り添うインフラモビリティを目指しています。クロスオーバーモデルの新型『SV-7GX』は、街中での普段使いから、休日のツーリングまで、そして若い世代の方からベテランのライダーまで、多くのライダーの頼れる相棒として、様々な用途で幅広いお客様に選んでいただける1台です。今後も、2輪事業のさらなる成長を目指し、『By Your Side』でお客様のニーズに応え続けてまいります」
【主要諸元】(欧州仕様)
関連情報:https://www.globalsuzuki.com/motorcycle/smgs/products/2027sv-7gx/
構成/土屋嘉久







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