DIME MAGAZINE
間もなく本格的な冬が到来する。雪景色やウィンタースポーツなどこの時期ならではの絶景・アクティビティを求めて、あるいは、厳しい寒さを避けて温暖な地域でバカンスを楽しむために、旅行へ出掛ける人は多いことだろう。
では今年の冬はどんな旅行先が特に人気なのだろうか？
Airbnb Japanはこのほど、「2025年冬のトラベルトレンド」を発表した。
今冬、最も注目を集める渡航先は「イタリア」
この冬、イタリアの検索数が大幅に増加しており、特にミラノ・コルティナ2026冬季オリンピック開催地域であるトレンティーノ（南チロル）、ロンバルディア、ヴェネトでその勢いが最も顕著だ。
その中でもロンバルディアは、検索数が前年比で3桁増加となり、際立った成長を見せている。オリンピック開催期間中のイタリア旅行に高い関心を持っている旅行者の国・地域はドイツ、カナダ、イタリア国内の旅行者、スイス、アメリカだ。
オリンピック開催地だけでなく、自然の美しい景色にアクセスしやすい都市での滞在もゲストの注目を集めている。美しいビーチや緑豊かなジャングルから、静寂に包まれた森やきらめく湖まで、世界各地の人気エリアが、今冬の冒険好きな旅行者へ文化体験と自然に満ちた多彩な旅の選択肢を提供している。
・オーストラリア、オーストラリア首都特別地域：活気に満ちたシティライフに静かな低木林地帯の景色が程よく混ざり合うオーストラリア首都特別地域では、景色を楽しむハイキング、野生動物との出会い、活気あふれる街の人気スポット訪問など、さまざまなアクティビティを楽しめる。
・チリ、サンティアゴ首都圏：アンデス山脈と沿岸の丘陵地帯に囲まれたサンティアゴ首都圏は、サンティアゴの都会的なエネルギー、ジャンルを超えたさまざまな芸術、そして風光明媚な山岳リゾートに短時間でアクセス可能な便利さで人々を魅了する。
・ドイツ、ゴスラー：雪に覆われたハルツ山脈に囲まれたゴスラーは、おとぎ話のような中世の街並み、素晴らしいユネスコ世界遺産、そして絵のように美しい冬の風景が魅力だ。
・タイ、プラチュアップキリカン：プラチュアップキリカンは、緑豊かな国立公園を散策したり、鮮やかなサンゴ礁でのシュノーケリングをしたり、穏やかなビーチでくのんびり過ごしたりと、より穏やかな時間を楽しめる旅行先だ。
・コスタリカ、サンホセ：緑繁る山々と太陽光が降り注ぐ渓谷に囲まれたサンホセは、活気あふれる街並みと色鮮やかな市場に加え、雲霧林へのアクセスもよく、また伝統的なコーヒーも楽しめるところが魅力だ。
・ブラジル、ゴイアス州：太陽の光が降り注ぐゴイアス州は、緑豊かなサバンナ、素晴らしい滝、神秘的な洞窟、植民地時代の町など、自然を満喫できる場所だ。
・コロンビア、コルドバ：カリブ海の美しさに満ちたコルドバは、魅力的な海岸沿いの街やビーチの探訪、多様な建築物の鑑賞、マングローブの森のハイキングなどで、旅行者を魅了する。
アメリカの冬旅トレンド：穴場のスキーリゾートと日常を離れたビーチタウンでの滞在が人気
この冬は、アメリカでは雪景色を求めて穴場のスキーリゾートを求める旅行者と、太陽の光を求めてビーチリゾートを好む旅行者、主にこの2つの層が人気を集めている。多くの人々の関心は有名な冬の人気スポットを離れ、あまり知られていない旅行先を選んでいる。
冬らしい気候を好む人々は、混雑の少ない小さなスキーリゾートを選び、パークシティ郊外の素朴なブライトン（ユタ州）、マッコール（アイダホ州）といった隠れ家的なゲレンデを満喫するスキー旅行を楽しむ。一方、暖かさを求める人々は、アートやカルチャーに満ちたビーチタウンに多く集まっている。
小さなスキー場から、太陽の光が降り注ぐ水辺の街まで、この冬アメリカで人気の旅行先は次のとおりだ。
（左上から順に）
・バーモント州ドーバー
・ルイジアナ州セントタマニー郡
・ニューハンプシャー州キャンプトン
・ユタ州ブライトン
・アイダホ州マッコール
・ペンシルベニア州チャンピオン
（左上から順に）
・ミシシッピ州ベイセントルイス
・カリフォルニア州ハモサビーチ
・フロリダ州アンナマリア島
・ルイジアナ州ラファイエット
今シーズンは特に、60歳以上の多くの寒い冬の地域を避けたいゲストたちによる長めの宿泊予約が増えており、彼らが選ぶ人気の旅先トップ10はすべてザ・ビレッジズ、フォートマイヤーズビーチ、ベニスなど、フロリダ州内に集中している。
Airbnbによる最近の調査によると、60歳以上の旅行者のほぼ半数がパートナーと一緒に旅行すると回答し、さらには、約4分の1近くがビーチハウスやコンドミニアムを好むという結果が出ており、寒い冬の地域を避けたいゲストたちに選ばれる宿泊先の回答の上位を占めている。
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