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フリマアプリでは「使い切る前に売る」が新常識!?激変する若年層の買い物スタイル

2025.11.21

フリマアプリやオークションサイトが隆盛する今。モノをボロボロまで使い倒すのではなく、ある程度まで使用したら状態が良いうちに出品してキャッシュ化する……という考えの人は多いに違いない。中には、自動車のように「リセールバリュー」を気にして買い物をしているという人もいるのではないだろうか?

NTTドコモの企業内研究所であるモバイル社会研究所はこのほど、全国の15~79歳男女7371名を対象に「ネットフリマ等の利用とリセールバリュー」に関する意識調査を実施し、その結果を発表した。

1. ネットフリマやネットオークションでの購入頻度は若年男性が高く、出品頻度は若年層が高い

10代から70代の男女を対象に、フリマアプリ等を含むネットフリマやネットオークションでの購入頻度と出品頻度を調査した。その結果、ネットフリマやネットオークションで月に1~2回以上購入する人の割合は全体の約1割、年に数回以下の人の割合は約3割となった。

ネットフリマやネットオークションを利用しない、または購入しない人は全体の約6割となっていた。性別では男性のほうが購入する割合が高い傾向がみられた。年代別では20代がもっとも購入割合が高く、約半数がネットフリマやネットオークションで購入していることがわかった。一方、70代のうちネットフリマやネットオークションで購入する人の割合は4人に1人程度となった。

次に出品の頻度を調査した結果、15~79歳の約1割が月に1~2回以上出品し、約2割が年に数回以下の頻度で出品していた。約7割の人は出品をしていないことが明らかとなった。出品については性別による差はみられなかった。年代別では20代がもっとも出品している割合が高く、約4割が出品をしていることがわかった。一方、70代で出品をしているのは約1割となった。

図1. ネットフリマやネットオークションでの購入頻度 [%](性・年代別)
[調査対象:全国・15~79歳・n=7371]

図2. ネットフリマやネットオークションでの出品頻度 [%](性・年代別)
[調査対象:全国・15~79歳・n=7371]

2. 10代~20代の約半数が、買い物の際にリセールバリューを意識

買い物をする際にリセールバリュー(購入した製品を再販する際の価値)を意識しているかどうかを調査した。その結果、15~79歳の約4割がリセールバリューを意識していることが明らかとなった。

性別では男性のほうが意識している割合が若干高かった。年代別では、若いほど意識する割合が高く、10代~20代では約半数がリセールバリューを意識していることがわかった。一方、60代のうちリセールバリューを意識する人は約3割、70代では約2割であり、高年層の人のうちの多くはリセールバリューを意識していなかった。

図3. 買い物をする際のリセールバリューの意識 [%](性・年代別)
[調査対象:全国・15~79歳・n=7371]

3. ネットフリマやネットオークションで出品している人のほうがリセールバリューを意識している

ネットフリマやネットオークションで出品をしているかどうかと、リセールバリューを意識しているかどうかとの関係を分析した。その結果、ネットフリマやネットオークションで出品している人のほうがリセールバリューを意識する割合が高く、出品している人のうち半数以上がリセールバリューを意識していた。一方、出品をしていない人のうち、リセールバリューを意識している割合は約3割となった。

このことから、ネットフリマやネットオークションが普及によって、誰でも手軽に出品できるようになったことが、リセールバリュー意識の高まりにつながっている可能性が示唆される。

図4. ネットフリマやネットオークションでの出品状況とリセールバリューの意識 [%]
[調査対象:全国・15~79歳・n=7371]

<調査概要 ―「2025年 金融とICT調査」―>
調査方法 Web
調査対象 全国・15~79歳男女
有効回答数 7,371
サンプリング QUOTA SAMPLING、性別・年齢(5歳刻み)・都道府県のセグメントで日本の人口分布に比例して割付
調査時期 2025年2月

出典元:NTTドコモ モバイル社会研究所

構成/こじへい

Author
1986年、神奈川県生まれ。ライター歴は15年目で、現在は主にPR、芸能、YouTube関連の記事を執筆しています。

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